「段取り」=「仕事の○○○」
こんにちは。水口です。
今日は「段取り」の話です。
■ 「段取り」って何?
「仕事は段取りが大事」
「仕事は段取り八分」 (仕事は段取りで8割方決まるという意味)
なんて言われる「段取り」という言葉ですが、
そう言われても、あんまりピンとこないなあ・・・
という人も多いかもしれません。
私も昔、あまりピンときませんでした。
「段取り」という言葉の意味を辞書で見ると・・・
(『』内は引用です)
『(1)〔(2)の意から〕
事を運ぶための順序。事がうまく運ぶように、
前もって手順をととのえること。手はず。
「―をつける」「うまく―する」
(2)芝居・小説などで、筋の運び。』
(大辞林 第二版 (三省堂)より引用)
とあります。
まあ、仕事の「手順」といった感じですね、
でも実際には、もう1つの意味でも使われます。
仕事の「準備」という意味です。
前者の意味では、仕事の手順を考えること、つまり・・・、
「ああしてから、こうして、次にこうなって・・・」という手順を
組み立てることが段取りです。
後者の意味では、仕事に必要な道具や材料をそろえて
準備することが「段取り」ということになります。
「段取り」という言葉が、厳密には2種類の意味で使われて
いるから、ちょっとややこしいんですね。
たとえば、私が以前にいた製造業の世界では、現場での
作業の「段取り」というと、後者(準備)を指すことが多いです。
しかし、同じ製造業でも、スタッフ部門で「段取りよくやろう」と
いうときには、前者(手順・順序)の意味で使っています。
また、別の問題として・・・、
職場では「段取りよくやれ」という人はいても、
「段取りのやり方」を教えてくれる人は、実際のところ、
あまりいないのではないでしょうか。
(教えにくい「暗黙知」的なものでもありますから)
■ 「段取り」=「仕事の○○○」
「時間管理」に関連して、「段取り」というときには、
前者の意味(仕事の手順)で使われることが多いです。
「仕事の手順」といわれても、あまりピンとこない場合は、
「仕事のレシピ」だと考えてみると、わかりやすいです。
たとえば、ある仕事について・・・
・ その仕事のやり方が、すでにマニュアル化されている場合は、
(その仕事の「レシピ」がある場合)
→ そのマニュアルを元に仕事をすればいい
(レシピの順に進めればいい)
ということになります。マニュアルがなくても、先輩に教えて
もらいながら仕事を覚える場合は、これと同じです。
一方・・・、
・ その仕事のやり方について、自分で考えなければいけない場合は、
(その仕事の「レシピ」がない場合)
→ 自分で手順を考えなければいけない
(自分でレシピを作らなければいけない)
ということになります。
たとえば、料理好きの人なら、お店で食べた料理と同じように
家で自分で作ってみる、ということをしたりしますよね。
そのときは、こういう流れになりますね。
・仕事の出来上がった状態を考えて、
(食べた料理を思い出して)
↓
・それに必要なものを考え
(料理の材料や手順を推測して)
↓
・自分で手順を考えてやってみる
(自分で同じ料理を作ってみる)
これがまさに、「段取り」と同じです。
つまり、仕事における「段取り」というのは、レシピ本に載っていない
料理を作るために、料理の手順を考えることと同じです。
仕事の段取り = 仕事のレシピを作ること
ということです。
(最初にいった前者の意味での段取りです)
■ 「仕事のレシピ」に関する 2つのタイプ
実際に、仕事のレシピ(段取り)と料理のレシピには
似たところがあるように思います。
たとえば、料理でも「レシピがないと、料理が作れない」という人も
いれば、逆に「レシピ通り作るのは面白くない」という人もいます。
仕事でもありますよね。両極端な例でいうと、
「レシピがないと、料理が作れない」 = 「マニュアルがないとダメ」タイプ
「レシピ通り作るのは面白くない」 = 「マニュアルを守れない」タイプ
という人たちです。
仕事の場合に、「レシピがないと、料理が作れない」という人は、
安全・確実な仕事をするタイプですね。
「レシピ」という手順を守ることで、失敗することは少ないですし、
仕事の品質も高くなります。
これはいいことですが、困ることもあります。
いまは、いろいろな職場で「業務マニュアル」的なものが
充実しつつありますが(ISO9001取得済みならなおさらです)、
それでも仕事のなかには、必ず「レシピのない仕事」があります。
ですから、自分でレシピを作る力は、いずれ必要になるんです。
そのときになって、困ってしまうかも・・・?
逆に、「レシピ通り作るのは面白くない」という人は、いろいろ
自分なりの創意工夫をしたりする面も持ちつつ・・・
「いい加減」な面(ルールを守れない)もあるタイプです。
(私は結構このタイプに近いです:年とともに変わってきましたが)
このタイプは、「レシピがない」という状況には強いですし、
独創性を発揮して新しいレシピを生み出すこともある。
そんないい面もあるのですが・・・、
マニュアル無視でやったために大失敗することがあったり、
思いつくまま仕事を始めて、あとで行き詰まることがあったり、
仕事の品質にムラがあったり・・・という困った面もあります。
このタイプの人は、レシピを活用する習慣を身につけた方が、
より効率的に成果を上げられるようになります。
話は長くなりましたが・・・
「仕事の段取り」という、ちょっとイメージしにくい言葉を、
「仕事のレシピ」と考えてみると、「段取り」のイメージは
変わってくるのではないでしょうか。
という提案でした。
そして、その「仕事のレシピ」の作りかたについては、
↓こちらもご参考に
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今日の記事作成時間は56分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:52│Comments(0)│TrackBack(0)
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