2007年03月17日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

計画を実行に変える時間術


こんにちは。水口です。

いきなりですが、私のライフワークのひとつは
「時間管理を『当たり前』 のスキルにする」 というものです。

・・・自分にとって「当たり前」 ではなくて、
  世の中にとって「当たり前」 にしたいと思っています。


なんでそんなことを考えるかというと・・・

時間管理というと、

・バリバリ系ビジネスパーソンのイメージ
・あるいは、細かいことにこだわっている感じ
・なんだか自由が無くてキュウクツそうなイメージもある
・自分はそこまでしなくてもいいや、と思ってしまいがち
 (いわゆる・・・「ドン引き」?)

なんてイメージが、まだまだ多いと思うんです。


例えば、雑誌の特集などでも・・・
時間管理 = デキる人  的なイメージがあると感じませんか?

確かに、いわゆる「デキる人」の元には、いろいろな仕事が
舞い込みやすいですから、時間管理が必要になるかもしれません。

しかし、時間管理そのものは、決して「デキる人」だけがやるべきもの
ではありません。

私はできるだけ多くの方が、気おくれせずに時間管理をやるように
なってほしいと思っています。


その理由のひとつは、時間管理は仕事のアウトプットを高めるだけではなく、
頭を整理し、仕事のストレスを軽減するものでもあるからです。

そして、もうひとつの理由は・・・、
時間管理は、決して自分をスケジュールに縛りつけるものではなく、
「自分を自由にしてくれるもの」という側面があるからです。


■ 時間管理で自分を自由にする

「自分を自由にしてくれるもの」 と言われると、違和感を感じる人も
いるかもしれません。

そう感じた人は、

  時間管理とは、計画を立てて、計画通りに行動すること

というイメージを持っているのではないでしょうか。
だから・・・、

  時間管理なんてやると自由がなくなる・・・だから嫌だ。

となってしまうわけです(私も以前はそう思っていました)。

 ※ このブログを継続して読んでいる方は、こういうイメージは
   持っていない方が多いと思います。あくまで一般論として、です。



しかし、時間管理には、「自分のやりたいこと」 を実現しやすくする
効果もあるのです。

「やりたいこと」 といっても、それほど大げさなものではなく、例えば、

・ちょっと勉強したり、調べてみたいことがある
・ちょっと読んでみたい本がある
・ちょっと書類の整理方法を変えて整理し直したい

等々の、「できればやっておきたいこと」 です。


こういった「やっておきたいこと」 を、「時間ができたらやろう」 と、
ずっと保留しておくのは、もったいないですし、面白くないですよね。

しかし、自分の「スケジュール」や「やること」がうまく整理できていない状態、
つまり、時間管理がうまく回っていない状態では、なかなかこういうことが
やれません。

常に、「何だか忙しい」状態が続いているので、「やっておきたいこと」に
手をつけてしまうと、大事な仕事が間に合わなくなるのではないか?
という不安があるのです。

だから、実際にはやる時間があったとしても、
なかなかやる気にはなれないわけです。


逆に、自分のスケジュールや「やること」がうまく把握できていると、
「時間の余裕」 がどれだけあるか分かるので、その範囲内では、
自由に行動ができるのです。

これは考えてみれば、当り前の話です。
自分の「やること」がつかめていないのに、その残りの
空白(余裕ある時間)がつかめるわけはありませんよね。


そういう意味で、時間管理は自分を締め付けるものではなく、
「これを押さえておけば、あとは自由に行動していいよ」 と
いうことを分かりやすくしてくれるものなんです。


■ 計画を実行に変える時間術

ちょっと、時間管理に対するイメージが変わりましたか ?


実は、この話は今度、勉強会で話をする内容のひとつです。

明後日のセミナーとは別に、1週間後に勉強会の講師を務めます。
(先月「手帳、メモ」の話をしたのと同じ勉強会です)

こちらのサイトに載っています → 週末の達人

表の上から2番めに

  土曜塾1 計画を実行に変える時間術
  3月24日 13時〜14時30分
  ナビゲーター:小石雄一(週末の達人)
  講 師:水口和彦 (時間管理術研究所 代表)

と書かれているものです。

 ※ 「週末の達人メールマガジン」 に登録されている方には、
    すでに案内が配信されています(3/10配信分です)。


話の内容はこんな感じです。
月曜日に行うセミナーは、「時間管理のやり方」そのものなのですが、
こちらの勉強会では、こんな内容の話をします。


計画を実行に変える時間術

 ポイント 1 最初の一歩を計画に組み込む

  ひらめきを実行に移すステップ  −First Actionを計画に組み込む−
  すぐに実行するために       −自由な行動のための時間管理−
  隙を見つけて実行するために   −計画を上手に保留する方法−
  計画を具体化するテクニック1   −前提条件を整理する−
  計画を具体化するテクニック2   −結果から逆算する、やることを分解する−

 ポイント 2 目標粘着性の重要性

  長期計画を立てる前に    −決意を高めるテクニック−
  長期計画の立て方1      −プロジェクト管理の計画法に学ぶ−
  長期計画の立て方2      −シンプルな計画の立て方−
  計画の期限の区切り方    −年初に立てた目標を忘れてしまう人のために−
  計画を忘れない工夫      −複数の計画をフォローするために−


場所は中野区です → テラハウス ICA
申込はこちらのサイトから → 週末の達人



ここでいう「First Action」 というのは、GTDなどで言う
「Next Action」 のことではありません。

「やってみたいと思ったことは、まず一歩行動に移してみよう」 という趣旨です。

何かを始めてみようと思うときに、その第一歩(というか、その手前にあるもの)は、
それについて調べてみることかもしれませんし、人に話を聞くことかもしれません。

そういう一歩を踏み出すことなく、頭の中だけに置いておくよりも、
まず一歩めを計画に入れてしまおう、行動に移してしまおう、ということです。
(実は、前回のメモ術とつながるテーマになっているんです)


また「目標粘着性」 というのは、目標を見失わない、忘れない、ということです。
目標を見失わず、計画を実行し、フォローしていくというのが話の趣旨です。
(手軽にやれるやり方を紹介します)




この勉強会には参加されない方も、「時間管理で自分を自由にする」 という
考え方はおぼえておいて頂けるとうれしいです。

(勉強会は ↓ こちらです)
  週末の達人


来れない方は↓こちらをクリック (笑)

  人気ブログランキング(オレンジ)
(スキルアップ系ブログのランキングです。
 最近、○位が定位置になっている気がしなくもないです・・・)      


今日の記事作成時間は59分でした。

明日は・・・、多分手帳系の話です!



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Posted by 水口和彦 at 23:30│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
こんばんわ。59分で作成した記事としてはかなりのボリューム・・・。
「時間管理」における基本的な考え方の部分だからでしょうね。

>時間管理なんてやると自由がなくなる・・・だから嫌だ。

時間管理の「管理」という言葉には「自由の制約」という語感があるから、そういう連想が働くんだと思います。もちろんわたしは「時間管理=自分を自由にするもの」という考え方には同意してますよ。

東京は遠いなぁ・・・
Posted by ☆shinchan☆ at 2007年03月18日 19:10
shinchanさん、こんばんは。

この日は、かなり書く勢いがありましたね。
普段から考えていることなので、「書きだしたら止まらない」的な
雰囲気が少しありました (笑


「管理」という言葉の悪さは、私も悲しいですね・・・。
新語でも作った方がいいのかなあ・・・(汗

Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2007年03月20日 00:15
 

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