時間管理術と収納術の意外な関係?・・・「出したらしまえない人へ」
おはようございます!水口@時間管理術研究所です。
今日は本の紹介・・・というか、本を読んでいて
気がついたことがあったので、その話です。
私は、時間管理関係の本が出版されたら、必ず目を通すのですが、
それ以外にも注目している分野が、いくつかあります。
その1つが、整理術です。
実は、時間管理の話と共通点があったりして、
そういう目で見ても、面白いんです。
最近、こんな本を読みました。
出したらしまえない人へ―しまおうとするから片づかない
荒井 有里 (著)
著者は、出版社勤務を経てフリーライターになった方です。
収納やインテリア関係で、1000件以上の家庭を取材されたそうです。
この本は、このブログを読んでいただいている方が、期待するような
「仕事」に関係する整理術の本ではありません。
一部そういう話もありますが、主に家庭での整理についての話です。
でも、とても面白いことが書いてありました。
例えば、まえがきはこんな感じです。
(『』内は引用です)
『スッキリ整理された家で気持ちよく過ごしている人は、決してちまちま
した几帳面な収納テクニックなど取り入れていません。むしろ、しまい方
は大ざっぱ、いっそしまわずに出しっぱなし、なんてケースのほうが多い
のです。 (中略)
その点、本書で提案するのは、整理収納に時間をかけず、ストレスを
ためず、それでいて、きれいでおしゃれな部屋になる。
そんなラクする収納法、楽しいインテリアコーディネート術。 』
(5ページ、8行目より)
そして、本文中では・・・
収納名人に指導してもらったけど、その後すぐに挫折してしまった
家庭の話が出てきます。
物の置き場所を細かく定めて、定位置を決める。
置き場所がきちんと決まっていれば、散らからない。
という収納名人の考え方は、一見正しそうに見えますが、
ルールが細か過ぎると、実際にやるのが大変で、続かない。
という例が紹介されています。
ここまで読んでみて、「おや?」と思った方もいるかと思います。
そうです、この著者の整理術に対する主張は、私が時間管理に対して
している主張とちょっと似たところがあるのです。
整理術で陥りがちなワナ
細かく仕切った収納で、物の定位置を細かく定める
(収納名人を見ていると、そうしないとダメだと思ってしまう)
時間管理で陥りがちなワナ
細かく計画を立てることを重視してしまう
(手帳名人を見ていると、そうしないとダメだと思ってしまう)
というところが、似ていますし、それに対する解決策として、
「ストレスをためない方法」を提唱しているのも、私の時間管理と
共通点があるんです。
この著者によると、「収納名人」的な雑誌・テレビの企画は、
見た人が感心するように、あの手この手の収納法を紹介していますが・・・、
実際にそんな手の込んだ収納方法をやれている人はほとんどいないそうです。
同じことが、雑誌などで紹介される、「名人」達の時間管理術や手帳術にも
言えるかもしれませんね。
私は、そういう流れに反発して、時間管理を研究し始めたわけなのですが、
「その最初の志を忘れてはいけないなあ」と、あらためて思いました。
本の話に戻りますが・・・
この本、「収納名人の収納術」的なものにはついていけないなあ・・・
と感じている人には、特におすすめです。
「こういうやり方で良かったんだ!」と目からウロコになるかもしれませんよ。
※ ただし、「仕事場の整理術」的なものは期待しないでください。
家庭の整理術がメインです。
「時間管理で陥りがちなワナ・・・なるほどー。」
と思っていただいた方は、
ぜひ ↓ こいつをクリックしてください!
↑ 3位に上がりました。応援ありがとうございます!
Posted by 水口和彦 at 08:58│Comments(0)│TrackBack(0)
時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.
※ スパムコメントがあまりに多いため「http://」は使用不可の設定にしています。
URLをご紹介頂く場合は「http://」を省くか全角文字を使用して頂けますと
幸いです。
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)