2008年02月07日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

朝型がいい? 夜型がいい?


こんにちは。水口です。

今週は、先週のセミナーで頂いたご質問・ご感想に関連した
話をしてきました。今日はもう1つのご質問についての話です。

紹介済みの件はこちらです↓

タスクの書き方のコツは?
「人に頼まれたタスク」と「自分がつくり出すタスク」のどちらを優先する?
時間が読みにくい「コミュニケーション」への対応


今日は、「朝型・夜型」に関する話です。


■ 朝型のメリット

というのは、

「時間を活用するためには、
 朝型がいい? 夜型がいい? それとも、どっちでもいい?」

という意味のご質問を頂いたんです。


これは、時間を活用するためには、気になるポイントですね。

こういった「時間活用」系の話は、時間管理講座C(3月に行います)でも
お伝えしていく予定ですが、その前に、この「朝 or 夜?」について、
少しまとめておきたいと思います。


同じ睡眠時間だとして、早起きして朝を活用するのと、
夜を活用するのでは、どちらがより時間を活用できるのか?
というのは気になるところです。


ちなみに、「時間の使い方」に関する書籍がいろいろありますが、
そういう書籍にある意見をまとめておきますと・・・・

多数派は、「朝型」です。

  朝の時間を活用することによって、
  時間をより活用することができる

という話はよくありますし、実践している人も多いです。


朝を活用するメリットは、いろいろあります。

※ 朝の時間を仕事に使うか、仕事以外のやりたいことに使うか、
  という選択肢もあるのですが、その話は置いておいて、
  以下、「仕事」としての話とします。

  (以下は「仕事」と書きますが、プライベートの「やりたいこと」
   でも同様だと考えてください)

朝を活用するメリットは・・・

・早朝は、電話などのジャマが入らないから、
 仕事に集中できる

・始業時間の前から活動を始めることによって
 「アップ」された状態で仕事にのぞめる
 (出遅れることがない)

・朝に作業したり考えたりする場合は、夜と違って、
 お尻が決まっているので集中力が高まりやすい
 (夜に作業しているとダラダラして睡眠時間を
  削ることになりやすい)

といったものがありますし、通勤時間を早めた場合は、

・すいている時間に通勤できるので、通勤時間を
 より活用しやすい
 (たとえば、電車の中で勉強しながら移動できる)

というメリットがあります。
さらに・・・

・朝は頭がスッキリしているので、
 ものを考えるのに適した時間帯である

という意見も、古くからあります。
これは、脳や睡眠の研究からも裏付けられつつある話です。

「寝る」というのは、「脳を休める」というだけではなく、
「記憶を整理・構成する工程である」と言われています。
(だから暗記物は寝る前に。という話もあります)

逆に言えば、朝は頭のなかのゴチャゴチャが整理されていて、
いい状態になっている。だから、特にクリエイティブ系・頭を使う系の
仕事に向いている。という説は、経験的にも説得力があると感じます。

  睡眠の話については、下記のページがかなり面白いです。
  ページ数が多いので、時間があるときに読んでみてください。

  ほぼ日刊イトイ新聞 - ねむりと記憶。池谷裕二+糸井重里


  
■ 夜型のメリット

ということで・・・、朝を活用するほうがメリットが多い。
という意見が多数派なんです。

私個人としても、そのほうがいいとは感じているのですが、
「夜型」を全面否定する気にも、なれないんですよね。


また、「時間の使い方」系の本の執筆者のなかにも、
「朝型になるのはあきらめた派」もいます。

その理由は「無理しなくてもいいんじゃない?」というのが多いです。

それはそれで確かにそうなのですが、私は
それとは別の理由で、「夜型」を否定できない理由があります。



私が「夜型」を否定することができない理由は、
夜の時間を使って、「やりたいときに集中してやる」という
やり方にもメリットがあるからです。

こんな例があります。

Web上で、新しいサービスを始めることによって注目を集める
企業や個人が増えていますが、その1人、「字幕.in」を開発した
矢野さとるさんは、
 (『』内は引用です)
 
『 「発作的に作るんです」。新サービスはたいてい、深夜に思いつき、
 明け方までに作り上げてしまう。アイデアが洪水のようにわき、作らず
 にはいられなくなる。』


と発言されています。

↓このページ(2ページ目)からの引用です。
ITmedia News:「ネットは遊び場」――「字幕.in」を1人で作る25歳・無職

同じような話を、他の開発者の言葉としても聞いたことがあります。


このように「思いついたこと・やりたいことを一気にやる」という
仕事のやり方は、計画的とは言えないものの・・・、これはこれで
時間を活用しているひとつの例です。

このやり方は誰にでも推奨できるものではないことを
前提としますが・・・、

先ほどの矢野さんが、同じサービスを、「毎日少しずつ」作ろうと
した場合には、作業時間はもっと長くなってしまったでしょうし、
もしかしたら完成までたどり着かなかったかもしれません。

 ・「これを作ろう」という、モチベーションが高いときに、その仕事をやる。
  やり始めたら、切りのいいところまでは集中してやる。

という仕事のやり方は、それはそれで効率がいいところがあるわけです。


また、矢野さんの「作らずにはいられなくなる」という言葉は、
ミハイ・チクセントミハイ氏が提唱する「フロー」状態をほうふつとさせます。

「フロー」に入ると、効率がよくなるだけでなく、自分自身の喜びや
充実感も高くなります。

こういう仕事のやり方をする結果として、夜型になってしまうので
あれば、夜型を否定することはできない。というのが、私の考えです。
(逆に、ダラダラして夜型になるのは、おすすめできません)



■ 結論

あまり歯切れのいい結論は出せないのですが、

・基本は、朝型がおすすめ

 特に、会社勤めをしている場合は、公私の切り分けの意味でも
 夜遅くまで仕事をするのは(あまり)おすすめできません。

・しかし、人や仕事(やりたいこと)によって、いろいろあるので
 絶対「朝型になりなさい」とは言えない。
 「夜型・集中型」にもメリットはある。

というのが、私の考え方のまとめです。

実際、私自身も「のってしまった」場合には、遅くまで
作業することもありますよ。




【おまけ】
自分自身の経験では・・・
「朝を活用しよう!」とする場合には、「朝は頭が働かない」という
思い込みをこわすことが、一番のポイントのように思います。
(私は昔はそう思い込んでいました)



今日の記事作成時間は64分でした。
では、また明日!


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(「仕事の段取り」+「長期スケジュール」編です)



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Posted by 水口和彦 at 23:55 │Comments(0)TrackBack(0)

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