人はみな「ダンドラー(段取りする人)」 です (その3)
こんにちは。水口です。
今日は、またまた「段取り」 の話です。
■ 人間の「段取り力」 の特徴
昨日、こんなことを書きました。
・人はみんな、段取りを組む能力を持っている。
手帳やパソコンを使わず、頭の中だけでも段取りは結構できる
(人はみな 「ダンドラー」 )
・しかし、人間には決定的に欠けている能力がある。
それは、複数の段取りを同時に管理する能力であり、
一度立てた段取りを記憶しておく能力である。
つまり・・・
――――――――――――――――――――――――
人は、誰でも日常的に「段取り」 しているものです。
もちろん、仕事の中でもそうです。
しかし、実際は「段取り」 に失敗してしまう例も多い。
その理由は、「段取り」 が下手というよりも、
複数の段取りを管理しなければいけなくなることや、
頭の中で立てた段取りを忘れてしまうことにある。
――――――――――――――――――――――――
というのが、私の考えです。
■ 人の「段取り力」 を考える実例
なぜ、こう考えるかというと・・・、
私が今まで一緒に仕事をした人を見てきた中で、頭の中だけで
段取りできる人は多いことを確信しています。
(結構ややこしい段取りも、頭の中だけでやっちゃう人です。)
しかし、そういう人にも弱点があります。複数の仕事がかぶることです。
だから、時間的に余裕があっても、複数プロジェクトの同時進行は
嫌がる人が多いのです。
しかし、意地をはらずに段取りを書き出してみると・・・
段取りを「書いて」「見る」場合と、しない場合では、「段取り」を管理する
能力に大きな差が出ることが分かります。
※ 最初に書いただけで後で見ないのや、段取りを別々の紙に
書くだけで照らし合わせて見ないのはNGです。
「書く」、そして「見る」 だけで、「段取り力」は、大きく変わるのです。
■ 段取り力の違いは、暗算と筆算の違い
「書く」、そして「見る」 だけで、「段取り力」は大きく変わる。
それは分ったのですが、私は、「なんで、こんなに変わるんだろう ?」
ということが疑問でした。そして、それと体感的によく似た例を見つけました。
「段取り」 を書くか書かないかの違いは、計算と似ています。
例えば、こんな計算があったとします。
6483176 + 5958389 =
あなたは、これを暗算でできますか ?
私は見ただけで、ギブアップという感じなのですが、
試しにやってみまたら・・・間違えました。
下の桁から計算していくと、上の桁を計算する頃には、
一や十の位の結果を忘れてしまうんですよね。
(答えを一桁ずつ書いていっていいのならできますが・・・)
しかし、筆算でやれば、多少時間はかかるかもしれませんが、
簡単にできますね。
6483176
+5958389
―――――――
12441565
( ↑お使いのブラウザで文字位置がずれていたらごめんなさい)
段取りは、これと同じ感覚なのです。
頭の中でもある程度できるのですが、書いた方がずっと楽ですし、
見ればすぐに思い出せます。
また、頭の中でやる場合は、毎回再計算するのがしんどいです。
特に、複数の段取りが重なると、頭の中の段取りは混乱しがちなのですが、
これは、「2つの式を同時進行で暗算するようなもの」 と思えば納得いきます。
そう思うと、書かずに考えることがバカらしくなってきますね・・・。
というわけで、この話は続きます。
さっきの計算を暗算でできなかった方は、
同類ということで、1クリックお願いします・・・ (笑)
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今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 12:45│Comments(0)│TrackBack(0)
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