「ルーチン」を徹底して「ルーチン化」するメリット
こんにちは。水口です。
イチローは、どこへ向かおうとしているのでしょうか?
■ 「イチロー・スペシャル」
というのは、今日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組が、
「イチロー・スペシャル」だったからです。
その回の概要はこちら(NHKのサイトです)
イチロー選手の野球に対する姿勢には、強いプロフェッショナリズムを
感じるとともに、どこかストイックなイメージも感じることがあります。
どこまでも自分を追い込み、そして結果を出す。
いい結果が出ても、浮かれることなく、次へ向かう。
そんなイメージがあります。
どんな分野の仕事であれ、そこまで自分を追い込める人は
ほとんどいないと思います。
だから、どうして、そこまでできるんだろう? と疑問を持ったり、
なにか自分の参考になることがあるんじゃないか? と思うのは、
私だけではないと思います。
で、今日の「イチロースペシャル」を楽しみにしていたのですが・・・、
やっぱり・・・わかりませんでした (笑)
イチロー選手が、自分に対する厳しさを持っていることは、
よくわかるのですが、なぜそこまでできるのか、という
点については、よくわかりません。
やはり、天才のやることは、私のような凡人にはうかがい知れない
ことなのでしょうか・・・。
ただ、ひとつ感じたことがあります。
イチロー選手といえば、打席に入ったときに、
いつも同じ動作(ルーチン)をしていることは有名です。
しかし、それだけではなく、日々の生活もルーチン化しているんですね。
驚いたのは、昼食です。
自宅での昼食は、毎日カレーライスだそうです。7年間、毎日ですよ。
そして、球場に出かける時間も同じ。
試合前の練習メニューも同じ。
と、徹底して「同じこと」をするようにこだわっているそうです。
スポーツ選手に限らず、7年間、毎日きっちり同じ昼食を食べてる人って、
ほとんどいないのでは、ないでしょうか・・・?
普通、そんなことをしてたら、よっぽどの変わり者だと思われますよね。
(それか、よっぽどのカレー好きか・・・(笑) )
そんな毎日のルーチンは、普通なら飽きてしまうか、
そうでなくても、「たまには変えてみようか」ぐらいは考えるところです。
でも変えない。徹底して同じことをする。
イチロー選手は、そうなんです。
なぜ、そんなところに、そんなにこだわるのでしょうか?
おそらく・・・ですが、
毎日同じことをしても、飽きないのだと思います。
それは、行動(ルーチン)は同じであっても、それを行う自分は、
毎日変化していて、その変化を鋭敏に感じ取っているからでは
ないでしょうか。
逆に、徹底して同じことをすることによって、自分の変化に
気づくことができる。とイチロー選手は考えている気がします。
私は、イチローという人を、「メタ認知」の力がとても優れた人だと
感じています。
「メタ認知」というのは、自分の感情や行動を、第三者的な視点で、
感じることです。
たとえば、遅刻しそうで焦っているときに、「焦る自分」と同時に、
「今、俺あせってるな・・・」と分析できる自分がいる、というのが、
メタ認知のひとつです。
普通は、何かに集中しているときは、このメタ認知は弱くなります。
「我を忘れて○○する」「時間を忘れて没頭する」という状態です。
イチロー選手は、ときどき自分の打席を振り返って、
「あの球はヒットにできる球だった」という意味のことを、
明確に、自信を持って言うことがあります。
なぜ打てたのか、なぜ打てなかったのかを、完璧に分析
できているわけです。
それができるのは、打席に入っている集中状態でも、
同時にメタ認知が働いているのではないかとも感じます。
その優れたメタ認知能力は、日頃の行動、つまり、
ルーチンを行う中で自分の変化に気づく、というところから、
始まっているのではないでしょうか。
だから、イチロー選手は、まったく同じルーチンをくり返すことに、
ちっとも退屈さを感じないのかもしれません。
自分の変化をモニターすることに意識がいくので、同じルーチンも、
決して同じではない(と感じる)ということです。
■ 「イチローのルーチン」応用編
このイチロー選手の態度に、私たちが学べるものはあるでしょうか?
たとえば、普通の人は、「毎日同じ仕事」をしていると、
次第に飽きてしまいます。
逆に、毎日同じ仕事だからこそ、自分の変化に気づくことができる。
そう考えれば、同じ仕事も退屈ではなくなるのではないでしょうか?
慣れや惰性ではなく、常に進歩し続ける、という姿勢があれば、
「退屈な仕事」なんて、本当は存在しないのかもしれません。
逆に、「同じ仕事ばかりで退屈」 と思うのは、慣れや惰性で
仕事をしているということかもしれません。
そういう場合は、「イチロー風」に、仕事のルーチンの部分は徹底して
ルーチン化してみるのも、ひとつの方法ですね。
そこから、あらたに見えてくるものもあるかもしれません。
イチロー選手のようにはなれなくても、そういう部分は
真似してみてもいいかもしれませんね。
イチロー選手のことを書くとき、いつも引っかかるのが、
「イチロー」、「イチローさん」、「イチロー選手」のどの表記を
使うか? という点です。
たいがいの記事や文章では「イチロー」となっていますが、敬称略は
なんとなく嫌です・・・。かといって「イチローさん」というのも、変な感じです
(口頭で言う場合は違和感ないですが)。
で、「イチロー選手」としてみました。 (← つまらないこだわりでした(笑) )
今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:54
│Comments(2)
│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
いつも楽しく拝読しております。
僕は野球にはうといので、今日の話は知りませんでした。
>逆に、毎日同じ仕事だからこそ、自分の変化に気づくことができる。
>そう考えれば、同じ仕事も退屈ではなくなるのではないでしょうか?
素晴らしい発想ですね。
自分の生活の参考にさせていただきます。
今年も、愛読させていただきます。
僕は野球にはうといので、今日の話は知りませんでした。
>逆に、毎日同じ仕事だからこそ、自分の変化に気づくことができる。
>そう考えれば、同じ仕事も退屈ではなくなるのではないでしょうか?
素晴らしい発想ですね。
自分の生活の参考にさせていただきます。
今年も、愛読させていただきます。
Posted by
大勝文仁
at 2008年01月03日 09:27
大勝さん、ありがとうございます。
私も大勝さんのブログを拝読させて頂いております。
実は、先日、大勝さんが書かれていたことで、
私も実践を始めたことがひとつあります。
もう少し実践したら、こちらでも紹介してみます。
本年もよろしくお願い致します。
私も大勝さんのブログを拝読させて頂いております。
実は、先日、大勝さんが書かれていたことで、
私も実践を始めたことがひとつあります。
もう少し実践したら、こちらでも紹介してみます。
本年もよろしくお願い致します。
Posted by 水口和彦
at 2008年01月03日 21:10
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