朝型がいい? 夜型がいい?
こんにちは。水口です。
今週は、先週のセミナーで頂いたご質問・ご感想に関連した
話をしてきました。今日はもう1つのご質問についての話です。
紹介済みの件はこちらです↓
・タスクの書き方のコツは?
・「人に頼まれたタスク」と「自分がつくり出すタスク」のどちらを優先する?
・時間が読みにくい「コミュニケーション」への対応
今日は、「朝型・夜型」に関する話です。
■ 朝型のメリット
というのは、
「時間を活用するためには、
朝型がいい? 夜型がいい? それとも、どっちでもいい?」
という意味のご質問を頂いたんです。
これは、時間を活用するためには、気になるポイントですね。
こういった「時間活用」系の話は、時間管理講座C(3月に行います)でも
お伝えしていく予定ですが、その前に、この「朝 or 夜?」について、
少しまとめておきたいと思います。
同じ睡眠時間だとして、早起きして朝を活用するのと、
夜を活用するのでは、どちらがより時間を活用できるのか?
というのは気になるところです。
ちなみに、「時間の使い方」に関する書籍がいろいろありますが、
そういう書籍にある意見をまとめておきますと・・・・
多数派は、「朝型」です。
朝の時間を活用することによって、
時間をより活用することができる
という話はよくありますし、実践している人も多いです。
朝を活用するメリットは、いろいろあります。
※ 朝の時間を仕事に使うか、仕事以外のやりたいことに使うか、
という選択肢もあるのですが、その話は置いておいて、
以下、「仕事」としての話とします。
(以下は「仕事」と書きますが、プライベートの「やりたいこと」
でも同様だと考えてください)
朝を活用するメリットは・・・
・早朝は、電話などのジャマが入らないから、
仕事に集中できる
・始業時間の前から活動を始めることによって
「アップ」された状態で仕事にのぞめる
(出遅れることがない)
・朝に作業したり考えたりする場合は、夜と違って、
お尻が決まっているので集中力が高まりやすい
(夜に作業しているとダラダラして睡眠時間を
削ることになりやすい)
といったものがありますし、通勤時間を早めた場合は、
・すいている時間に通勤できるので、通勤時間を
より活用しやすい
(たとえば、電車の中で勉強しながら移動できる)
というメリットがあります。
さらに・・・
・朝は頭がスッキリしているので、
ものを考えるのに適した時間帯である
という意見も、古くからあります。
これは、脳や睡眠の研究からも裏付けられつつある話です。
「寝る」というのは、「脳を休める」というだけではなく、
「記憶を整理・構成する工程である」と言われています。
(だから暗記物は寝る前に。という話もあります)
逆に言えば、朝は頭のなかのゴチャゴチャが整理されていて、
いい状態になっている。だから、特にクリエイティブ系・頭を使う系の
仕事に向いている。という説は、経験的にも説得力があると感じます。
睡眠の話については、下記のページがかなり面白いです。
ページ数が多いので、時間があるときに読んでみてください。
ほぼ日刊イトイ新聞 - ねむりと記憶。池谷裕二+糸井重里
■ 夜型のメリット
ということで・・・、朝を活用するほうがメリットが多い。
という意見が多数派なんです。
私個人としても、そのほうがいいとは感じているのですが、
「夜型」を全面否定する気にも、なれないんですよね。
また、「時間の使い方」系の本の執筆者のなかにも、
「朝型になるのはあきらめた派」もいます。
その理由は「無理しなくてもいいんじゃない?」というのが多いです。
それはそれで確かにそうなのですが、私は
それとは別の理由で、「夜型」を否定できない理由があります。
私が「夜型」を否定することができない理由は、
夜の時間を使って、「やりたいときに集中してやる」という
やり方にもメリットがあるからです。
こんな例があります。
Web上で、新しいサービスを始めることによって注目を集める
企業や個人が増えていますが、その1人、「字幕.in」を開発した
矢野さとるさんは、
(『』内は引用です)
『 「発作的に作るんです」。新サービスはたいてい、深夜に思いつき、
明け方までに作り上げてしまう。アイデアが洪水のようにわき、作らず
にはいられなくなる。』
と発言されています。
↓このページ(2ページ目)からの引用です。
ITmedia News:「ネットは遊び場」――「字幕.in」を1人で作る25歳・無職
同じような話を、他の開発者の言葉としても聞いたことがあります。
このように「思いついたこと・やりたいことを一気にやる」という
仕事のやり方は、計画的とは言えないものの・・・、これはこれで
時間を活用しているひとつの例です。
このやり方は誰にでも推奨できるものではないことを
前提としますが・・・、
先ほどの矢野さんが、同じサービスを、「毎日少しずつ」作ろうと
した場合には、作業時間はもっと長くなってしまったでしょうし、
もしかしたら完成までたどり着かなかったかもしれません。
・「これを作ろう」という、モチベーションが高いときに、その仕事をやる。
やり始めたら、切りのいいところまでは集中してやる。
という仕事のやり方は、それはそれで効率がいいところがあるわけです。
また、矢野さんの「作らずにはいられなくなる」という言葉は、
ミハイ・チクセントミハイ氏が提唱する「フロー」状態をほうふつとさせます。
「フロー」に入ると、効率がよくなるだけでなく、自分自身の喜びや
充実感も高くなります。
こういう仕事のやり方をする結果として、夜型になってしまうので
あれば、夜型を否定することはできない。というのが、私の考えです。
(逆に、ダラダラして夜型になるのは、おすすめできません)
■ 結論
あまり歯切れのいい結論は出せないのですが、
・基本は、朝型がおすすめ
特に、会社勤めをしている場合は、公私の切り分けの意味でも
夜遅くまで仕事をするのは(あまり)おすすめできません。
・しかし、人や仕事(やりたいこと)によって、いろいろあるので
絶対「朝型になりなさい」とは言えない。
「夜型・集中型」にもメリットはある。
というのが、私の考え方のまとめです。
実際、私自身も「のってしまった」場合には、遅くまで
作業することもありますよ。
【おまけ】
自分自身の経験では・・・
「朝を活用しよう!」とする場合には、「朝は頭が働かない」という
思い込みをこわすことが、一番のポイントのように思います。
(私は昔はそう思い込んでいました)
今日の記事作成時間は64分でした。
では、また明日!
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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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