2007年09月05日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「労働のパケット化」が進む中で、我々はどうあるべきか?(2)


こんにちは。水口です。
今日は、昨日の「労働のパケット化」について、もう少し考えてみます。


■ 「パケット化」された仕事

「労働のパケット化」について考えているいきさつは、昨日の記事
ご参照頂けると助かります。

「労働のパケット化」とは、「労働を小分けにして流通させる」ことであり、
別の言い方をすれば、「空間に制約されない分業制」ということです。

 そう考えると、私はちょうど今、パケット化された仕事をしています。
 実は、ある雑誌の特集記事の仕事を頼まれています
 (結構長文の、割とボリュームのある仕事です)。 この仕事は、

  □ 依頼を受け、それを引き受ける (ここはメールのやり取り)
  □ 打ち合わせ (ここは弊社にて面談して打ち合わせ)
  □ 原稿を書いてメールで送る
  □ 著者校正用データをもらい、それを校正する
     (校正=直すところがあればその指示をすること)

 という手順で進んでいます。この中で「打ち合わせ」以外は、空間的な
 制約を受けない状況で行われています。「パケット」的な仕事ですね。
 (今は著者校正の部分をやっています。締め切りは明日です・・・(汗)
  ・・・なんて言いながら、明日は再チェックして送るだけなので余裕です(笑) ) 

 一方、全然違うタイプの仕事として、講演や研修などの仕事もあります。
 これは実際に先方に出向いて行いますので、「パケット」とは言えないですね。


■ 「パケット化」が進むと・・・どうなる?

さて、仕事が「パケット化」が進んでいくと、
私たちの仕事環境はこう変わっていくのではないでしょうか?


■ 「ルーチンワーク」が減ってくる

ひとつは、一昨日も述べたように、仕事の中から
ルーチンワークの部分が減ってくる可能性があります。

・・・ということは、「ルーチンワークしかできない人」にとっては
厳しい状況がおとずれるかもしれません。

ですから、今後、日本で仕事をしていく以上は、自分の能力を
磨くことを怠ってはいけないのかもしれません。
これは、独立していても、会社の中にいても、同じことです。

  どんな能力が必要なのか・・・? というのは、なかなか難しい話ですが、
  「企画力」や「管理能力」、「文章作成能力」、「高度な専門性」さらに、
  「フレキシビリティ(柔軟性・対応力)」といったところ・・・ではないでしょうか。
  (他にもあるかもしれません)


■ 「指名されるか・されないか」で仕事の内容が大きく変わる

パケット化が進むと起こるもうひとつの変化は
「いろいろな仕事に参加できる」局面が増えることです。

昨日も少し述べましたが、色々なプロジェクトにお呼ばれして、
自分の得意な能力を活かせるチャンスが増える可能性があります。

そういう状況が訪れた場合、色々な仕事に参加できる(参加要請される)人と、
そうでない人では、仕事の面白さがかなり違ってしまうかもしれません。


「できるだけ働きたくない・目立ちたくない」と思うのなら別ですが、
そうでない場合は、「指名される人材」になることが重要になってきます。

  「指名される人材」になるためには、どうしたらいいのでしょうか? 
  これもいろいろあると思いますが・・・、私はこう思います。

  ・ ごまかし的な「自己アピール」は通用しなくなってくる
    → 情報や仕事が交錯している中では、化けの皮ははがれやすい。
   ※ もちろん、アピールすべきものはアピールしなければいけません。

  ・ 得意分野を持つ。それに本気で取り組む。中途半端はダメ。
    → 頼む側は、その分野で突出した人に頼みたいはず。
      突出した人には全国(あるいは世界中)から依頼が来ることも。
      得意分野はひとつに限定しなくてもいいが、
      広く浅く「しか」ない人は活躍の機会が減る方向に・・・。

  ・ 分かりやすい実績を示す。
    → 目の前の仕事をがんばって実績につなげていく
      実績による「個人ブランド」的なものを作っていく
    → 身近な例では、「ブログ」もそう。
      (ある分野に詳しいかどうか、文章が書けるかどうかの目安にはなる)

   といったところだと思います。
   話がちょっと大きくなってしまいましたが、会社の中にいても、
   こういう方向に変わっていくのは同じだと思います。

ちょっと長くなってしまいましたが・・・、
こういう変化を見越して自分を磨いていくことも、
将来に向けて必要なことなのかもしれませんね。


さて、ここまでは「パケット化」に伴う、「指名される側」の働き方の
話でしたが・・・、「指名する側」や「管理する側」にも変化は起こるでしょう。

一体どんな変化が起こるのか・・・?
これも面白そうな話です。



というわけで、実はこの話を続けるかどうか思案中です。

ルーチンワークは、仕組みが完成するまでが大変。
プロジェクト的な仕事は、取り仕切る立場の人が大変。
(従来のプロジェクト管理とは違う、使いやすい仕組みが必要かも)
だろうとは、考えているのですが・・・


   では、今日も1パケット!
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今日の記事作成時間は57分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:45│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
>こういう変化を見越して自分を磨いていくことも、
>将来に向けて必要なことなのかもしれませんね。

NHKや水口さんのブログを読んで、人ごとではないと思いました。
何か、得体の知れない不安感があります。

下記リンクの、ホワイトカラーの黄昏 -1に、アメリカの有名な学者
の論文が翻訳されていましたが、先進国では今後、流れ作業的な仕
事ならまだしも、高い教育と、高度な知識が必要な仕事でも、安心
ではないようです。
アメリカが一足先に進んでいることから、日本にもこの波は、必ず
向かいそうです・・
http://namegaeshi.web.fc2.com/memo/memo2007b.html
Posted by ハーツ at 2007年09月06日 06:12
「労働のパケット化」いい言葉ですね。
ただし、きびしい言葉でもありますね。
この言葉使わせもらってもいいんでしょうかね?
Posted by FUJIKI at 2007年09月06日 16:12
水口です。

ハーツさん、リンク先読みました。ありがとうございます。

仕事の専門性や高度さとは別の次元としての、
「電子的に移転可能か否か」が鍵になるという話は納得です。

・・・となると、電子的に移転可能な仕事は、
世界中で人件費が平均化してくる?
先進国は大変なことになりますね・・・。


FUJIKIさん、こんばんは。

「労働のパケット化」という言葉で検索してみると、
私が引用させて頂いた「トレーダーズカフェ」さん
(と私のブログ)以外には出てこないですね・・・。
この方がオリジナルのように思います。

単語として使う場合も、普通の引用のように
出典を記載すべきかどうかは・・・
すみません・・・分からないです(汗
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2007年09月06日 22:12
なるほどなるほど。
それではブログなどに書くときには、お二人にTBするなどして伝えるように、また情報ソースを示すようしますね。
Posted by FUJIKI at 2007年09月07日 15:27
 

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