2007年09月28日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「適性」を超えられるのが「人」


こんにちは。水口です
今日は「遺伝」の話です。

■ 「盲導犬」の話

まずは、テレビの話題です。
TBSに『夢の扉』という番組があります。

この番組、以前はあまり見ていなかったのですが、最近、録画して
見るようになりました。面白い番組ですね。

この前回の放送は、盲導犬に関するものでした。

概要はこちら↓
TBS「夢の扉〜NEXT DOOR〜」:放送内容

どういう話かというと、

 まず、盲導犬はまだまだ不足しているという現状があるそうです。

 上記サイトから引用します。
 
 『 目の不自由な人の中で盲導犬を必要としている人が日本だけで
   8000人の人が必要としていると言われています。しかし、日本で
   現在活躍している盲導犬は952頭(98年日本財団調べ)欧米に比べ、
   盲導犬の供給が追いつかないというのが現状です。 』

   ※ ↑日本語が若干おかしいですが(「が」のダブり)、
     そのまま引用しています・・・。

 ここまで盲導犬が不足しているとは、知りませんでした。


 盲導犬不足の原因のひとつに、盲導犬の訓練の合格率が
 あまり高くないことがあげられます。

 約4割しか合格できないんです。意外に低いです。

   ちなみに、盲導犬向けに繁殖されている犬種は、
   ラブラドール・レトリーバーです。

   そういえば、以前に「プロフェッショナル・仕事の流儀」という番組で
   盲導犬訓練士の多和田悟さんが出演されていた回で、スタジオに
   この犬が来ていましたね。


 『夢の扉』で紹介されていたのは、盲導犬繁殖について研究されている
 諏訪義典さんという方でした。

 人工授精や凍結精子といった手法を使って、遺伝的に盲導犬に向いた
 犬の繁殖に挑戦されています。


 そこで、遺伝の話です。

 その犬が盲導犬に向いているかどうかは、遺伝子を解析することで
 かなり分かるそうです。

 これを利用すれば、盲導犬への合格率が上がることが期待できます。
 いい取り組みですね。
 (誤解のないよう付け加えておきますと・・・遺伝子を操作するわけでは
  なく、遺伝的に適性を持っている犬を見分けるための技術です)


■ 「適性」を超えられるのが「人」

この番組の中で、盲導犬としての適性について、
映像で解説されていました。

盲導犬に向いているか向いていないかは、
その犬の性格的なものが関係しているそうです。

例えば、人を誘導して歩いている最中に、他のものに
気を取られてしまうのはダメなんです。

  向いている犬は、例えば、猫がいたり、ボールが転がってきたり
  しても、一瞬注意を向けるだけです。

  向いていない犬は、猫の方に寄っていったり、ボールを追いかけて
  しまったりします。


職務に忠実で落ち着いた性格でないとダメなんですね。
もしかしたら少し鈍感なのかもしれませんが、そういう性格の
方が、盲導犬には向いているということです。

私が驚いたのは、こういった適性は、訓練してもほとんど
変えられないという話でした。
(だからこそ、遺伝的なものが重要ということになります)

私は、訓練でなんとかなるものかと思っていましたが・・・。
そういうわけではないんですね。


では、人間の場合はどうかというと・・・

人間にも、こういう性格の違いはあると思います。

 外界からの刺激に対する反応の強さであったり、
 注意力がひとつのことに集中するか、あちこちに飛ぶか、
 といった点には、おそらく遺伝的なものもあるでしょう。

でも、人間の場合、訓練で克服できるんですよね。

 「訓練」というと、たいそうな感じですが、例えば小学校で
 授業を受けるというのも、慣れていない子供にとっては、
 初めは大変なことだと思います。それが普通にできるように
 なるのは、慣れや訓練のたまものです。


というわけで、「人間ってすごい」ということを
あらためて思いました。

いつも完璧とはいかないにしても、計画的に行動したり、
何かを継続していったり、というのは、訓練(慣れ)や、
何かをやろうという意志のたまものです。

私たちは、みんなそういう力や意志を持っているんです。


もちろん、それにも個人差はあったりします・・・。
しかし、人間のもうひとつえらいところは、
道具を使ってそれを改善するところです。

実際、私も「計画的」であることは苦手だったのが、
手帳のおかげでずいぶん変わりました。
(それまでに、かなり試行錯誤はしましたが。)

昔の私だったら・・・、こうやってブログを毎日更新することも
絶対できなかった自信があります(←自信持たなくていいか・・(笑))


これは私がどうという話ではなく、人間はみんなそういう力を
持っているという話です。訓練で自分を変えたり、道具を使って
自分の行動自体を変えることができるのです。

遺伝の話でいうと、「IQ」は半分くらいは遺伝的な要素で決まっていると
言われています。

しかし、「物事を計画的にやれるか」とか「何かを続けていけるか」、あと
「時間を上手に使えるか」というのは、遺伝的な要素より、後天的な要素
(訓練であったり、自分の意志であったり)の方がずっと大きい気がします。

うーん。これってよく考えると、すごいことですよね。




しかし、盲導犬がそこまで不足しているとは・・・。
そういえば、盲導犬の募金箱って、ときどき見かけますよね。
今度見たら募金することにしよう・・・。


   というわけで、こちらをクリックしたくなるのも、
   人間ならではの行動だということで・・・
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今日の記事作成時間は54分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:52 │Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
こんばんは、shimaです。
今日は「会社は頭から腐る」の感想でなくて
(現在読んでる途中です。かなり面白いですね!)
盲導犬への寄付の話です。
街頭でよく募金をしてるのをみかけますが、中には
悪質なものもあります。マージンをさしひいてほとんど協会にいかないとか、まったくの偽者とかです。
確実にお金を届けたいのであれば日本盲導犬協会に
振込で寄付できるのでそのほうがよいかと思います。余計なお世話で申し訳ないのですが。
Posted by shima at 2007年09月29日 00:28
水口です。こんばんは。

shimaさん、ありがとうございます。

寄付の話、まったくの偽とは・・・相当悪質ですね。
助かりました。情報ありがとうございます!

日本盲導犬協会のサイトを見てみたら、寄付の受付が
ありましたので、少額ですが寄付しました。

クレジットカードでも寄付できるようになってて、なかなか便利です。
Posted by 水口@時間管理術研究所 at 2007年09月30日 00:09
 

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