暦のマメ知識
こんにちは。水口です。
今日は節分ですね。
「恵方巻」 食べましたか?
私がこの「太巻きまるかぶり」の風習を知ったのは、大阪に行って
初めて節分を迎えた年ですから・・・20年前の話です。
その頃は、恵方巻は、まだ関西ローカルの風習でした。
私は「変わったことするなあ・・・」 と驚いたものです。
(それまでは金沢(石川県)にいたんです)
と思っていたら、いつの間にか恵方巻が全国に進出してますね。
・・・と言っている私は食べてなかったりするのですが・・・ (汗
■ 節分って何の日?
さて、この節分って何の日かご存知ですか?
知っている方も多いと思いますが、「立春」 の前日です。
正確には、節分は年4回あるそうです。
「立春・立夏・立秋・立冬」 それぞれの前日です。
節(季節)を分けるから「節分」 なんですね。
それじゃあ 「立春って何?」 という疑問もわいてきますね。
立春は「春の始まり」 という意味で、旧暦では年の初めの時期になります。
立春は冬至と春分のちょうど中間に当たります。
・冬至は太陽の南中高度が最も低い日(日照時間が最も短い日)
・春分は太陽が真東から昇り真西に沈む日(秋分もそうです)
ですね。
【節分だから・・・? マメ知識です】
春分や秋分は太陽の軌道によって定義されます。
(公転軌道上の地球の位置という見方もできます)
日照時間がちょうど一日の半分になる位置、と私は思って
いたのですが・・・実際は日照時間の方が少し長いそうです。
ずれる理由はこちらを→ 春分 - Wikipedia
さて、この立春を含んだ「二十四節気」 や、太陰暦について
ちょっと調べてみて思うのは・・・、
昔の人は、太陽や月の動きなどの自然現象を基準にして
過ごしていたんだなあ、ということです。
もちろん私たちが現在使用している「年」 という単位は太陽の動きから
導かれたものです。しかし、現在は太陽よりも時計、月よりもカレンダー
って感じですよね。
昔のいろいろな暦の話を見ると、面白いですね。
「ローマ暦」 なんかは、かなりルーズで面白いです。
(最初期は、年10ヶ月で日付の無い日が2ヶ月分あったそうです)
これは私の持論なのですが、人間は本来は、もっとゆったりした感覚で
生活していたと思うんです。
そもそも、現代のような時計が一般化してから、
まだ200年も経ってませんからね。
昔の生活に戻ろう、ということを言いたいわけではないのですが、
現代の人類は、ちょっと背伸びをしている、という意識はあった方が
いいような気がしますね。
(時間管理はした方がいいんだけど、できるだけ自分にやさしい方法を
使いましょうね。 ということを言いたいわけです・・・)
■ 2008年の祝日の話
さて、2月は暦関係で、もう1つ話題があります。
毎年2月の官報で、翌年の祝日が公示されるんです。
実は、春分の日と、秋分の日は、これが出るまでは、
正式には決まったことにはなっていないんです。
(ちょっと意外じゃないですか?)
↓官報はこんな感じのものです
官報 平成20年暦要項
もちろん、春分、秋分が何日になるかは、事前に計算されているわけで、
その日になることはほぼ確定しています。
ただ、正式に決まっていないとなると、ちょっと気になります。
できれば、もう少し早めに出してほしいものです・・・。
というのは、弊社で制作している手帳(PROFET)は、
1年半分のカレンダーを付けているからなんです。
今だと、2008年前半までのカレンダーを付けているので、
もし春分の日が変更になったりしたら、全員の方に修正版を
送らないといけないので、大変です・・・(汗)
幸いにしてそういうことはありませんでしたが、もっと早く
この官報を出してほしいなあ・・・という希望がありますね。
今日は、暦に関する小ネタ(と最後はちょっと愚痴?)でした。
暦、カレンダー関係は突き詰めると面白いですね。
またそのうち新ネタを提供できればと思います。
では、お急ぎの方は素通りを ・・・でも、
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↓
今日の記事作成時間は55分でした。
(意外にかかってしまいました。)
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:57│Comments(0)│TrackBack(0)
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