2006年12月15日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」 って、変だと思いませんか・・・? 


こんにちは。水口です。

今日は「人に頼む」 ということについての話です。

時間の使い方について書かれた本には、
必ずといっていいほど、よく出てくる話ですね。


■ 最近、変に思うこと

「抱えきれないほどの仕事に振り回されないように、
人に頼めるものを選んで、人にまかせましょう。   」

という話は、よく聞くと思います。


この話は、80年代、90年代のアメリカ発の時間管理本によく出てきます。
(エグゼクティブ層を対象にした本が多いです。)

アイゼンハワー大統領が実践していて有名になったという説があるくらい、
古くからある考え方です。


私自身も、この考え方は正しいと思っていますし、
そういう内容をよく紹介します。

しかし・・・、最近変だなと思うことがあるんです。



この考え方と同じようで、ちょっと違うことが書かれているのを
目にすることがあるんです。

例えば、先日ある雑誌に「人の時間を上手に奪う」 という意味の
タイトルが書かれていて、一瞬目を疑ってしまいました。

「奪っちゃいかんだろ・・・」 と私は思うのですが、
あなたはどう思いますか?


「時間を奪う」 はひどすぎるとしても、「時間をもらう」 という書き方は、
時々目にすることがあります。

  追記:正確には、「時間をもらう」ではなく、
    「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」という書き方のことです。
    (以下、修正しました。)


私はこう聞くと、ちょっと引っ掛かかってしまいます。

何が引っ掛かるんだろう? と、最初は自分でも
よく分からなかったのですが、それが分かりました・・・。


■ 「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」 という発想は
  変だと思いませんか?


「仕事を人に頼む」 のと、「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」 のは、
同じことでしょうか?

仕事を人に頼むことで、自分に時間ができるのなら、
結果的には同じと言えば同じです。

しかし・・・、考え方としては随分違うような気がします。
ちょっと比べてみましょう。


・仕事を人に頼むという考え方

   自分の時間では足りないくらい仕事がある。
       ↓
   だから、人に頼む

 という考え方は、

   自分がやりたいことがあるけど、自分だけでは時間が足りなくなる。

 という状況です。だから人にお願いするということです。

 これは、その人に(一時的だとしても) 自分のチームに入ってもらって、
 一緒にアウトプットを出していこう、という考え方だと思います。

 古い本では、「人に頼む」 ことと、「権限委譲」 が
 一緒に語られていることが多いです。

 これも、チーム的な協力関係を築くことが念頭にあると思います。

 自分ができないことを代わりにやってもらいますが、
 その成果は、チームとしての成果ということです。


これと、似ているけど違うのが、
「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」 という考え方です。

(追記:ここも訂正しました。これ以降もです。)


・「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」 という考え方

この「時間をもらう」 は、「目的が決まっていて手伝ってもらう」 というよりは、
「自分の時間を作るために人を使おう」 と聞こえます。

極論すれば、

「うまく人に頼むことが出来たら、
 空いた時間は何に使おうが、自分の自由 」
 
というニュアンスが感じられないでしょうか。

そもそも、「もらう」 というのは、「自分が得をする」 というニュアンスもあります。

「人をうまく使って、手柄は自分が独り占め」

ということでしょうか・・・。
だとしたら、絶対一緒に働きたくないタイプですね・・・(笑)



この2つの差が、分かって頂けるとうれしいのですが・・・。

私は、「自分の時間を作るために人を使おう」 という表記に
すごく違和感を覚えたのは、このようなニュアンスの差だったんです。

ということに、最近あらためて気が付きました。

これは、意見が分かれるかもしれませんね・・・。
あなたはどう思いますか?



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  最近、上位に食い込んでいます。ありがとうございます。



今日の記事作成時間は、45分でした!


(12/16 追記)
この記事は当初、「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」
という意味のつもりで、「時間をもらう」 という表記をしていました。

しかし、「時間をもらう」というのは、自分の時間を増やす以外に、
「自分の話を聞いてもらう」 といった場合にも使う言葉でしたので、
訂正させて頂きました。

変な書き方をして、申し訳ありませんでした。


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
こんにちは!
最近第2位が定位置になってきましたね。
おめでとうございます!
第1位目前です。

さて、「時間をもらう」というテーマですが、
よく使う例として、
1.相手方の本来業務ではないけれど、その人のノウハウやスキルを一部拝借して、自分の仕事の役に立ってもらおうとする時に、「時間を”割いて”もらう」ということがあります。

2.また、営業などに伺う時、自分の企画などを聞いてもらう時などに、相手の時間を拝借するという意味で、「ちょっとお時間をいただけないでしょうか?」などと言ったりしますね。

どちらも、おっしゃるように「チーム的な協力関係」はありませんので、相手にはあまりメリットはないかもしれないけど、自分のために”相手の時間を割いて”もらう、相手に”自分のために時間を使ってもらう”という意味で使ってきたように思います。
Posted by makoto at 2006年12月16日 03:48
makotoさん、こんにちは。

ありがとうございます。
今後も名実ともに「人気ブログ」になれるようにがんばります!


あー・・・(汗)。

「ちょっとお時間をいだけないでしょうか?」は使いますね!
私も使います。

「時間を割いてもらう」のも似ていますね。

そうか・・・
「時間をもらう」という表現が変なのではなく(実際、時間を頂くことはある)、

「人の時間をもらって、自分の時間を増やす」
という言い方になると、変な感じがするんですね。

おお、気が付きませんでした。ありがとうございます。
Posted by 水口和彦 at 2006年12月16日 06:54
 

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