2008年01月07日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「本を出したい!」という人へ


こんにちは。水口です。

このブログをお読みの方のなかには、自分でもブログを開設されて
いる方もおられると思いますし、いつかは自分の本を出版してみたい、
と思っている方もいるのではないでしょうか?


その「出版」に関連して、今日、こんなニュースがありました。

<新風舎>民事再生法の適用申請へ…自費出版大手(毎日新聞)
- Yahoo!ニュース


新風舎という名前を聞いても、ピンとこない人がほとんどだと思います。
(実は私もそうでした)

この会社は、自費出版の出版物を手がける会社です。
ニュースには、こうあります↓

『』内は引用です)

『 新風舎は80年創業。自費出版業者の草分けとしてセミナーや相談会、
 さまざまな出版コンテストなどを開催して急速に知名度を上げた。

  同社が昨年末、債権者に送った文書によると、一部マスコミ報道による
 批判などから売り上げが急落し、債務支払いが滞ったという。同社は昨年
 7月、絵本や自伝を出版した複数の著者から「書店に並べて宣伝、販売
 するという契約と異なり、わずかな冊数しか店頭に並ばなかった」として
 提訴されている。 』


ネットで「新風舎」で検索すると、いろいろな悪評が出てきます。

出版希望者とのトラブルがいろいろあったという情報はネット上には
以前からあったようですが、そんな情報がメディアに載り始めて、
同社の経営を直撃したということのようですね。

逆に言えば、少しネットで調べておけば、同社とトラブルにならずに
済んだ人は、たくさんいたはずです。
そういう意味で、ネット上の情報の有用性を改めて感じます。
(もちろん、玉石混合の情報であることは前提ですが)


この「自費出版商法」的なものは、以前紹介した「取材商法」的なもの
とも、少し似ていますね。

  「取材商法」という名前が付いているわけではありませんが、
  「雑誌取材の申込み」といいつつ、お金を取る商法が存在します。
  (取材といいつつ、実質的には広告の営業です)

  おそらく、詐欺には当たらないのですが、お金を払わなければ
  掲載されないということを電話口でなかなか言わなかったりと、
  ちょっと悪質な要素があるやり方だと思います。
  (私も電話を受けたことがありますが、最初は本当の取材かと
   思ってしまいました。もちろん、断りましたよ)

  ちなみに、普通の雑誌は取材に来ても、お金は取られません。
  取材協力費(もらう方)は、ある場合と無い場合がありますが、
  お金を払って掲載してもらうということは、ありません。
  

自費出版にしても、雑誌の取材にしても、「自分(や書いたもの)が出版物
に載る」と思うと、財布の紐がゆるくなってしまう人が多いのでしょうね。
だから、そこにつけこむ人がいるわけですね。
(もちろん、良心的な自費出版の会社もあると思います)


■ 出版を考える人へ

「自費出版」に対して、普通の本は「商業出版」と呼ばれます。

本の内容にもよりますが、自費出版を考えるよりも、商業出版に
挑戦したほうがいいのではないかと思います。

商業出版なら、自分の財布からはお金は出ていきません。
(それって当たり前か・・・(笑) )

 ※ 何かの記念に自叙伝的なものを作りたい(関係者に配りたい)、
    という感じなら、自費出版もいいと思います。


もちろん、商業出版にたどり着くまでのハードルは、それなりに高いです。

でも、そのハードルを越えられないような企画(と著者)では、結局、
出しても売れないわけですから・・・、
ハードルを越えられるよう努力するのが、一番の近道ではないでしょうか。


・・・ちょっと本を出しているからといって、
  偉そうなことを言ってしまってスミマセン(汗)


ただ、本気で本を出そうと思うのであれば、その内容を
充実させるのが一番の近道ではないでしょうか、と思います。

私の少ない経験から言えば、「本を出す」ことを目的にしてはダメ。
「人に伝えたい・伝える価値がある」コンテンツ(情報・本の内容)を
作り、育てることが第一ではないかと思います。

いい情報(オリジナル性も大事)をブログなどで発信していれば、
自分のスキルも知識も高まるし、見つけてくれる人も出てくる。
今は、そういう意味で、とてもいい時代です。

ちなみに私の場合、本を書いたり(もうすぐ3冊目が出ます)、
雑誌や新聞に掲載されたりしたうち、自分から売り込みにいった
ものは、実は1つもありません。

すべて、このブログを見た方や、見た方からの紹介で、
出版や取材に結びついたものであり、その出版や取材が
次のきっかけになったものです。


いい情報を出していれば、必ずそれが何かに結びつく。
そう信じて、伝えたいことがある人は、今からでも挑戦して
みてはいかがですか?



え、・・・ブログを書く時間がない?
それは時間管理をすることで、時間を作るしかないですね。

と、時間管理をおすすめしたところで(笑)
今日はこのへんで。



今日の記事作成時間は41分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
新風舎にまつわるニュース、わたしも興味深く読んでいました。まぁ、わたしは本を出すことを考えたことありませんが(笑

企業に対する評判は、ネットの普及によって大きな力を持つようになりましたね。以前なら、こういう事をする企業も一度大きくなってしまえばなかなか経営が傾くまでには至りませんでしたから・・・。

新風舎を擁護する気はありませんが、この会社が取り組んできた事業を通して、「世の中には『本を出したい』と思う人が多数いる」ことが明らかになったのではないでしょうか。出版に携わる全ての企業は、新風舎の栄枯盛衰から学ぶところが多いと思います。

自費出版と商業出版の両方をうまく使いわけながら、未だ埋もれている優秀なコンテンツがスムーズに本という形になるような筋道ができるといいですね。
Posted by ☆shinchan☆ at 2008年01月08日 22:31
水口です。

shinchanさん、こんばんは。

ネットの普及によって、本当に変わりつつありますよね。
今回の件も、ネット上でいろいろ話題になったり、被害者(といっていいのかな?)
が結集したりしたので、マスコミに取り上げられるようになったみたいですしね。


なるほど、「本を出したい」人が多いというのは発見かもしれません。
いいコンテンツを本という形で共有するのは、大事なことですよね。

質の高いコンテンツを見出す仕組みは、ネット上でも
設けることができるかもしれません。

現状では「ソーシャルブックマーク」がそれに近いのですが、
それに加えて、コンテンツのオリジナル性を含めて評価する
仕組みができると、何か面白いものになりそうな予感もします。

Posted by 水口和彦 at 2008年01月09日 00:19
 

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