2005年08月30日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

時間管理術の7つの嘘 その2 : 80:20の法則に従えば、うまくいくのか? (3)

なぜ仕事の種類によって、80:20の法則が適用できたり、
できなかったりするのでしょうか?


昨日の瓦葺き職人のヒントです。


  普通の職人の16倍の速さで屋根を葺く職人は、
  おそらく存在しないでしょう。

  しかし、普通の職人の16倍の収入を得る職人は
  いるかもしれません。


ここで、私が言いたかったことの1つは、


同じ棟梁から、同じ歩合で報酬をもらう職人の間には、
大きな生産性の差は生じない、ということです。

  これは、やる内容が決まっている仕事では、80:20の法則は
  そのまま適用することはできない。ということを意味します。



では、この職人が16倍の収入を得るためには、何を
すれば良いでしょうか?

  1つは、同じ仕事に対して、高い報酬を支払ってくれる
  棟梁を探すこと。つまり、おいしい仕事を探すことです。

  もう1つは、自分の能力を磨いて、他の職人ができない、
  高いレベルの仕事ができるようになる。ということです。


どちらの場合にしても、「仕事を選ぶ」ということです。

  これは、仕事を選べる環境では、80:20の法則が適用できる
  可能性が高い。ということを意味します。


では、あなたの仕事はどうでしょうか?
選べる仕事ばかりでしょうか?


特に、雇用されて仕事をする人(サラリーマン)の場合は、
「やるべきこと」は、成果が大きかろうが小さかろうが、
やらなければならない。という状況はよくあります。

この場合「重要な20%」に集中すればうまくいく、
とは限らないのです。


これは無視してはいけないことだと思います。
80:20の法則が、すべての場合に適用できるかのように言うのは、
都合のよい幻想をばらまいているだけではないか、と私は考えます。


時間管理の権威たちは、「重要な20%」に集中しろ、と言います。
でも、80:20の法則が適用できない仕事で、それをやっても
うまくいきません。

  なぜ、時間管理の権威たちは、このようなことを
  言うのでしょうか?

  私は2つの理由があると思います。

  1つは、時間管理の権威たちが時間管理を指導する
  メインターゲットにしているのが、エグゼクティブ層
  だからです。

  もう1つは、時間管理の権威たちは、自分が偉くなり
  すぎて庶民の悩みが分からなくなっていること、
  じゃないかな、と思います。

  (私は、自分の経験を踏まえて「庶民の時間管理」を
   目指していきたいと思っていますが・・・。)



ところで、80:20の法則が適用できない場合、どうするのが
効果的なのでしょうか。


私は、「重要でない80%」を「やらない」のではなく、
「どうやって簡単にやれるようにするか」と考えることが
重要だと思います。

「やらない」のではなく、「圧縮」することが重要です。
「圧縮」については、別の機会に述べることにします。


次に考えたいのは、80:20の法則が適用できる場合には、
どうすれば効果的に仕事ができるのか?ということです。

次回は、「スーパー20%から学べること」について
考えてみたいと思います。


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Posted by 水口和彦 at 22:38│Comments(0)TrackBack(0)

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