2006年12月02日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「ピアプレッシャー」 感じてませんか ・・・ ?


こんにちは。水口です。

昨日2回目のアップで残業時間の話をする予定だったのですが、
できませんでした・・・(汗)  記事を待ってた方がいたら、すみません。

と、いうわけで? 気を取り直して、今日は早朝から書いております。
熟成した分、いい記事になるような気がします (← 言い訳(笑) )


さて、こんな記事があります。

仲間がいるから帰れない? 「お先に」と言えない事情

この記事は「周りの人から感じるプレッシャー」 や「周りの人に悪いと思う心理」 
のために、ついつい残業時間が長くなってしまうという話に触れています。

「ピア・プレッシャー」 と呼ばれる心理です。

(ピア・プレッシャーの解説は ↓ こちら)
Yahoo!辞書 ピア・プレッシャー


■ ピアプレッシャーを感じますか?

ピア・プレッシャー ・・・ 私も感じたことがあります。

私は、割と「帰るときは遠慮せず帰る」 タイプだったと思いますが、
それでも「ピア・プレッシャー」 を感じたことはありますね。

同僚や先輩が残って残業しているときの帰りにくさって、
感じたことある方も多いのではないでしょうか。

「そうは言っても、帰るときは帰るよ」 という方もいると思いますが・・・、

この「ピア・プレッシャー」 のような心理は、知らず知らずのうちに
自分の行動に影響していることも多いと思います。


また、上司・部下の関係で見ると・・・、

 ・部下が一生懸命残業しているのに、自分が先に帰ると悪いと思う上司

 ・上司よりも、早く帰りにくいと感じてしまう部下

これは、両方聞いたことがあります。
この組み合わせだと、どっちも帰れなくなりますね・・(笑)


なぜこうなってしまうのか? というのは、色々な心理があるわけですが・・・、

今日は、こういった「ピア・プレッシャー」 に影響されないようにするには、
どうすればいいか? 考えてみたいと思います。


■ 残業時間をコントロールする方法

仕事とプライベートの時間のバランスを取るということについては、
これまでにもこのブログや、書籍でも述べたことがあります。


その方法の1つに、私が「協定ライン」 と呼んでいるものがあります。

これは、仕事を終える時間(目標時間)を決めておくことです。
(例えば、手帳のその時間のところに線を引いておくわけです。)


市販の手帳の多くは、時間の目盛りの終わりが21時あたりになっている
ことが多く、「まだまだ使える時間がある」と錯覚してしまうことがあります。

それを避けるために、線を引いて、「仕事の時間はここまで」 と、
自分に意識させるのです。

「この枠内でやりくりしなさい」 と自分に言い聞かせ、
「目標時間だから帰ろう」 と自分に言い聞かせる効果があります。

「線一本引いただけで、効果あるわけないよ」 と思う方もいるかも
しれませんが、視覚による頭へのインプット効果はバカになりませんよ。


例えば、今は平均して20時頃に終わっているけど、もう少し早く終わりたい
というケースなら、19時に線を引いてみましょう。

もちろん、毎日その時間ピッタリに終わるわけではないでしょうが、
事前に線を引いておくと、目標に対する達成状況が一目で分かります。

例えば、「今週は1勝3敗だから、今日は遠慮しないで帰る」 と思える
効果もありますから、多少は「ピアプレッシャー」 対策にもなります。


さあ、あなたは何時に線を引きますか?



■ 約束があると考える

さて、他のやり方についても考えてみます。

当たり前の話ですが、仕事の後にプライベートの約束がある場合は、
よほどのことが無い限り、間に合うように仕事を終えますよね。

そして、周りの人のプレッシャーがあろうとなかろうと、
気にしていられませんから、さっさと帰ります。

もし、普段からそのように出来れば、残業時間は減らせそうな気もしますね。
これはちょっとヒントになると思います。


「ピアプレッシャー」 を特に感じやすい状況は、
職場での自分が、プライベートの自分に対して、優勢な状況です。

逆に、「プライベートの約束」 があるときは、「プライベートの自分」 が
優勢になっているという特徴があります。
(帰宅時間前には、頭の中ですでに会社を飛び出していることもありますよね。)

