できてないと危険!:個人の仕事にも「リソース管理」を
こんにちは。水口です。
今日は「リソース」に関連した話です。
■ 「リソース管理」は一般的ではない という話
昨日も書きましたが、現在、ビジネス情報サイト「wisdom」に、
連載記事を執筆しております。
(↓これです)
『タイムコンシャスな人づくり・組織づくり
〜 時間意識を高め、時間活用力をつける 〜 』
現在は第2回もアップされていますが、この第1回は、
「時間管理とスケジュール管理の違い」について書きました。
一般的に、
スケジュール管理 = アポイントメント管理
であるのに対し、
時間管理 = アポイントメント管理
+ タスク管理
+ リソース管理
という話です。
この記事についてのご感想をたくさん頂いたのですが、そのなかで目立った
2種類のご感想がありました。
「いままでにもタスク管理をいろいろ試したけどあまりうまくいかなかった。
いいやり方があれば知りたい」
というご意見と、
「自分は「リソース管理」ができていないことに気づきました」
というご意見です。
この後者のご意見も無理もない話です。というのは、時間管理の話のなかで
「リソース管理」という考え方が出てくることは、ほとんどないからです。
■ 「リソース」とは?
ここでいう「リソース」とは「自分が使える時間」のことです。
仕事に限定して考えてみるとして、たとえば、週40時間勤務しているなら、
その週には40時間というリソースがあることになります。
そして、その週に40時間を超える仕事を詰め込んでしまうと、リソースが
足りなくなってしまいます。その場合、残業でカバーすることになりますが、
話を簡単にするために、残業は考えないことにしましょう。
ここでいう「リソース管理」とは、リソース(時間)の使い道を、細かに計画
したり、細かに記録したりすることではありません。
そうやって細かく管理してもいいのですが、一番大事なところは、トータル
での仕事量が適正かどうか把握することです。ですから、細かな収支を
考える前に、全体としてのリソースと仕事量のバランスを考えるべきです。
全体のバランスは、こう表せます。
1週間のリソース ≧ 予定している仕事 + 予期しない仕事
(使える時間) (アポイントメント・タスク) (日常業務・突発の仕事等)
この式が成立しない場合、つまり、リソースを超えた仕事がある場合には、その
仕事はやり残しにならざるを得ません。
(もちろん、やり方しだいで仕事の効率は変わりますが、それは置いておきます)
この式が成り立っているかどうか、つまり、仕事があふれすぎていないか、という
視点で、自分の仕事を管理するのが、「リソース管理」というわけです。
実際には、1週間単位だとタスクの量が多くてわかりにくいので1週間のなかの
各日付ごとに確認することになります。そのために役に立つのが、先日、タスク
管理の話で紹介した「日付別リスト」です。
この(↓)記事のなかで紹介しています。
「タスク管理」の4つの流儀を比較する − 後編
この(↑)記事で紹介した他の手法、 「ToDoリスト方式」と「1日リスト方式」では、
「今日」はともかくとして、先の日程の「リソース管理」を行うのは困難です。つまり、
はやい話が、これらの方式を推奨している人は、リソースを管理することを考えて
いないということです。当然、それらの方式を使った時間管理には、リソース管理
という考え方は出てきません。ですから、「リソース管理」に初耳の人が多いのも
無理もありません。
※ 「時間割方式」の場合は、リソース管理はできています。「時間割方式」は
言わば、タスクを「アポイント化」する方式です。ですから、もともとリソース
以上の仕事を詰め込めない仕組みになっているわけです。
ですから、「リソース管理」という言葉を使っていなくても、リソース管理が
できる仕組みになっています。
■ 「リソース管理」が一般的な分野
さて、この「リソース管理」という言葉は、「時間管理」の文脈のなかで語られる
ことはほとんどありません。しかし、プロジェクト管理ではよく出てきます。
「リソース管理」は、プロジェクト管理(プロジェクトマネジメント)では、それなりに
重要なことだと位置づけられています。
※ (時間管理との違いは・・・)
プロジェクト管理では、リソースは「人×時間」で表されます。それを自分の
時間管理に適用すれば(人=自分なので)、「時間」がリソースになります。
プロジェクト管理では、同一時期に同じ人に二重に仕事を振ることを
「リソースの重複」と呼び、そうならないよう計画を立てることが必要です。
(ここでいう時間管理の「リソース管理」よりは少し複雑な手順になります)
このように、「リソース」とは、決して特別な概念というわけではないのですが、
なぜか人は自分の時間のことになると、このリソース管理をないがしろに
してしまうところがあるようです。・・・不思議な話です。
(「タスクといえばToDoリスト」という常識(誤解?)のせいでしょうか・・?)
しかし、現在のように、仕事が全般的に忙しく、短納期になっているときこそ、
リソース管理はとても重要になってきます。
「個人の時間管理にもリソース管理が必要」ということは、より多くの人に
知って頂きたいと思っていますので、「リソース管理」については、またの機会に
もう少し詳しく紹介したいと思います。
リソース管理は、仕事のストレスとも関係しているだけに、重要です。
リソース管理が出来ている = 「やれる見込みが立つ」 ということですから、
出来ていない場合(しかも忙しいと)、ストレスや不安を感じやすくなってしまう
わけなんです・・・。
今日の記事作成時間は58分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:41
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