2006年04月02日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

手帳は、○○と○○をつなぐツール


こんばんは。水口です。

日曜の夜です。
サザエさん症候群にならないでくださいね(^_^;)


今日は、昨日に続いて手帳の話をしたいと思います。


手帳にはいろいろな役割がありますね。

もちろん時間管理のためにも使います。
私の本でも、KKJスタイルの手帳の使い方について
説明しています。

 (余談ですが・・・)
  以前にアップした、K・K・J(カンタン!効果的な!時間管理術)に、
  いろいろ追記したいことが出てきたので、改めてシリーズで書こうと
  思っています。ご期待ください。


そして、手帳の使い方について私が考えていることの中で、
他の人が言っていない、大事なことがあります。

今日はその話をします。


本の中でも少し触れているのですが、
手帳には「つなぐ」役割があると、私は考えているのです。


  手帳は何と何をつないでいるんでしょうか?


それは、




自分なんです。

手帳は、自分と自分をつなぐためのツールなのです。


これだけでは分かりにくいですよね。説明します。


私たちは、常に同じ自分でいるとは限りません。
というと、違和感があるでしょうか?

例えば・・・

  やる気に燃えているときの自分と、
  ちょっとなげやりになりそうなときの自分。

  仕事にはずみがついてがんばっているときの自分と、
  明日は仕事かぁ・・・とちょっとユウウツな自分。

  「やっぱりプライベートを大事にしよう」と思ったときの自分と
  「あと、これを片付けておきたい」と、残業してしまう自分。


同じ自分とは思えない・・・そんなことはないでしょうか?


まず、気分による変化がありますね。

以前に ↓ この記事で書いた、Mモード・Dモードというのもそれです。
時間管理術の7つの嘘 その6 :
価値観・目標にもとづいて行動すればうまくいくのか? (4)



ちょっと私の解釈も入れて言うと、

  Mモード ⇒ ハイになる。調子に乗る。楽観的。自信がある。
        バリバリ仕事する。やる気がある。

  Dモード ⇒ ブルーになる。慎重になる。悲観的。自信を失う。
        淡々と仕事をする。腰が重い。

という感じです。


例えば、1月や4月に「やるぞ!」と奮起して立てた目標のはずが、
すぐに挫折してしまう・・・。

そんなことが起こってしまうのは、目標を立てたときの強いMモードに、
その後のDモードの自分が「ついていけない」と感じるのが、原因の1つ
だと思います。


そして、気分の違い以外にも、私たちは変化しています。

そのときに、アタマの中にどんな心配事や関心事があるかによって、
私たちの判断基準は変わってくるのです。

例えば、職場にいるときは、仕事優先で判断してしまったり、
家にいるときは、プライベート優先で判断してしまう。
そんなことが常に起こっているのです。

「仕事モード」の自分と、「プライベートモード」の自分は、
価値基準が同じとは限らないのです。

ここで、

  仕事モード     → Wモード
  プライベートモード → Pモード

としますね。


もし、自分の「やること」を、一切手帳に書かなかったとしたら・・・

 Wモードの自分は、

  「もっと仕事をやる時間があるはずなのに・・・」

 と無意識に不満に思いますし、

 Pモードの自分は、

  「また残業し過ぎた。もっとやりたいことがあるのに・・・」

 と思ってしまうわけです。


その間をとるのが、手帳というわけです。

自分が何をやりたいか、何をやるつもりなのか、
それを紙の上に書き出すのです。

そして、

 Wモードの自分も、Pモードの自分もそれを書くこと。

 Wモードの自分も、Pモードの自分もそれを見ること。

それが大事なのです。


そうすることで、Wモードの自分に、Pモードの自分の言い分が
伝わりますし、その逆も起こります。

モードの違う自分どうしが、おたがい納得することができるのです。


「手帳は、自分と自分をつなぐツール」というのは、
こういう意味だったんです。

モードの違う自分どうしが、手帳の上で相談している、
そんなイメージでしょうか。


私は、以前は「時間管理」には、何か「押し付けられた感じ」があって
嫌だと思っていました。

そして、そのイメージの悪さは、Wモードの自分だけが優先されていた
せいもあるのかな、と思っているんです。


このブログを読んでいただいている方は、時間管理に関心の高い方が
多いと思います・・・タイトルを見れば、当たり前ですが・・(^_^;)

そういう皆さんに気をつけてほしいのが、Wモード(仕事モード)
だけではなく、Pモード(プライベートモード)の自分も時間管理に
参加させないと、いつか無理が出てくるということなんです。


時間管理は、仕事だけでなく、生き方全体にかかわってくることです。

本当に、Pモードを大事にしてくださいね。


「Pモードか、ちょっとやってみようかな」と思っていただいた方は、
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今は・・・4位か?5位か?
デッドヒート中?です(^_^;)


さて、明日の記事は・・・手帳の話がもう少し続く予定です!



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Posted by 水口和彦 at 17:59│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
久しぶりに出ましたねMモードとDモード(^^

WとP、なんていう軸もあったんですね。
これも面白い考え方ですね(^^
Posted by ダイスケ at 2006年04月02日 23:59
ダイスケさん、こんにちは。

そうですね、Mモード・Dモード
久しぶりに登場しました(^_^;)

WとPという分類の方は、私のオリジナルで今回初めて使ったんです。

自分の思いと、自分の行動っていうのは、なかなかぴったり一致しないのものですけど、
その原因のひとつが「モード」にあると思うんですよ。

そんなわけで、他にどんな「モード」があるかなって、ついつい考えてしまいます(^_^)
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2006年04月03日 12:29
こんにちは。
WモードとPモードの解釈、おもしろいです!納得できました。自分を守るために必要なことですね。
ただ、WもPもやらずに身体も精神も力を抜くときも必要と思います。ぼーっとする..Bモード?はカッコ悪いので余裕のYモード?^^;個人的にぜひ追加してほしいです!
Posted by まるとく at 2006年04月03日 21:48
お、まるとくさん、初コメントありがとうございます!

モードが違う自分を意識しないと、自分の中で矛盾が起こることがありそうな気がして、
「モード」にこだわっております。

Bモードはちょっと・・・(笑
Yモードはいいかも(^_^)

今回は、WとPという分類なんですが、本当はPの中にもいろいろあるはずで・・・
「家族モード」「一人モード」
「趣味モード」「勉強モード」
「安心モード」「野望モード・・・?」

Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2006年04月03日 22:19
 

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