2007年06月11日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

I-ACT(6) ブレークスルーは「仮説−検証」から


こんにちは。水口です。
今日は昨日の続きで、「i−ACT」の話です。


■ 時間管理に必要な情報 

【 忘れるといけないので・・・「i−ACT」の解説です (この部分は再掲です) 】

  時間管理とは「意思決定のプロセス」でもあります。
  そして、意思決定のためには、

  ・必要な情報を整理すること、
  ・それを一覧できるようにすること

  が必要です。

  そのために必要な項目が、「i−ACT」で表せます。
  「i−ACT」とは

  i  : Information (情報)
  A : Activity (アクティビティ)
  C : Cue    (キュー)
  T : Time Resource (タイムリソース・時間リソース)

  の4要素です。

【 再掲部分 終わりです 】


■ 「積み上げ」ではないアクティビティ とは?

現在、4つの要素を、下から順番に説明しているところです。
「タイムリソース」の解説(第3回)
「キュー」の解説(第4回)
「アクティビティ」の解説(第5回)


今回は、「 A : アクティビティ 」について、補足しておきます。

前回述べたように、アクティビティと呼ぶものは、

 □ 丸一日、あるいはそれ以上(数日間)かかる仕事

のことであり、その内容は2種類あります。
それは、


 □ その仕事のための行動が具体的なもの
    = 作業の積み上げで達成できるもの

 □ その仕事のための行動を完全に具体化しきれないもの
    = アイディア(一種のブレークスルー)が必要なもの

ということでした。

前者は 「タスクの集合体」 と言えるものですが、
後者はそうではありません。

アクティビティとしての「ゴール」はあるのですが、
それに至る道筋は明確ではありません。

例えば、過去に私が経験した仕事の中で、例を上げるなら、
「設計開発」の仕事がそれに当たります。

 (現在の仕事にも、当てはまるものが多いのですが、
  より一般的な設計開発の仕事を例としました)


■ 仮説 − 検証のサイクル

私が経験した仕事は、自動車用の「ブレーキパッド」という部品の
材料を開発する仕事です。

これは、顧客(自動車メーカー)が要求する性能を満たす材料を
開発するという仕事でした。

  ブレーキだから「効く」ことは当たり前です。さらに色んな状況での
  効きや、耐熱性、「ブレーキ鳴き」が出ないこと、「異音」がでないこと、
  あまり摩耗しないこと・・・,etc.
  色々な項目の目標値が数値として決まっている場合が多いです。


こういう「開発」業務の場合、「計画した仕事をこなす」だけで、
目標が達成できるとは限りません・・・というか、まず無理です。
「実験」が必要なんです。

目標値を達成するためには、実験の結果をフィードバックして次の実験を考え、
またその結果から、次の実験を考え・・・ というくり返しを行います。

「仮説 − 検証のサイクル」をくり返して、目標に近づけていくわけです。

もちろん、開発期間には限りがあります。
一方、何回サイクルを回せば、目標に達するかは確約されていません。

だから、結構プレッシャーの強い仕事でもあります・・・


それはともかく、先ほどの、後者のアクティビティ、つまり、

 □ その仕事のための行動を完全に具体化しきれないもの
    = アイディア(一種のブレークスルー)が必要なもの

というアクティビティの中で行われることは、「開発」の仕事と同様に
「仮説 − 検証」のくり返しとなる場合があります。


ですから、最初の時点で詳細な計画が立てられず、
(もし立てたとしても、変更を余儀なくされます)
臨機応変に行動を決めていかなければいけません。

「アクティビティをタスクに分割して終わり」ではなく、
アクティビティの中で、タスクを追加したり、組み替えたり
する必要があるということです。


つまり、「アクティビティ」は、場合によっては、

 「結果」は要求されるけど、その「道筋」は見えない

という仕事のことを指します。


 ※ だからといって、具体的なタスクを考えなくていいわけではなく、
    必要なタスクを書いたり、見たり、変更したりする頻度は、
    むしろ高くなります。


こう説明すると、「アクティビティ」がイメージしやすいかなと
思ったので、今日の補足をしてみました。

では、次回は「i」について解説します。



今日は、私の昔の話を少ししましたが、
当時、ちょっと苦労した甲斐あって、私が設計した材料は
世界中を走り回っております。
(ハリウッドのセレブ御用達?といわれる車にも採用されました)


  では、「このブログを1位にする」というアクティビティがあったとして、
  「皆さんにクリックをお願いしてみる」というのが、ひとつの仮説です。

  もちろん、「仮説」ですから、それだけで達成できるとは限らず、
  さらにしつこくお願いしてみたら、かえってクリックが減ったりして・・・・
  というのが 「仮説 − 検証のサイクル」なわけですね(笑)
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今日の記事作成時間は53分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:50│Comments(0)TrackBack(0)

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