これは、心理学で言うところの「フレーム(枠組み)」 が
切り替わった状態と似ています。

「約束を思い出す」 ことで、「職場の自分」 から、「プライベートの自分」 に、
「リフレーミング(物事の見方、解釈を変えること)」 しているようなものです。

ですから、ピアプレッシャーに対して、強くなれるわけですね。


それならば・・・、
「約束があると考える」 のは効果的かもしれないですね。
それが「自分との約束」 であってもいいじゃないですか。

『 「今日は○○時から□□をやる」 という約束があるので帰ります。』
と「思いながら」帰るわけです。

口に出して言わなくても、「約束がある」 という思いは、
「プライベートの自分」を強めてくれます。

実際、資格試験の勉強をしている方などは、
これと似たことをしている方がいそうな気がしますね。

「勉強しなきゃ」 と思っている方は、ぜひお試し下さい。


■ 自分で評価することの大事さ

私の場合ですが・・・、

このピアプレッシャーから、完全に逃れられたかなと思ったのは、
仕事で、ある大きな成果を出してからのような気がします。

それによって、自分の仕事に対する「自己評価」 が上がり、
周りの人からどう見られるか、気にならなくなった面はあると思います。
(今思えば、その中には「思い上がり」 もあったと思いますが・・・(汗) )

結局、ピアプレッシャーを感じていたのは「周りの人からの評価」 が
気になっていたことが原因なのでしょう。

だから、「自己評価」 が上がると、ピアプレッシャーは下がるわけです。
これは前に書いた達成感とも関係がありますね。



さて、あなたのピアプレッシャーはどのくらいでしょうか?
ご感想など頂けるとうれしいです。


 これを押すのもプレッシャー ?  →  人気ブログランキング(オレンジ)
 いや、そんなことは無いはず・・・(笑) 


今日の記事作成時間は、ここまで73分でした!




このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 07:15│Comments(4)TrackBack(0)

時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバックURL
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)
この記事へのコメント
こんにちは、shimaです。
またコメントしにやってきました。

ある時、自分で「何時までに仕事を終えよう」と意識するようになったら、早く帰れるようになりました。「仕事が以前より増えたにもかかわらず」、です。

来年はこちらで紹介されていたダイゴーの手帳( E1306)を購入しましたので、それでチャレンジしてみようと思います。ブログに掲載されて3日後に伊東屋に行ったら売り切れで取り寄せてもらいました。(他のものは全部ありました)ブログ効果ってすごいですね。
PROFETシリーズも気になっていますが、個人的に綴じてある手帳が好きなのでとりあえず来年は・・・(すみません)。
Posted by shima at 2006年12月02日 12:42
うぅ〜ん・・・
確かに帰りづらい・・・
ゆみは帰っちゃうけど、男の人は帰りづらいよね^^;
Posted by yumi at 2006年12月03日 04:24
shimaさん、こんにちは。

自分で終わりの時間を意識することは大事ですね。
時々困るのが、「今日は○時と決めたこと」自体を忘れてしまうことだったりします。
私は時々ありました・・・(笑)

そういう意味でも、終わりの時間に線を引いたりマークしたりして意識付けるのは有効ですね。

ダイゴーE1306売り切れていたんですか、びっくりです。
私が紹介したから・・・かどうかは自信ないですが、
あの記事は確かにアクセスが多かったですね。

E1306は幅の細さ(がんばればポケットにも入るサイズ)が魅力ですね。

もちろん、PROFETシリーズも使って頂きたいですが(笑)
手帳はサイズや欄の大きさなど、色々な要素がありますから、
自分にあったものが見つかれば、それを使って頂けるとうれしいです。
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2006年12月04日 11:30
yumiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

女性の方が帰りやすいという話は、私もよく聞きます。

原因は色々あると思いますが、どうも男性同士の方が、
こういうことを気にしやすい(早く帰ると何か言われてしまう、言ってしまう)
傾向はあるように思いますね。

Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2006年12月04日 11:36
 

※ スパムコメントがあまりに多いため「http://」は使用不可の設定にしています。
  URLをご紹介頂く場合は「http://」を省くか全角文字を使用して頂けますと
  幸いです。