2007年06月19日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「情報収集で時間をムダにしない 9つのチェックポイント」


こんにちは。水口です。

今日は、昨日の話をちょっと引っ張って・・・
「情報収集で時間をムダにしない 9つのチェックポイント」の話です。


■ 「情報収集過多」ではありませんか ?

昨日の「3時間以上」の話は、ちょっと置いておいて、
情報収集についてちょっと考えてみます。

私も、現在は仕事に直接関連したもの、してないものを含め、
情報収集をしますが、どちらかと言えば控えめな方だと思います。

あ・・・、本は読みますね。ただ、それ以外の情報については
意識して、控えめにしています。

例えば、ネット上にはたくさんの情報はあふれていますし、
それが無料で入手できます。
昔と比べると、こんなお得な話はないとも思えます。

しかし、本当に「情報収集は無料」なのでしょうか ?


■ 情報収集の鉄則:「情報収集はノーリスクではない」

ネット上にある情報は、基本的にタダで見ることができます。
しかし、「情報収集という活動」は、タダではありません。

それが自分の時間という「資源」を使う活動である以上、
「時間コスト」がかかっています。
情報収集は「ノーリスク」の活動ではないのです。

ですから、その「情報収集」が「投資」なのか「投機」なのか、
それとも「消費」なのか、考える必要があるはずです。

 ※ もちろん、純粋な「消費」としての情報、つまり、
   楽しむための情報は必要なものです。
   ここでは「仕事」としての情報に限定するため、
   そういった情報は除外して考えることにします。

それ以外にも「情報収集」には気をつけた方がいいと
思うところがいくつかあります。
そこで、私の経験則を中心にまとめてみました。


■ 「情報収集で時間をムダにしない 9つのチェックポイント」

その『情報収集』で時間をムダにしてませんか?
というチェックポイントをまとめてみました。

その1 
 その情報は
 ・自分に必要な情報        ・・・ ×
 ・自分のアウトプットに必要な情報 ・・・ ○

 ※ 情報の価値が、自分の仕事に結びついているかどうかを
   客観的に見るための分類です。
   単に「自分に必要」と思える情報は山ほどあります。
   集めだすときりがありません。
   「自分のアウトプット」に必要な情報、という目で
   ふるい分けをすれば、情報収集の効率が高まります。

その2
 その情報は
 ・誰でも知ってる         ・・・ ×
 ・あまり知られてない       ・・・ △
 ・「自分の強み」に関連している  ・・・ ○

 ※ 「自分のアウトプット」をベースに考えるなら、
   「人のために役立てられるかどうか」が情報の価値を決めます。
   つまり、誰でも知ってる情報には、基本的に価値はないわけです。
   また、レアな情報であっても「自分の強み」に関連しないもので
   あれば、役に立つ機会は少ないので価値は下がります。

その3
 その情報は
 ・横流し情報           ・・・ ×
 ・実体験に伴う情報
  または 専門的な情報      ・・・ ○

 ※ 「横流し情報」にも色々なレベルのものがありますから、
   一概にすべてダメとも言い切れません。
   しかし、例えばアフィリエイト目的で、自分が使ってもいない
   商品を並べたサイトって、基本的に役に立たないですよね。

その4
 その情報は
 ・今、旬の話題          ・・・ ×
 ・5年後も役立つ情報       ・・・ ○

 ※ 「旬の話題」についていきたい気持ちは私もありますが、
   そういう情報は「投資」にはなりません。
   「旬の話題」をシャットアウトすると、ちょっと淋しくは
   ありますが、実用上は特に問題ありません。
   (テレビがこういう情報の最たるものですね)

その5
 その情報は
 ・スポンサーの意向が反映されている・・・ △
 ・中立的な視点からの情報     ・・・ ○

 ※ 特にポータルサイト上には、「プレスリリース」的なものや、
   それ以外にも、スポンサーの意向が反映された情報があります。
   (テレビや雑誌はその傾向がさらに強くなります)
   それはそれで裏読みすれば、世の中の動きをつかむ手助けに
   なりますからムダではないのですが、踊らされると最悪ですね。

その6
 その情報を知って、自分はどうする?
 ・「勉強になった」「憶えておこう」・・・ △
 ・自分の行動が具体的に変わる   ・・・ ○

 ※ いくら「ためになった」と思える情報でも、その情報が
   自分の行動を具体的に変えないなら、価値は低いです。
   逆に言えば、同じ情報に接しても、何か行動に移す人と、
   そうでない人で、情報の価値が変わるということです。
   そもそも「憶えておこう」という情報ばかり集めるのは、
   「宿題がたまる」感覚でイヤになることがありませんか?

