「ワーキングマザー手帳」 って?
こんにちは。 水口です。
手帳関連の話題が続きますが、
今日はPROFETではなく、違う手帳を紹介してみます。
10/29の記事のコメントで情報を頂いた、こういう手帳です。
(Reeさん、ありがとうございます)
ワーキングマザー手帳
■ ワーキングマザー手帳とは・・・
ムギ畑というワーキングマザーのためのサイトがあります。
そのサイトの主宰者のムギさんが監修された手帳とのことです。
私も、興味を持って入手してみました。
この手帳は、手帳メーカーではなく、ディスカバー・トゥエンティワンという
出版社から発行されているものです。
(私はamazonで入手しました)
ディスカバー・トゥエンティワンからは、他にも○○手帳というのが
いくつか出版されています。
それらと同じように、この手帳も本のような装丁になっています。
(このタイプの装丁は、普通の手帳の製本と違い、
開きが良くないのが難点だったりします・・・。)
■ ワーキングマザー手帳の特徴
しかし、中身は興味深いものがあります。
「ワーキングマザー手帳」 の名の通り、自分の仕事と、
家事や家族のこと両方を、1冊で管理しようというコンセプトです。
具体的には、こんな感じです。
時間欄はいわゆる「バーティカルタイプ」 という、
時間が縦方向になっているタイプです。
(昨日のPROFETもバーティカルタイプです。)
1日ごとのタスク欄は無いのですが、その分
時間の欄が長く取ってあります。
(7:00から23:00まであります)
そして・・・、
手帳の時間欄が2色に分かれています。
2色刷りになっているのですが、時間の欄が2色(白・ピンク)に
分けられていて、同じ時間に、2つの欄があるような感じです。
その分、1つの欄は小さくなってしまうのですが、自分の予定
だけでなく、家族の予定も書いておけるということです。
これは非常にシンプルで分かりやすいですね。
私の記憶では、こういうふうに2色に分けた手帳は、今まで
他に無かったように思います。
同じ時間軸に、2つの項目をよく書くという方には、良いと思います。
ワーキングマザーでは無い方でも役に立つ場合がありそうです。)
■ 時間管理についてのアドバイス
さて、この手帳ですが、最初の方に14ページを使って、
時間管理の話や、手帳の使い方が書かれています。
「仕事の管理」 というよりは、プライベートも含めた自分の時間を
うまくつかうためには、という感じのアドバイスです。
ここには、時間管理的なアドバイスの中でも、
実用的なことが書かれています。
ここでは全部は紹介しませんが、(『』内は引用です)
『 あえてやらないことを積極的に決める 』
『 「できることしかできない」という割り切り 』
というキーワードは、自分の時間管理を考える上で重要なことです。
(良い意味で、「地に足の付いた」 話です。)
興味を持った方は、一度手に取って見てみてはいかがでしょうか。
■ 書籍に見る時間管理術の男女差
さて、ここから微妙に話題が変わりますが・・・、
私が以前から感じていることがあります。
男性が書く「時間管理本」 と、
女性が書く「時間管理本」 では、
それぞれ傾向があるように思うんです。
ちなみに、書籍の数でいうと男性著者が多いです。
(ビジネス書は元々そうかもしれません。)
ちゃんとカウントしてはいないのですが・・・
私の手元にある本では男性著者が8割以上だと思います。
(最近になって女性の著者が増えつつあります。)
さて、その違いをザックリと分析してみると、
・男性が書く「時間管理」 は、
・仕事が速くなる!
・1日の時間を○○時間に増やす!
・時間を管理して目標達成!
といった、勇ましい? タイトルや内容のものが多い傾向にあります。
女性著者の場合は、もっと実用的というか、
地に足のついたアドバイスが多いように思います。
今回のワーキングマザー手帳もそうですし、
佐々木かをりさんの一連の著書もそうです。
こういうことを言うと、男性に怒られるかもしれませんが・・・、
(もちろん私も男性ですが。)
男性が語るコンセプトやテクニックにはハッとさせられるものも多いのですが、
トータルで見て時間の使い方がうまいのは、女性ではないかという印象が
ありますね。
別の言い方をすれば、男性がアウトプット(成果)志向であるのに対して、
女性の方は、仕事にがんばりつつ自分を大事にしているという感じです。
例えば、男性だから男性の著者を読めばいいというわけではなく、
女性だから女性の著者を読めばいいというわけでもありません。
両方の著者が書いたことを読んでみると、発見があるかもしれませんよ。
余談ですが、私はどうかというと・・・、
時間管理の仕組みや理屈を考えたりするところは、やはりいわゆる
男性的なところがあると思います(・・・と言うより「理系っぽい」 のかも)。
しかし、「時間管理でストレスを減らす」 ということによく言及してるように、
「地に足の付いた」 時間管理を目指したいと考えています。
今日の話は参考になったでしょうか・・・?
