「上司」のための本、いや「上司」を知るための本?:『上司のモヤモヤ』
こんにちは。水口です。
今日はまずは告知から・・・
NECさんのサイト「wisdom」に、
『タイムコンシャスな人づくり・組織づくり
〜 時間意識を高め、時間活用力をつける 〜 』
という連載記事を執筆しています。
第1回は書籍のプレゼントもあったためか?
約500件ものご感想を頂きました。
ご感想もこれだけ多いと、読ませて頂くのが大変なのですが(汗)、
ちゃんと私も読ませて頂いております(ありがとうございます!)。
この連載の第2回が、昨日公開になりました。↓こちらです。
時間と仕事を見える化する、シンプルな時間管理術
今回は、普通のスケジュール管理+アルファの手間でできてしまう、簡単な
時間管理のやり方を具体的に示しています。本を読んで頂いている方は、
もう分かっていることが多いかもしれませんが、復習がてらお読みになって
みるのもいいかもしれません。
コンパクトに要点を示していますので、時間管理をやったことがないという
人にもおすすめできると思います。
■ モヤモヤしてます?
では、今日の本題です。
今月出た、こういう本があります。

上司のモヤモヤ
人事コンサルティング会社で20年間、いろいろな上司のお悩みを聞いてきた
著者による、ノンフィクションの質問と、それに対する少しユーモラスな回答を
1冊にまとめた本です。
本の狙いは、『カイシャ版「生協の白石さん」』 とのことです。
(前書きにそう書いてあります)
確かに「生協の白石さん」的なユーモラスな回答、はぐらかしの回答も多いです
ので、あまり真面目に構えて読もうとすると、肩すかしをくらいます。
■ これは「上司」のための本?
というわけで、この本に「役に立つノウハウ」 「やる気が出る言葉」 のようなものを
期待するとがっかりするかもしれません。(一部はいい回答もあるのですが、かなり
ユーモア方向に振った回答もあり、それが楽しめないと読むのはつらいかも?)
それでも、この本は「上司のための本」として価値があると思います。
掲載された質問は、実際に「上司」たちが悩んでいること、ノンフィクションです。
そして、とてもくだらない質問もあったりします。
回答も面白いのですが、質問を眺めるだけでも面白いです。
「上司」の肩書きを背負っている人にとっては、他の「上司」も、自分と同じ悩みを
持っていたり、さらにくだらない悩みを持っていることを知ると、少し救われた
気持ちになると思います。(逆に、そういう癒しはいらない!という人は、あまり
読む必要はないかも・・・)
■ あるいは、「部下」のための本?
この本は、「部下」の人も、機会があれば読んでみると面白いと思います。
特に、会社に入ったばかりの人にも読んでみてほしいですね。
(本屋さんで目次を眺めるだけでも価値があります)
傍から見ると、偉そうな「部長」さん、「課長」さんも、こんなくだらないことで
悩んでいると知ることは、意外に大事なことだと思います。
なぜなら、上司は「神様」ではないことが、リアルにわかるからです。
なんて言うと・・・ 「上司は神様なんて思ってないよ」 と言う人が多いと
思いますが、実は上司を「神様」だと思っている人は結構います。
どこかで読んだ話ですが、 (出典不明でスミマセン・・・)
「上司が自分のことをわかってくれない」
「上司が自分の適性にあった仕事をやらせてくれない」
「上司が自分の能力を充分に評価してくれない」
といった部下の不満は、上司が神様であることを前提にしている、と
いう意味の話を読んだことがあり、なるほどと思ったことがあります。
上司だって、ときには間違いもします。また、部下のことをいつも100パーセント
理解できているわけではありません。人間ですから、当たり前です。
ましてや、部下が自分からアクションを起こしたり、不満を口に出したりすること
がなければ、なおさら分かりません。
「上司が自分のことをわかってくれない」 という前に、自分からコミュニケーション
を取ることを考えたほうがいいですし・・・
「上司が自分の能力を充分に評価してくれない」 「上司が自分の適性にあった
仕事をやらせてくれない」 と思うのなら、上司にちゃんと相談すべきです。
それをしないで「○○してくれない」と思っている人は、上司のことを、「何でも
わかってくれる神様」と思っているのと同じなんです。
そういう人にとって、この本は役に立つかもしれません。
この『上司のモヤモヤ』という本は、上司も人間だから、失敗もするし、至らない
ところもあるし、くだらない悩みも持つ、ということを伝えてくれます。
もしかしたら、新入社員必読の書・・・なのかもしれませんね。
実際に新入社員に読ませて(あるいは新入社員の方が読んで)、会社に
幻滅することになったとしても責任は取りませんが・・・ (笑)
「くだらない悩み」が多いということばかり強調してしまいましたが、
いい「悩み」もあるということを、補足しておきます。
この本は、「悩み」が命ですから、あまり公開するのも無粋なので、
amazonで公開されている範囲の「お悩み」を引用しておきます。(『』内は引用です)
『 ・人は見た目が9割だそうですが、それで採用していいですか?
・上司から緊急時には遠慮なく自宅に連絡しなさいと言われました。
真に受けていいでしょうか?
・部課長が知っておくとお得な「ことわざ」を教えて下さい。
・「もっとバカになれ」と言われました。どう解釈すればいいでしょう?
・自分に甘い人をどう扱えばよいのでしょうか。
・今まで「部長」と呼ばれていたのに、職制がかわって「さんづけ」に
なりました。降格ではありませんが寂しいです。
・イエスマンをまわりに置きたい。そうしないと神経がもちません。
いけませんか?
・サラリーマンに「自己実現」は、あり得ますか? 』
上記の 『サラリーマンに「自己実現」は、あり得ますか?』 という質問に私が
答えるとしたら、サラリーマンにも「自己実現」はありますし、サラリーマンでしか
達成できない「自己実現」もあります、と答えます。
※ 「自己実現」という言葉は、いろいろ定義があるのですが、
『自分の使命を見つけ、それを達成する』 という解釈が私は好きです。
(それが、カッコいい「夢」でなくても構わないと思うんですけどね・・・)
今日の記事作成時間は59分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55
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