2007年10月05日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「もう一人の自分」という感覚


こんにちは。水口です。

すみません・・・。まずは訂正の話から。

昨日の記事の冒頭にあったニュース、リンク先に
つながっていませんでした(先ほど修正しました)。


それでは、今日は別のニュースに関する話題です。

■ 古田選手兼任監督の涙

こんなニュースがありました。

Japan.internet.com asahi.com:ファンに見せた悔しさ 古田の涙
- Behind the Scene 西村欣也


先月の古田選手兼任監督の引退記者会見に関するコラムです。

古田さんが涙を見せたのは、これまでに二回だけ。
この記者会見と、04年のプロ野球のストライキのときだそうです。

そのどちらも、自分やチームの話ではなく、
野球ファンに対する思いからだった。 という話です。

ちょっと、グッときてしまう話です。
(私はこういう話に結構弱いです・・・)


■ 「もうひとりの自分」

会見とは直接関係ないのですが、この記事の中に、
こんなことが書かれていました。
『』内は引用です)

『  普段、涙とは無縁の男である。一流のアスリートだけが持つ冷静な
  自己分析力を持つ選手、監督だった。「野球でピンチになった時も
 そうですが、ストライキを打った時も同じでした」と彼は話したことがある。
 「もう一人の古田がね、肩の後ろあたりから見てるんですわ。
 追いつめられていても、もう一人の古田が追いつめられている自分を
 冷静に見ている。だから、パニックになることはないですね」

   「もう一人の自分が冷静に見ている」という感覚はイチローや松井秀喜、
  スピードスケートの清水宏保らからも聞いたことがある。優れた選手に
  なるための必要条件に違いない。 』
 (上記サイトより引用)


「もう一人の自分が冷静に見ている」という感覚は、
心理学でいう『メタ認知』の、高度な形だと思います。

メタ認知とは・・・ (『』内は引用です)

『 メタ認知とは,みずからの記憶や思考といった認知過程そのものを
 認知の対象とする,より高次の認知機能を指す。例えば,人が英単語を
 記憶する際に,より効率的な記憶の方略を「判断し」,現在の自分の知識
 状態を「評価し」,学習方法を「計画し」,学習過程を「制御する」といった,
 一連の自己の認知過程に関して生じている認知のことである。  』

 (有斐閣 新・心理学の基礎知識より引用)

例えば、テストの問題を解くときの経験を思い出してみてください。
その問題のことだけを考えて没頭することもあれば、問題のことを
考えながらも自分自身のことにも注意が向くこともあります。

例えば、自分が「焦っている」ということを自覚するのもそうです。
あるいは、手元はすごく焦ってすばやく動いているのに、頭は
クリアで冷静に全体を見ているように自覚することもあります。


このメタ認知は、学習の効果を上げたり、冷静に物事に対処したり
するときに役に立つものです。

また、時間の感覚にもメタ認知は関連しています。
何かに没頭したり、焦ったりすると時間の感覚が無くなってしまいますが、
メタ認知がうまく働いているときは、時間の感覚は普段より鋭くなります。


しかし、メタ認知をコントロールするのはなかなか難しいものです。

理想的なのは、目の前のことに集中しつつ、メタ認知も働いている状態です。
いつもこうなれればいいのですが、そうなれるとは限りません。

私の場合、調子の悪いときは、メタ認知を意識するとかえって
目の前のことに集中できなくなってしまうこともあります。

そういうこともあるので、「メタ認知を意識しよう」とは、あまり
意識し過ぎない方がいいのかな、とも思っています。
(「二兎を追うものは一兎をも得ず」になってしまわないように)


さて、このメタ認知のもっと高度な形が「もう一人の自分が見ている」と
感じられる状態ではないでしょうか。ある意味、メタ認知の究極の形です。

先ほどの記事では、スポーツ選手の例でしたが、他にも、
例えば浦沢直樹さん(「MONSTER」、「20世紀少年」などの作者)も、
同じようなことをコメントしていたことがあります。
(「もう一人の自分」のことを「プロデューサーの自分」と呼んでいました)


この「もう一人の自分」を「常に」持っていられるというのは、
すごいことだと思います。

私の場合・・・たまに表れることがありますが、
気がつくと、どこかに行ってしまいます・・・(笑)



「明日からすぐにできる」という話ではありませんし、
あまり意識し過ぎない方がいいと思いますが、
覚えておいてもいい話だと思います。

メタ認知や「もう一人の自分」が強くなり、
「あ、これがそうか」と思う瞬間は、誰でもある(多分・・・)
と思いますから。


もっと簡単にいうと、
「メタ認知」 = 軽い幽体離脱 ・・・といえるかも(笑)
こっちの方が分かりやすかったりして。

  というわけで、「もう一人の自分」ではなく、
  「自分」の方で、クリックをお願いします。
  応援ありがとうございます。
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今日の記事作成時間は33分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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