その7
 その情報は
 ・自分の行動や興味の幅を広げる  ・・・ △
 ・自分を重要なことに集中させる  ・・・ ○

 ※ 「情報収集過多」になると、あちこちに興味が向くけど、
   自分自身は何も行動しない人になってしまいます。
   「専門バカ」はいらないかもしれませんが、それ以上に
   コアの無い「なんでも屋」って、いらないと思いませんか?

その8
 その情報は
 ・自分をネガティブな気分にさせる ・・・ △
 ・自分をポジティブな気分にさせる ・・・ ○

 ※ 「嫌なものには目をつぶる」人にはなりたくないですし、ネガな
   情報には必要なものもあります。
   しかし、例えば「殺人事件」のようなニュースは必要でしょうか?
   また、「いじめによる自殺が多い」くらいは知っておいた方が
   いいかもしれませんが、遺書がどうとか、いじめの内容がどうとか
   いう情報は、ちっとも役に立ちません。
   一度遮断してみると分かりますが、「他人の不幸は蜜の味」の
   「蜜」はあえて自分にインプットしない方が、気分よく過ごせます。

その9
 その情報は
 ・自分をコントロールしようとしている ・・・×
 ・コントロールは感じない       ・・・○

 ※ 例えば、「これで月●●万円儲かった!」的なサイトは、
   読み始めた人を引きつけて誘導するように作ってあります。
   それで結局「時間をムダにする」リスクもありますし、
   コントロール性の強い情報ばかり見ていると、自分の意志で
   物事を決められない依存的な体質に近づく気がします。



「情報収集過多」かも? と思う方は、この「9つのチェックポイント」
について考えてみてください。



このチェックポイント、今やっている書籍に、
入れておけばよかったかも・・・間に合わなかった(汗)



  「情報収集過多」は困りますが、
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今日の記事作成時間は68分でした。
では、また明日!



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Posted by 水口和彦 at 23:52│Comments(4)TrackBack(1)

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本日は「旬の話題」をキーワードに検索、過去、いったいどんな事柄が旬の話題として取り上げられたのか、そういったことを探し出してみようかと思います。
旬の話題【たのしい検索 ゆかいな検索】at 2009年04月03日 20:10
この記事へのコメント
その1 

必要かどうかそのときが来るまでわからないところが痛々しい(*Åー゜)
比較的可能性の高そうなものをインプットかな?

その2

本能的には誰でも知ってる情報だからこそ知っておかないとまずいかなとか察知する。

その3

横流し情報を浅く広く把握すると少ない分野を深く把握するよりも自分に有理な気がするのは気のせい?

その4

大衆は旬の話題についてくるよ。アウトプットは他人を巻き込む可能性が高いから旬の話題も仕入れておいたほうが有理なんじゃ?
特にヒューマンスキル面。


Posted by かさ at 2007年06月20日 01:52
その5

裏読みは賛成d(゜-゜*)でも素直に楽しめなくなるよね笑


その6

知っておけばよい話しと行動に移しておくのが良い話。カテゴリ分けするのが利口かなって思う。
そもそも如何に良質なものを仕入れるかで突っかかるわけですが

その7

重要なことって時と場合によって変化しますよね?
やる気になると何でも屋もなにかの専門屋さん的な視点で見れるなと思ったり。


その8

話題にはなるかなd(゜-゜*)
あと煽り。これこそ裏読み。

その9

入りっぱなしや無自覚だといけないと思うけど中に入って(=流されてみて)はじめてわかることもあるきがします。

やや批判的に書いてみました。

最近の時間管理本で良書ってありませんか(>_<;)チェックが追いつかぬ。
Posted by かさ at 2007年06月20日 01:52
かささん、こんにちは。

「プロ」とはどういうことか?
考えてみた方がいいと思いますよ。

 「仕事」とは、人に何かの「価値」を
 提供することによって、その対価を得ること

と考えてみてください。
これ、大事ですよ。

そうすると・・・、
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2007年06月20日 09:52
1−情報化が進むほど「情報」の価値が下がる

  Googleを使って5分で調べられることに
  対価を払うほどの価値はない
  → 「情報」を握ってるだけじゃプロとは呼ばれない

2−人に価値を提供しようとすれば、必ず行動が
  伴わなければいけない

  情報が行き渡るほど「知識」「情報」では差がつかない
  →「行動」で差をつけなければ、プロとは呼ばれない

ということが分かります。このポイントを外すと
「プロフェッショナル」にはなれません。
(「専門家的視点」には価値はありません。
 「専門家のスキル・行動」に価値があるんです)

「情報」よりも「行動」です。
「行動」しない限り、人は進化しませんよ。
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2007年06月20日 09:53
 

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  幸いです。