2005年08月13日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

中間管理職必読書!「委任」「権限委譲」について考えるために ・・・ 1分間マネジャーの時間管理


1分間マネジャーの時間管理―部下のモンキーは部下に背負わせろ!
ケネス ブランチャード(著), ハル バローズ(著), ウィリアム,Jr. オンケン(著), 川勝 久(翻訳),浅見 広子(翻訳)


今回は、「委任」「権限委譲」についての本です。


「委任」「権限委譲」は、時間管理について述べた本
のほとんどで取り上げられています。


「7つの習慣」ではデレゲーションと呼び、
ブライアン・トレーシーはABCDE法のDと位置づけています。



  部下に委任したり、権限委譲すれば、
  自分が使える時間が増える。



時間管理の権威にこう言ってもらうと、それだけで
明るい未来が待っているような気がするかもしれません。
 (やや大げさか・・・)


しかし、この「委任」や、「権限委譲」は
実際にやってみるとなかなか難しいものです。


私の経験では、2つの失敗のパターンがありました・・・


パターン1

 仕事を部下に委任する。
       ↓
 仕事が進むにつれ、部下は
 「次に何をすべきか」 聞いてくる。
       ↓
 それが、その場で判断できないことだった場合、
 決定を先送りしてしまう。
       ↓
 自分が仕事に追われていると
 その判断を預かったままの状態になる。
 (いわゆる「ババを握った」状態)
       ↓
 部下は次の指示があるまで何もしない。

 本当に何もしない。考えることもしない。
 ひどい時は催促すらしてくれない (T_T) 
       ↓
 仕事が遅れて、その対応に追われる・・・



パターン2

 仕事を部下に委任する。
       ↓
 仕事を進めてくれているものと思っている。
       ↓
 実は部下が仕事を進めていなかった。
 (理由1:忘れていた)
 (理由2:自分の仕事だと認識していなかった)
       ↓
 ある日、仕事が進んでいないことが発覚する。
       ↓
 仕事が遅れて、その対応に追われる・・・

 中間フォローをしていなかった自分にも負い目があり、
 部下にきつく言うこともできない (T_T)



このように、「委任」「権限委譲」っていうのは
やってみると結構難しいです。

ところが、時間管理についての本で、
この点について深く突っ込んだものはほとんどありません。



そこで、この本が登場するわけです。


この本は、1冊丸々が「委任」「権限委譲」について
書かれていて、読みやすくまとまっています。

時間管理術の中で、この部分を強化したい方に
おすすめします。


ストレスを減らしたい中間管理職の方には
本当に読んでほしいです。



絶版本なので、入手方法を詳しく書いておきます。

 (入手方法)
 この本は1990年に出版された本で、
 現在は絶版になっています。

 絶版本ですが、高値がついているわけでもなく、
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本の評価
For フレッシュマン         ☆
For バリバリ時間管理人     ☆☆
For 中間管理職の方       ☆☆☆


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Posted by 水口和彦 at 14:28│Comments(0)TrackBack(0)

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