2005年08月01日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

そこまでやりますかぁ!?・・・ 「頭がいい人、悪い人の仕事術」


頭がいい人、悪い人の仕事術

ブライアン・トレーシー (著), 片山 奈緒美(翻訳)

前に紹介した、「カエルを食べてしまえ!」のブライアン・トレーシー氏の
新刊です。

この本も薄いなあ・・・。

↑ 写真をクリック!するとamazonのレビューが読めます。
  かなり好評です。

薄い割に章が多いのが、この著者の特徴でしょうか。
今回は10章ありました。

各章の最後に、

 ○○5つの方法とか、○○4つの思考とかが
 書いてあるのですが、この部分が面白いです。

 残念ながら、章によって当たり外れはあります・・・。


それぞれ解説します。

  第1章は、時間を無駄にしないための小ワザ集。実践的です。

 (『』内は引用です)

 『歓迎しない客がオフィスに入ってきたら、すぐに立ち上がろう。

 (中略)

   「やあ、今出かけるところなんだ。そこまでいっしょに行こう」といおう。

   そして、客が去ったあと自席に戻るのだ。               』


  (22ページ2行目より)
 

 そこまでやりますか? 徹底してるなあ。
 確かに、長話しする客につきあうより、ぐるっと一回りしてくる方が
 時間を節約できるかもしれません・・・。

 あなたもやってみます?
 演技に自信が無い人はやめといたほうがいいかも (^_^;)


第2章は、『大事なのは早さじゃないんだよ!は、大まちがい』というタイトルです。

 早さが大事じゃないって言う人は少なくなったのではないかと
 思いますが・・・。

 この章は章末が面白いです。

 (『』内は引用です)

 『とりあえず仕事が早くなる16のアイデア

     (中略)

   アイデア6 
    はじめにあまり重要でない
    仕事の外壁作業から終わらせる

  アイデア7 
    はじめに仕事の核となる
    重要な作業をやり遂げてしまう
 』


  (32ページより)

 これは、まったく正反対の方法として、両方挙げているのです。
 
 どちらか片方を言う人がほとんどの中、
 堂々と両方並べているのがすごいです。


 私もこれらは両方とも正しいと思います。
 どちらのやり方もありだと思います。

 どっちのやり方がハマるかは、その時の状況や、
 自分の気持ちのコンディションによると思います。

 
 ここには、どういう時にどっちのやり方を使えばいいか?
 についての答えは書かれていません。
 ・・・というか、そんなに簡単に言えることではないですよね。

 でも、どっちも正しいって知っておくことは
 重要だと思います。


第3章は夢について。ページも少なく、突っ込みが甘い。

第4章は片付け方について。これも突っ込み不足。
    基礎編として読むのなら良いかも。


第5章は優先順位の付け方、時間管理術的内容です。

 この著者は優先順位の付け方に
 ABCDEで分けることをを推奨しています。

 この部分は、カエルを食べてしまえ!を読んだ人は読まなくてもいいです。

 でも、章末の7つの自問、5つの質問はちょっと面白いです。


第6章は感情とか、セルフイメージに関する章です。

 感情の影響が大きい、っていう『感情カの原理』
 は、単純ですが、ツボにはまりました。

 ○○をやろう!って決めたつもりでも、
 いつの間にか挫折している・・・っていうパターンは
 感情の影響もかなりあると思います。



第7章〜10章は、

・プロジェクト管理における注意点
・問題解決能力
・情報収集力、自己投資について
 (情報整理術的なものはあまりないです。)
・7つの習慣的な自分コントロール術

について書かれています。

私は9章が面白かったですね。

最後に10章から、一文だけ引用します

 (『』内は引用です)

 まちがった仕事についているせいで無駄になるのは
  時間だけではなく、自分の人生である。


 (145ページ8行目より)


・・・こういう状況を、私は人生の塩漬けと呼んでいます (^_^;)
早く、人生の損切りをしないと、ズルズルいきますよ。


価格が下がってしまった塩漬け株が売れない心理というのは、
自分の損が確定するのが恐い、というところから来ていると
思います。

自分が人生の選択に失敗したことを認めるのが恐い・・・
という心理もあるのではないでしょうか?
あなたの周りにも、そういう人いませんか?



