2007年06月06日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「ジタバタ」は悪いことなのか ?


こんにちは。水口です。
今日はちょっと話題を変えて、「ジタバタする」話です。


■ デザイナー 吉岡徳仁さん

昨日(火曜日)の、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組に、
デザイナーの吉岡徳仁さんという方が登場されていました。

その回の概要はこちら(NHKのサイトです)


吉岡さんは、工業デザイナーであり、空間デザイナーの方です。

  「空間デザイン」という言葉は、聞くことはあります。
  ただ、あまりピンとこない感じでした・・・、今回見て知りましたが、
  店舗だけでなく、ショーや展示ブースなどでも活躍されるんですね。

  番組で紹介されていたプラスチックのストローを使った
  吉岡さんのデザインは斬新で面白いものでした。


  また、「工業デザイナー」というと、前にこのブログでも紹介した
  木全さんと同じですね(工業製品のデザインをされる方です)。
  
  デザインにひそむ〈美しさ〉の法則


さて、この吉岡さんですが、「仕事の流儀」として、
「ギリギリまでジタバタする」というところが印象的でした。


■ 「ジタバタ」って・・・どうなの?

「時間管理」の話をすると、こういう質問をされることが
時々あります。

 「いつもギリギリまで粘ってしまうけど・・・、これって、どうなんでしょう?」

という感じの質問です。


実は、この質問をされる方はあまり多くありません。
今までに数人です。

そして、面白いことに、この質問をしてくださった方は、
皆さん作家の方なんです。


これは推定の話ですが・・・

 ・ ギリギリまでジタバタしてしまうことがあるのは、
  誰しもあることだと思います。

 ・ ただ、一般的には、「ジタバタ」は良くないことだと
  思われています。
  (実際、ヒヤヒヤする経験は、もうしたくないと思いますよね)

  ※ だから(当たり前なので)、この質問をされる方は
     あまりいないわけです。

 ・ ただ、作家の方など、「クリエイター」系の職業の方は、
  それでも「ジタバタ」してしまう・・・というか、
  「ジタバタ」したくなるのではないかと思います。


この心理は、私も自分が原稿を書くようになって
分かってきた心理です。

「アイディア」がとても重要な職業の方の場合、
「ギリギリまで、いいアイディアが出ないか考えたい」
という心理があるようです。

上述の吉岡さんもそんな感じでした。


こういう「ジタバタ」はいけないことなのでしょうか?
というのが今日の本題です。


■ 「ジタバタ」にも種類がある?

私は、同じように「ギリギリ」に「ジタバタ」しているように見えても、
パターンは大きく分けて二つあるような気がします。


ひとつは、

  その仕事のことを忘れていたり、別の仕事に追われていたために、
  スタートが遅れてしまうパターン

もうひとつは、

  決してスタートが遅れたわけではないのですが、
  ギリギリまで粘って考えたいというパターン

です。


この二つは、完全に分けられるわけではないですが、
どちらかの要素が強いはずです。

例えば、前者の場合、仕事を成し遂げた後にこうなります

  その仕事のことを忘れていたり、別の仕事に追われていたために、
  スタートが遅れてしまった
             ↓
  「何で忘れてたのかなあ?」 「もっと早くスタートすれば・・・」
  という『後悔』が残ります

後者の場合

  ギリギリまで粘って考えた
         ↓
  「できるだけのことをやった」という、
  『達成感』、あるいは『潔いあきらめ』的なものが残ります


・・・で、何が言いたいのかというと、

前者の場合は明らかに良くないと思うのですが、
後者の場合は、必ずしも悪いこととは思いません。
(仕事へのこだわりがそうさせているわけですから)

では、この両方について、どう時間管理に反映させるべきか
考えてみると・・・こうなります。


■ タイプ別の対処法

前者に近いケースが起こる場合は、時間管理上の問題が
あるため、改善することが必要です。

→ ぜひ、時間管理を実践してください  ということになります。


後者に近いケースは、必ずしも時間管理上の問題ではなく、
本人の仕事観(クリエイタースピリッツ?あるいは 職人魂?)
によるものです。

この場合は、その「クリエイタースピリッツ」を発揮できるよう、
時間管理によって、サポートするのが有効だと思います。

例えば、

・ 納期間際までじっくりやりたい仕事がある
            ↓
・ 早めに片付けるのは、ひとつの理想
            ↓
・ しかし、いつものパターンからいくと、絶対そうならない
            ↓
・ それならば、逆の発想で・・・、
            ↓
  その仕事の納期近くに、他の仕事(タスクもアポイントも)を
  やらなくて済むよう、仕事を段取りしていく

  「ジタバタ」するのは覚悟の上です。
  せめて、その有意義な「ジタバタ」期間を、他の仕事が
  ジャマしないように最善をつくそう、ということです。


実は、これがベストの答なのかもしれませんね。

※ もちろん、粘らなくていい仕事(あまりアイディアが必要ない仕事)は、
   さっさとやるに限ります。「これは」という仕事に限定した話です。


優等生的な「時間管理」から見ると、逆転の発想ですが、
これは結構、実践的だと思いますよ。
(実は私も、仕事の内容によって使い分けています・・・)



話は戻って、この吉岡さんの仕事術は
「実験」という感覚が強くて、面白いし、共感しました。
仕事の中の「実験」という話は、また別の機会に
できればいいな・・・と考えています(話がまとまれば・・・ですが)


  こちらのランキングでは、「ジタバタ」ではないですが、
  ベスト5圏内「ギリギリ」に、よくいるのがこのブログです。
  できれば今日もご協力を!(笑)
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今日の記事作成時間は、45分でした!

では、また明日!
多分明日は「i−ACT」の続きです。


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Posted by 水口和彦 at 23:54│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
そうですね、おっしゃるとおり
期限までにタスクをただ終らせるためにジタバタするのと、
少しでも自分の思うようにクオリティーを高めるためにジタバタするのは、
確かにちがいますよね。
後者の場合は、いかに自分の望むようにできるように時間を確保するかという視点で、余計な邪魔が入らないように時間を管理することが大切になってくるんですね。
納得です。
Posted by makoto at 2007年06月07日 23:28
makotoさん、こんにちは。

普通、時間管理の話では、期限間際に「ジタバタ」
しないように、と言われますし、それは正論でもありますが、

・・・時間管理は、「自分が納得できる」ように
時間を使うためのものだという観点では、
「優等生」的でないやり方もありなんですよね。





Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2007年06月12日 06:15
 

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