ちょっと参考になったな、と思えた方は、
ぜひ ↓ ワンクリックをお願い致します。
今回は、ここまでで55分でした!
Posted by 水口和彦 at 23:56│Comments(4)│TrackBack(1)
時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバック
今日で11月も終わった。12分の11は、91.67%である。今年も残すところあと一ヶ月、8.3%を残すあまりである。理論的には、毎月8.3%分が達成されていれば問題ない訳だが、実際の経営では季節変動もあり、単純に12ヶ月を均等割して月の目標を決めれば良いと...
時間の予算管理【堀田信弘のリーダー養成塾 HottaWorld::「活・喝・勝」】at 2006年12月01日 08:23
この記事へのコメント
男性が仕事やスキルを中心とした、比較的に表面的に目に見えるような発展・向上を志向する傾向(ちょっと語弊があるかもしれませんが)が色濃いのに対し、女性の方は、自分自身を大事にして、もっと内面的なものを良い方向に持っていくことを望んでいるようなイメージは、時間管理に限らず、女性の方の著作物を読んでいたり、女性の方となにげない話をしている時に、ふと感じることがあります。何か、思いの根っこ、というか源泉が違うような気がする時がありますね。
やはり、男と女では物事を考える場所が違うということでしょうか?
やはり、男と女では物事を考える場所が違うということでしょうか?
Posted by makoto at 2006年11月08日 01:19
水口さんおはようございます。
早速入手して下さりありがとうございます。参考になったようで嬉しいです。システム手帳や綴じ手帳それぞれに良さはあるので色々選べれば良いなと思います。
確かに手帳術や時間管理本でご指摘のような違いは感じました。
佐々木かをりさんが自分の実際のスケジュールを公開すると、この人ができるのに自分はできてないと働くWMにプレッシャを与えてしまうのでしないそうです。立場や環境が違ってもより良いワークライフバランスをとるために、一所懸命頑張り過ぎてしまう女性が多いのかもしれません。
早速入手して下さりありがとうございます。参考になったようで嬉しいです。システム手帳や綴じ手帳それぞれに良さはあるので色々選べれば良いなと思います。
確かに手帳術や時間管理本でご指摘のような違いは感じました。
佐々木かをりさんが自分の実際のスケジュールを公開すると、この人ができるのに自分はできてないと働くWMにプレッシャを与えてしまうのでしないそうです。立場や環境が違ってもより良いワークライフバランスをとるために、一所懸命頑張り過ぎてしまう女性が多いのかもしれません。
Posted by Ree at 2006年11月08日 10:33
こんばんは。水口です。
makotoさん、Reeさん、コメントありがとうございます。
makotoさん
私も感じるんですが、男と女では考える場所が違う・・・というよりは、
「何を大事にしているか」というポイントが違う感じではないでしょうか?
男性の方が「職業人」としての自分に重きを置いていることが多いような気がします。
女性はバリバリ働いている人でも「生活人」の自分を大事にしている感じですし、
コミュニケーションを大事にしているように感じます。
この差は縮まりつつあるのかもしれませんが、
両方の考え方を知ることが、相互理解(というのかな・・・?)のために
大事なのかもしれませんね。
makotoさん、Reeさん、コメントありがとうございます。
makotoさん
私も感じるんですが、男と女では考える場所が違う・・・というよりは、
「何を大事にしているか」というポイントが違う感じではないでしょうか?
男性の方が「職業人」としての自分に重きを置いていることが多いような気がします。
女性はバリバリ働いている人でも「生活人」の自分を大事にしている感じですし、
コミュニケーションを大事にしているように感じます。
この差は縮まりつつあるのかもしれませんが、
両方の考え方を知ることが、相互理解(というのかな・・・?)のために
大事なのかもしれませんね。
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2006年11月08日 22:26
(続きです)
Reeさん、こちらこそありがとうございます。
佐々木さんのエピソードは、気づかいを感じますね。流石です。
女性の方が、仕事が忙しくても、自分の(家族も含めて)生活を
大事にする傾向がありますよね。
それがすごい所でもありますが、無理し過ぎないようにしてほしいところでもありますね。
逆に、男性は「仕事が忙しいから」という言い訳が得意技になってくるので、
それはそれで気をつけないといけませんが・・・(汗
Reeさん、こちらこそありがとうございます。
佐々木さんのエピソードは、気づかいを感じますね。流石です。
女性の方が、仕事が忙しくても、自分の(家族も含めて)生活を
大事にする傾向がありますよね。
それがすごい所でもありますが、無理し過ぎないようにしてほしいところでもありますね。
逆に、男性は「仕事が忙しいから」という言い訳が得意技になってくるので、
それはそれで気をつけないといけませんが・・・(汗
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2006年11月08日 22:26
※ スパムコメントがあまりに多いため「http://」は使用不可の設定にしています。
URLをご紹介頂く場合は「http://」を省くか全角文字を使用して頂けますと
幸いです。
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)