時間管理を投資として考える・・・のついでに
こんにちは。水口です。
今週は、「時間の投資術」 をテーマに書いております。
それに関連する話題に「時間を投資する」 話ではなくて、
「時間のために投資する」 話があります。
時間の使い方について書かれた本で、
「時間は買える」 と言われることがよくあります。
今日はそれに関連した話です。
■ 「時間は買う」 テクニックとは?
そういった文章の中で言われていることは、
・少しお金をかけてでも、自分の移動時間を短くする
(新幹線→飛行機に変える)
・お金をかけて、移動時間を有効に使う
(タクシーを利用して、車内で仕事や電話ができるようにするなど)
・人にお願いすることで、自分の「やること」 を減らす
(ハウスキーパーなど、お金をかけて何かを代行してもらうこと)
・自分の時間を節約するための機械を導入する
(仕事や家事の一部を自動化するための機械を購入する)
といったことが主です。
今回は詳しく解説しませんが、これらはお金の支出と引き換えに、
時間の支出を減らすことに役立ちます。
■ 時間は買えるのか?
こういった「時間買い話」 は、時間の使い方について書かれた
たくさんの本に出てきます。
これは書きやすい話でもありますし、実際こういった方法に
メリットを感じている方が多いということなのでしょう。
一方、この手の話を聞くと、「お金があれば何でもできるよね」 という
反応をする人もいます。
確かに、そう感じる気持ちも分かるのですが・・・、
そこには少し誤解もあるのではないかと思います。
こういった話を書く著者も、本当は「時間は買えない」 ということは
分かっています。当たり前のことですから。
自分が使う時間を短縮することはできたとしても、
何も無いところから時間を生み出すことはできませんよね。いくらお金があっても。
■ 著者たちが本当に言いたかったこと
著者たちが言いたいことは・・・、
・自分が当たり前と思っている時間の使い方を見直すことも必要
・その中で「お金を使う」 という選択肢を最初から否定するのではなく、
それも含めて考えてみるべき
ということではないでしょうか。
色々考えて、工夫してみようということです。
お金を使うことをタブーとするのは良くないけど、
お金を使えばいいというものではないわけです。
■ 「工夫」 の実例
例えば、こんな話を読んだことがあります。
※この話、著者が誰だったかは、忘れてしまいました・・・すみません。
この手のことが書かれている本が、手元に200冊以上あるので (汗
どの本だったか確かめるのをあきらめてしまいました・・・。
それは、移動時間を短くするよりも、移動時間を有効に使おうという話で、
航空機よりも、「こだまグリーン車」 が有効なこともある、という内容でした。
例えば、東京−大阪間を往復するとすれば、
「のぞみ」 で2時間半くらいかかります。
これが「こだま」 だと4時間くらいになります。だいぶ違いますね。
ただ、「こだま」のグリーン車はすいていることが多く、車内で集中して
仕事に取り組め、時間が有効に使えるというのです。
これは、確かに1つの考え方として「あり」ですよね。
私は仕事で栃木県と兵庫県をよく往復していた時期があるので、
いろいろ試してみたことがあります。
特に、東京−大阪間の移動はなかなか微妙な距離です。
結局、「こだま」の利用は、スケジュール的に厳しいところがあり、
何度か試してやめました。片道4時間確保できないことが多かったんです。
(日帰りで移動することもあるくらいで・・・、時間的に厳しかったですね。)
しかし、この距離では航空機がいいとは限らないことは、よく分かりました。
車内で仕事をすることを前提とするなら、新幹線の方が集中できる条件が
整っているので、結果として時間を有効に使えることが多いのです。
また、混んでいないという事情も含めて、確かにグリーン車がベストです。
当時の私は、グリーン車分の料金を自分で払ってでも、
グリーンを使う選択を取ったくらいです。
※ そこでやっていた「仕事」 というのは、当時の勤務先の仕事だけではなく、
現在の仕事につながるアイディアをまとめたりする作業もしていました。
ですから、自腹を切るのも変な話ではありません。
「グリーン車」 というと、また「お金を使う」 ことにつながってしまいますが、
大事なのは、お金を使うことではなく、よく考え、工夫することです。
■ 私の考えは・・・
現在、私自身は「時間を買う」 とは考えないようにしています。
もちろん、時間を有効に使うために使うお金もありますし、
それを「時間を買う」 と称してもいいとは思います。
しかし、「時間は買えないもの」 「お金以上に大事にするべきもの」 と
いうのが基本だと思うようになりました。
そのためには、考えたり、工夫したりすることもあります。
お金を使うという選択肢を取ることもあります。
しかし、それはあくまでも自分の時間を大事にするための手段であり、
時間を買っているわけではないと考えるのが、いちばんしっくりくるように思います。
お読みのみなさんは、どうお感じになるでしょうか・・・?
実は今日の話は 「時間を投資する」 話とは、直接関係なかったのですが、
関連する話題なので、触れないわけにはいかないと思って書いてみました。
前にこれとも関連する内容の記事を書いていたことを思い出したので、
そのリンクも貼っておきます。
『気合を入れずに、自己投資する方法!』
これも、時間を有効に使う方法のひとつです。参考にしてみてください。
今日は「お金」 もからんだ話でしたが、
この1クリックはお金がかかりません(笑
↓ ぜひお願いします!
今日の作成時間は、
ここまでで70分くらいでした。
Posted by 水口和彦 at 15:35│Comments(0)│TrackBack(1)
時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバック
総理大臣が執務をするところは、総理官邸である。総理が公に住むところは総理公邸である。各都道府県の知事も公邸に住んでいる。公邸から官邸までは歩いて数分。官邸では、総理を支えるスタッフが24時間交代勤務で働いている。総理は公人であるから、何時でも官邸に出勤でき...
時間を金で買う【堀田信弘のリーダー養成塾 HottaWorld::「活・喝・勝」】at 2006年11月27日 09:19
※ スパムコメントがあまりに多いため「http://」は使用不可の設定にしています。
URLをご紹介頂く場合は「http://」を省くか全角文字を使用して頂けますと
幸いです。
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)