2007年09月03日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

オフショアリング(アウトソーシング)による脅威とチャンス


こんにちは。水口です。

今日は、日本のホワイトカラーがその影響から無縁ではいられない、
オフショアのアウトソーシング(オフショアリング)についての話です。


■ 今日のNHKスペシャル

今日のNHKスペシャル(先程放送が終わったところです)は、
非常に興味深い内容でした。

『人事も経理も中国へ』と題して、ホワイトカラー業務を
中国に移す企業に取材した内容です。

その回の概要はこちら
NHKスペシャル|人事も経理も中国へ


「アウトソーシング」という言葉はよく聞くようになりました。
(社内の業務を外部に委託することを指します)

その中でも、委託先が海外の場合は「オフショア」と呼び、
海外へのアウトソーシングのことを「オフショアリング」と
呼ぶことがあります。

  【豆知識】
  BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)という言葉も、
  アウトソーシングと同様に使われる言葉です。
  ただし、アウトソーシングという言葉の方が幅が広いです。

  アウトソーシングには、単純作業やプロセスの一部分だけを
  委託するケースも含まれますが、「BPO」という場合には、
  一連のプロセス(またはひとつの部署丸々)を委託することを
  指します。


さて、そのニッセンですが、すでに受注業務のほとんどは
中国に移管されているそうです。

例えば、

     日本                    |        中国
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 葉書での注文受付 → スキャンする    →  データベースにインプット
 返品・クレームの受付 → スキャンする  →  データベースにインプット
―――――――――――――――――――――――――――――――――

というやり方をしています。

映像で見る限り、中国側のスタッフは非常にテキパキしています。
(日本語の読み取りもOK。入力も速い!)

  中国では、日本語ができれば収入が上がります。
  (「日本語能力試験1級」合格者は年収2〜3倍になるとのこと)
  それもあって、意欲的で優秀な人が集まっているのでしょう。



さらに、ニッセンはすでに人事部門の50%、経理部門の40%の業務を
中国にアウトソースすることに成功しています。

そして、次に総務部門の仕事を委託していく取り組みが、
この番組で取り上げられていました。


番組では、総務一筋21年のニッセンの総務マンの方が登場しました。

最初は総務の仕事を中国に移管することに難色を示していたというか、
「そんなの中国でできるわけがない」という態度だったのですが・・・、

研修に来た社員の「マニュアル作成能力」「積極性」「ミスを素直に認める態度」
などを見て、考えが変わっていくという様子が紹介されていました。
(確かに優秀そうな人でした)

ちなみに、その総務マンの方は、その後「個人情報保護士」の試験に
合格するなど、新しいチャレンジをしています。



この番組を見て、オフショアのアウトソーシングは、特に大企業では、
これからさらに広がっていくだろうなと思いました。

  ニッセンの例では、日本と中国(大連)のMH(1人×1時間)あたりの
  費用は日本が5,500円に対し、中国は750円とのことです。
  (人件費だけでなく光熱費や事務所の維持費等を含む金額だと思います)


当然、日本の労働者にとっては、これは厳しい話でもあります。
(委託先の7倍の価値がある仕事が求められるということです)

しかし、厳しいだけではなく、チャンスでもあります。

なぜチャンスかと言うと、業務の中のルーチン部分(マニュアル化できる部分)を
移管するということは、それ以外のところに注力できるということになるからです。

(逆に、ルーチン業務しかできない人は、この先仕事がどんどん減っていってしまう
 ことになるかもしれませんが)


例えば、『これからは、ひとりひとりの「創造性」や「企画力」が大事だ』と
いうことが、よく言われますが、これは正にその通りかもしれません。


では、創造的な仕事ができる人になるにはどうしたらいいのか?

それは、一言では言えないとは思いますが・・・、

少なくとも、時間管理を行うことによって、タスクを整理し、仕事に集中できる
ようにすること、さらに考える時間を確保することは、必ずプラスになります。


特に、ルーチンではない仕事に注力するためには、自分のタスクと時間の
「見取り図」を持つことはとても重要です。

・・・という話はまた今度しましょうか。




この番組を見て、他にも思うことがあったのですが、
それはまた別の機会に再考してみたいと思います。


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今日の記事作成時間は52分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:49│Comments(2)TrackBack(1)

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NHKスペシャル「人事も経理も中国へ」の内容はショッキングだった。眠い目をこすりながら途中から視聴したのだが、内容は年初に放送されたNHKスペシャル「インドの衝撃」で描かれたインターネットの登場による世界のフラット化と労働環境の世界的変化よりも、直接的に日本の....
労働のパケット化とパケット人間の登場【トレーダーズカフェ】at 2007年09月04日 00:45
この記事へのコメント
こんにちは

時間管理って
どんな仕事でも必要な要素ですよね。

時間管理、メンタル管理が
課題の人はたくさんいます。

口だけ大臣で終わるか、
やりきれるか?
ここで分かれますもんね。

まだまだ私も勉強中ですので
ブログ楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
Posted by hiroko at 2007年09月04日 12:44
水口です。

hirokoさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

「口だけ大臣」というのは、ユーモラスですね。

「耳だけ」や「目だけ」というのも、長く続くと
体に良くないと思う今日この頃です・・・

やはり、「行動」を変えていきたいですね。


今後ともよろしくお願い致します。
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2007年09月05日 00:28
 

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