2007年02月16日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

人はみな「ダンドラー(段取りする人)」 です (その3)


こんにちは。水口です。 
今日は、またまた「段取り」 の話です。


■ 人間の「段取り力」 の特徴 


昨日、こんなことを書きました。

・人はみんな、段取りを組む能力を持っている。
 手帳やパソコンを使わず、頭の中だけでも段取りは結構できる
 (人はみな 「ダンドラー」 )

・しかし、人間には決定的に欠けている能力がある。
 それは、複数の段取りを同時に管理する能力であり、
 一度立てた段取りを記憶しておく能力である。


つまり・・・
――――――――――――――――――――――――

人は、誰でも日常的に「段取り」 しているものです。
もちろん、仕事の中でもそうです。
しかし、実際は「段取り」 に失敗してしまう例も多い。

その理由は、「段取り」 が下手というよりも、
複数の段取りを管理しなければいけなくなることや、
頭の中で立てた段取りを忘れてしまうことにある。

――――――――――――――――――――――――
というのが、私の考えです。


■ 人の「段取り力」 を考える実例

なぜ、こう考えるかというと・・・、

私が今まで一緒に仕事をした人を見てきた中で、頭の中だけで
段取りできる人は多いことを確信しています。
(結構ややこしい段取りも、頭の中だけでやっちゃう人です。)

しかし、そういう人にも弱点があります。複数の仕事がかぶることです。
だから、時間的に余裕があっても、複数プロジェクトの同時進行は
嫌がる人が多いのです。


しかし、意地をはらずに段取りを書き出してみると・・・

段取りを「書いて」「見る」場合と、しない場合では、「段取り」を管理する
能力に大きな差が出ることが分かります。

  ※ 最初に書いただけで後で見ないのや、段取りを別々の紙に
     書くだけで照らし合わせて見ないのはNGです。


「書く」、そして「見る」 だけで、「段取り力」は、大きく変わるのです。


■ 段取り力の違いは、暗算と筆算の違い

「書く」、そして「見る」 だけで、「段取り力」は大きく変わる。

それは分ったのですが、私は、「なんで、こんなに変わるんだろう ?」 
ということが疑問でした。そして、それと体感的によく似た例を見つけました。


「段取り」 を書くか書かないかの違いは、計算と似ています。

例えば、こんな計算があったとします。

  6483176 + 5958389 = 

あなたは、これを暗算でできますか ?


私は見ただけで、ギブアップという感じなのですが、
試しにやってみまたら・・・間違えました。

  下の桁から計算していくと、上の桁を計算する頃には、
  一や十の位の結果を忘れてしまうんですよね。
  (答えを一桁ずつ書いていっていいのならできますが・・・)


しかし、筆算でやれば、多少時間はかかるかもしれませんが、
簡単にできますね。

   6483176
 +5958389
――――――― 
  12441565

( ↑お使いのブラウザで文字位置がずれていたらごめんなさい)


段取りは、これと同じ感覚なのです。

頭の中でもある程度できるのですが、書いた方がずっと楽ですし、
見ればすぐに思い出せます。

また、頭の中でやる場合は、毎回再計算するのがしんどいです。


特に、複数の段取りが重なると、頭の中の段取りは混乱しがちなのですが、
これは、「2つの式を同時進行で暗算するようなもの」 と思えば納得いきます。

そう思うと、書かずに考えることがバカらしくなってきますね・・・。




というわけで、この話は続きます。

さっきの計算を暗算でできなかった方は、
同類ということで、1クリックお願いします・・・ (笑)
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今日の記事作成時間は45分でした。

では、また明日!



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Posted by 水口和彦 at 12:45│Comments(0)TrackBack(0)

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