ちなみに、この本の章タイトルはすべて、

『○○○!は、大まちがい』

となっています。

ひらがなで「まちがい」を並んでいるのを何度も見ていると、、
ゲシュタルト崩壊を起こしそうになりました・・・。

ゲシュタルト崩壊の意味はこれ ↓
ゲシュタルト崩壊 by Wikipedia


それはともかく、この本は、なかなかの良書です。
本文はサラっと読めますが、章末をじっくり読むのがおすすめです。


本の評価
For フレッシュマン   ☆☆☆
For バリバリ時間管理人 ☆☆

(追記)

 大事なこと書くの忘れてました。
 この本の中に、頭のいい人、悪い人は出てきません・・・

 原題は「Time Power」。
 これを何で「頭がいい人、悪い人の仕事術」という
 タイトルにしてしまうのでしょうか・・・( ̄ヘ ̄;)

 こういう、「マネっこタイトル」「名は体を表さない」って
 やり方はやめてほしいです。ホントに。


 そのうち、「さおだけ屋の仕事術」って翻訳本が
 出そうで恐いなあ・・・(^_^;)

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Posted by 水口和彦 at 23:05│Comments(4)TrackBack(2)

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著者: ブライアン・トレーシー, 片山 奈緒美 タイトル: 頭がいい人、悪い人の仕事術 翻訳ビジネス書ベストセラー『カエルを食べてしまえ!』 の著者、世界のブライアン・トレーシーの最新刊!! と言うことですが、スミマセン存じ上げてませんでした。 この本
頭がいい人、悪い人の仕事術【男40代サラリーマン日記】at 2005年08月15日 18:01
頭がいい人、悪い人の仕事術ブライアン・トレーシー (著), 片山 奈緒美価格:¥1,050(税込)著者は高校を中退し、肉体労働からセールスの職を得た後、ビジネスの世界で成功したおもしろい人物です。時間管理のノウハウが詰まった本です。すぐにできる実践テクニックがまとめ...
成功する仕事術【ビジネス良書選】at 2005年08月20日 11:05
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございます。
ホントにこの本はサラっと読めますよね。
私は、週刊誌(漫画の)を読むくらいにサラっと読めてしまいました。
(追記)に書かれていた、本の題名に関しての内容は私も思っていたことで納得。笑えてしまいました。

Posted by tazio at 2005年08月16日 19:48
コメントありがとうございます。
この本、読んでる間はタイトルを忘れていました。
読み終わって表紙を閉じたときに「・・・あれ?このタイトルって・・・」と思い、タイトルについて書かずにいられませんでした。
共感していただけてうれしいです。
Posted by k_minakuchi at 2005年08月16日 23:10
はじめまして。
ブログにトラックバックいただきありがとうございます。

ビジネス書のタイトルはベストセラーを真似たような題名が多いですね。
最近では、「ワルの〜」「バカの人の〜」「ヤクザの〜」という題名が多いです。

「さおだけ屋の仕事術」とか本当に出てそうで、面白いですね。
Posted by イリ at 2005年08月20日 11:04
コメントありがとうございます。
ホントにタイトルは真似が多いですよね。中身が良い本なのに、真似っぽいタイトルをつけているものもあり、もったいないことするなあ・・・と思ってしまいます。
ワル × 仕事術 ってのもありそう・・・ということで、検索してみました。
『「ちょいワル」たちの仕事の作法』っていう本が出ていました・・・これはちょっと面白そうかも。買ってみようかな・・・。
Posted by k_minakuchi at 2005年08月20日 11:26
 

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