2008年01月04日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「勉強」についての2つの話


こんにちは。水口です。

今日から仕事始めだった方、月曜日からの方、両方おられると思いますが、
そろそろ正月ののんびり感から抜けた、という方は多いのではないでしょうか。


■ テレビのクイズ番組を見て感じたこと

私は基本的に、テレビの「お正月番組」的なものはあまり見ないのですが、
普段のテレビ視聴時間が短くなっていることもあって、このお正月は、
チラチラとテレビを見たりしました。
(どんな番組が多いのか、興味があったんです)

そこでちょっと感じたことがあります。


見てて思ったのですが、最近のクイズ番組って、
回答者は、ほとんど芸能人なんですね。

思えば、昔は視聴者参加のクイズ番組が結構あったのですが、
最近は、ほとんど無いのではないでしょうか?(←ちょっと自信ない(笑) )


まあ、素人が出るよりも、芸能人が出るほうが、番組的に
盛り上げやすいというのは、あるのかもしれません。
でも、クイズ番組の雰囲気って、だいぶ変わりましたね。

以前は、回答者がどれだけできるか? で、盛り上がっていたのが、
今は、それは求められていない感じですよね。

だから、芸能人でも「クイズ王」的な人ではなく、普通の人、あるいは、
トンチンカンな回答をする人が、回答者の中に散りばめられていますね。

それで話題を集めたのが、「クイズ!ヘキサゴン2」 という番組です。
(これは、話題になったので、私も見たことあります)

そういう番組の印象として、「できない人を見て安心する心理」 のような
ものがあるように感じるのですが・・・、当たってますかね?


そういえば、昔あった「クイズ王」(これは視聴者)や、
「うんちく王」(こちらは芸能人)のようなものは、見なくなったような・・・?

少々大げさな表現ですが、 「知」の世界での「すごい人」は、
テレビの世界では、求められなくなっているような気がします。

  そういえば、3年続いた「IQテスト」の番組も、2005年を最後に
  なくなっちゃいましたね・・・。

  (と思って、念のため調べたら、去年は「人間関係力テスト」として、
   復活してました。知らなかったです。・・・やはり、IQはもういらない?)



「体」の世界の「すごい人」は、人気ですけど(大食いとか)、
「知」の世界の「すごい人」は、求められていない。

むしろ、「おバカな」回答者を見て、安心したい気分の人が多い。

というのが、今のテレビの流行りなのでしょうか?

 ※ 「おバカな」という言葉、私はあまり好きではありませんが、
   最近耳にすることが増えてますね。

深読みしすぎかもしれませんが、こういう流れは、
「現状維持」志向・・・つまり、今のままで(勉強しなくて)いいじゃないか。
という雰囲気を感じます。



一方、昨年の出版界を見ると、「勉強本」がいろいろ出て、売れました。
本の世界では、逆のことが起こっているわけです。

これって、もしかして「二極化」なのか? とも思ってしまいます。

  本も読む人 → 勉強する
  テレビを見てあまり本を読まない人 → ますます勉強しない

  の二極化です。本当にそうだったら、将来が恐いような気もします。
  (あまり本を読まない人の方が、多数派ですから)


あるいは、実生活のほうで、いろいろシビアな状況にあるからこそ、
テレビにはバカな要素を求める、という心理でしょうか・・・。
それならそれで、いいのですが。


■ 勉強にもいろいろある?

「勉強」の話が出たついでに、もうひとつ話を。

昨年、勉強本がいろいろ出ましたが、その中の主流は、
「資格を取るための勉強」を「短期間で効率的」に、
やるためのノウハウでした。

こういうノウハウには、貴重なものもありますからいいのですが、
あまりにこれ一辺倒になるのは、私はいいこととは思えません。


もちろん、「資格を取る」ことが目的であれば、「短期間に効率的」を
目指したほうが合理的ですし、私もそのほうがいいと思います。

ただ、勉強はそれだけではないわけです。

資格や、実利を得ることを目的とする勉強だけではなく、
単純に興味のあることを学んでみる、ということも大事だと思うんです。


その筆頭が「科学」の分野だと思います。

科学の世界は、学んだからといって、あまり実利はありません。
(理系の人の専門分野の場合は、もちろん別です)

しかし、本来「なぜ?」という興味は誰でも持っているものですし、
それについて学んでみることは、頭を鍛える意味でも有効ですし、
ひょんなところで、後に役立つこともあります。

そういうのも、少しでいいので、勉強してみてはいかがでしょうか?
と、おすすめしておきます。

たとえば、「サイエンスZERO」という番組は、結構面白いですよ。

あと、興味のあるトピックスについては、講談社のブルーバックスを
読んでみるとか。


もちろん、科学でなくても構いません。

私も、「実利を狙わない、興味のおもむくままの勉強」をする余裕は、
少しだけでもいいので、必ず残しておこうと思っています。




先ほどの「ヘキサゴン」ですが、私の大先輩で、
「回答者が計算問題で、どんな間違い方をするか?」
という興味を持ちながら見ている、という方もいます。

「そういう人にどう教えればいいのか?」 という
シミュレーションをしながら見ているのだと思います。
「そういう見方もあるか・・・」 と驚きました。

今日の記事作成時間は54分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:49 │Comments(0)TrackBack(0)

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