2008年02月03日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「段取り」=「仕事の○○○」


こんにちは。水口です。
今日は「段取り」の話です。


■ 「段取り」って何?

「仕事は段取りが大事」
「仕事は段取り八分」 (仕事は段取りで8割方決まるという意味)


なんて言われる「段取り」という言葉ですが、
そう言われても、あんまりピンとこないなあ・・・
という人も多いかもしれません。

私も昔、あまりピンときませんでした。

「段取り」という言葉の意味を辞書で見ると・・・
 (『』内は引用です)
 
『(1)〔(2)の意から〕
事を運ぶための順序。事がうまく運ぶように、
前もって手順をととのえること。手はず。
「―をつける」「うまく―する」

(2)芝居・小説などで、筋の運び。』


(大辞林 第二版 (三省堂)より引用)

とあります。


まあ、仕事の「手順」といった感じですね、
でも実際には、もう1つの意味でも使われます。

仕事の「準備」という意味です。


前者の意味では、仕事の手順を考えること、つまり・・・、
「ああしてから、こうして、次にこうなって・・・」という手順を
組み立てることが段取りです。

後者の意味では、仕事に必要な道具や材料をそろえて
準備することが「段取り」ということになります。


「段取り」という言葉が、厳密には2種類の意味で使われて
いるから、ちょっとややこしいんですね。


たとえば、私が以前にいた製造業の世界では、現場での
作業の「段取り」というと、後者(準備)を指すことが多いです。

しかし、同じ製造業でも、スタッフ部門で「段取りよくやろう」と
いうときには、前者(手順・順序)の意味で使っています。


また、別の問題として・・・、
職場では「段取りよくやれ」という人はいても、
「段取りのやり方」を教えてくれる人は、実際のところ、
あまりいないのではないでしょうか。
(教えにくい「暗黙知」的なものでもありますから)



■ 「段取り」=「仕事の○○○」

「時間管理」に関連して、「段取り」というときには、
前者の意味(仕事の手順)で使われることが多いです。

「仕事の手順」といわれても、あまりピンとこない場合は、
「仕事のレシピ」だと考えてみると、わかりやすいです。


たとえば、ある仕事について・・・

・ その仕事のやり方が、すでにマニュアル化されている場合は、
  (その仕事の「レシピ」がある場合)

 → そのマニュアルを元に仕事をすればいい
   (レシピの順に進めればいい)

   ということになります。マニュアルがなくても、先輩に教えて
   もらいながら仕事を覚える場合は、これと同じです。

一方・・・、

・ その仕事のやり方について、自分で考えなければいけない場合は、
  (その仕事の「レシピ」がない場合)

 → 自分で手順を考えなければいけない
   (自分でレシピを作らなければいけない)

ということになります。


たとえば、料理好きの人なら、お店で食べた料理と同じように
家で自分で作ってみる、ということをしたりしますよね。
そのときは、こういう流れになりますね。

・仕事の出来上がった状態を考えて、
 (食べた料理を思い出して)
         ↓
・それに必要なものを考え
 (料理の材料や手順を推測して)
         ↓
・自分で手順を考えてやってみる
 (自分で同じ料理を作ってみる)

これがまさに、「段取り」と同じです。


つまり、仕事における「段取り」というのは、レシピ本に載っていない
料理を作るために、料理の手順を考えることと同じです。


  仕事の段取り = 仕事のレシピを作ること


ということです。
(最初にいった前者の意味での段取りです)


■ 「仕事のレシピ」に関する 2つのタイプ

実際に、仕事のレシピ(段取り)と料理のレシピには
似たところがあるように思います。

たとえば、料理でも「レシピがないと、料理が作れない」という人も
いれば、逆に「レシピ通り作るのは面白くない」という人もいます。

仕事でもありますよね。両極端な例でいうと、

「レシピがないと、料理が作れない」 = 「マニュアルがないとダメ」タイプ
「レシピ通り作るのは面白くない」 = 「マニュアルを守れない」タイプ

という人たちです。


仕事の場合に、「レシピがないと、料理が作れない」という人は、
安全・確実な仕事をするタイプですね。

「レシピ」という手順を守ることで、失敗することは少ないですし、
仕事の品質も高くなります。
これはいいことですが、困ることもあります。

いまは、いろいろな職場で「業務マニュアル」的なものが
充実しつつありますが(ISO9001取得済みならなおさらです)、
それでも仕事のなかには、必ず「レシピのない仕事」があります。

ですから、自分でレシピを作る力は、いずれ必要になるんです。
そのときになって、困ってしまうかも・・・?



逆に、「レシピ通り作るのは面白くない」という人は、いろいろ
自分なりの創意工夫をしたりする面も持ちつつ・・・
「いい加減」な面(ルールを守れない)もあるタイプです。
(私は結構このタイプに近いです:年とともに変わってきましたが)

このタイプは、「レシピがない」という状況には強いですし、
独創性を発揮して新しいレシピを生み出すこともある。
そんないい面もあるのですが・・・、

マニュアル無視でやったために大失敗することがあったり、
思いつくまま仕事を始めて、あとで行き詰まることがあったり、
仕事の品質にムラがあったり・・・という困った面もあります。

このタイプの人は、レシピを活用する習慣を身につけた方が、
より効率的に成果を上げられるようになります。



話は長くなりましたが・・・

「仕事の段取り」という、ちょっとイメージしにくい言葉を、
「仕事のレシピ」と考えてみると、「段取り」のイメージは
変わってくるのではないでしょうか。

という提案でした。




そして、その「仕事のレシピ」の作りかたについては、
↓こちらもご参考に

時間管理基礎講座(B)のご案内

「段取り」「長期スケジュール」の講座受付を開始しました!


今日の記事作成時間は56分でした。

では、また明日!


このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:52│Comments(0)TrackBack(0)

時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2007 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバックURL
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/k_minakuchi/51503430
 

※ スパムコメント対策として、半角の「!」は使用不可の設定にしています。
  申し訳ありませんが「!」は、全角文字を使用していただけますよう、
  お願いいたします。