2006年07月09日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「何から始める?」・・・まずは、シンプルな2つのルールから!


こんばんは。水口です。

「知識ゼロからはじめる!時間管理術」 第8回です!

今回も前回に続いて、

 「時間管理は、何から始めればいいの?」

ということについて考えてみたいと思います。


時間管理は、面倒くさそう、複雑そう、というイメージがあるかもしれません。
しかし、時間管理をやらない方が、かえって面倒なことになる場合もあります。

今日は、そんな話です。


さて、「時間管理をやってみようか?」と思った場合は、
まず何から始めたらいいのでしょうか?

私は、まず始めにやるべきことは、「書く」習慣だと考えています。


ここで言う「書く」とは、

 ・時間が決まっている予定

   これは「時間指定タスク」と呼んでいるものです。

 ・期限が決まっている仕事

   これは、いつやるかという時間は明確に決まっていないので、
   「時間流動的タスク」と呼んでいるものです。

これらの「やること」を書いていくことです。


予定や期限をメモするのは、当たり前のように思えますが・・・。

ついついやってしまいがちな、悪いクセもあります。


例えば、あなたはこんなことはしていませんか?

 ・仕事の期限をポストイット(付箋紙)に書いて、貼っておく

 ・同じく、メモ用紙に書いておく

 ・次回の会議日時を、会議資料にメモしてしまう
  (そして、その資料をそのままファイルしてしまう)


これらは、絶対にやめた方がいいです。

こうやって、自分の「やること」の記憶を、あちこちに分散して保管すると、
忘れてしまう危険もありますし、ギリギリに思い出してあわてることもあります。

また、あちこちチェックしなければいけない、心理的な負担もありますし、
先の流れが読めない、ストレスの原因にもなります。

すべて、私は経験済みですから、間違いありません (笑


どんなツールを使うにしろ、「やること」を書くのは、一箇所に集中させるべきです。


 ※ 同じ理由で、手帳と、卓上カレンダーの両方にメモするのも、
    絶対ダメとは言いませんが、あまりおすすめはしません。

    ただ、仕事の内容によっては、カレンダーが使いやすい場合もあります。

    もしカレンダーと手帳を併用するのであれば、毎日(できれば始業時など)、
    カレンダーが強制的に目に入るように、工夫してみてください。


ここで述べた、「やること」のメモを一箇所に集中させることは、時間管理について
述べている人の多くが指摘していますし、私もその通りだと思います。

これは、当たり前のことですが、意外と徹底できていないものです。


そして、もう1つの問題があります。

 ・あとで書こうと思って忘れてしまう

という現象です。

「あれをやらなきゃ」と、せっかく思いついたことも、他の仕事を
やっているうちに、簡単に忘れてしまうものです。

やってみると分かりますが、「あとで書く」を禁止する(その場ですぐ書く)だけで、
かなりアタマがすっきりします。これもおすすめです。


まずは、

 一箇所に書くこと

 「あとで書く」を禁止すること

この2つのルールを、徹底してみませんか?


 KKJ (カンタン!効果的な!時間管理術) や、
 KKJ 2.0 (カンタン!効果的な!時間管理術 実践編) では、
 タスクを2種類に分けて書くことをすすめています。

 ただ、最初はそこまでできなくてもいいですから、
 この2つ ↓ を習慣にしてみましょう。

 一箇所に書くこと
 「あとで書く」を禁止すること

 です。


「 ふーん。ちょっとやってみようかな?」 と思っていただいた方は、
 ぜひ ↓ クリックしてやってください!

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さて次回は、今回の続きをやるつもりなんですが・・・

「時間管理術 第8のウソ」も、そろそろ公開したいなあ、
と思う今日この頃です・・・。



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Posted by 水口和彦 at 22:02│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
「なるほど、やってみようかな」とかなり思いますね。

私はメモを全て、1冊のノートに書き込んでいます。この2つのルールを徹底的に実践するためには、このノートをどこにでも持ち歩き、すぐに何でも書き込めるようにしてみます。
Posted by LAビジネスウォッチャーズ at 2006年07月13日 02:41
こんばんは。水口です。
コメントありがとうございます。

「あとで書く」を禁止すると、仕事の手を止めて、
その場で書かないといけないわけですが・・・

実際やってみると、仕事の手を止めるデメリットよりも、
「もう書いたから忘れてもいい」と、仕事に集中できる
メリットの方が大きいことが感じられると思います。

ぜひ、お試しください!
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2006年07月17日 20:18
 

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