2008年04月02日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「マインドマップ」「非マインドマップ」の使い分け


こんにちは。水口です。

今日は、遅くなってしまいましたが、先週のセミナーでの
ご感想、ご質問等についての話です。


■ セミナーの内容以外についてのご質問

先週行ったセミナーは、「時間効率を上げる」という内容のものでした。
(ご参加頂いた方、ありがとうございました!)

セミナー開催時には、いつもアンケートのご記入をお願いしています。
それを読んでみると、特に評判がよかったものがありました。


それは、通称「仕事コンソール」と呼んでいるものです。
(ネーミングがいまひとつ・・・垢抜けませんが(笑) )

早く言えば、Excelを使って、作業に必要な諸々のファイル・フォルダ・URLなど
のリンクをまとめたり、日数計算やカレンダー機能を付けたものです。

これは前の仕事の頃から使っている方法で、かなり便利に使えていたものです。
(結構深いフォルダ階層にあるファイルでもあっという間に開けるようになります)
もちろん、作るのは少し手間がかかりますが、そこでかけた時間は後で利子が
ついて取り返せました。


という話は置いておいて・・・、

アンケート用紙には、いつも「今回のセミナーの内容以外について、知りたいこと」
という欄を設けています。

そこで、「マインドマップ」についてのご質問を頂きました。


■ マインドマップについて

「マインドマップ」は、最近よく話題になっていますね。

今年に入ってから、「公式ソフトウェア」も発売されています。
(これ↓です)
amazon
Buzan's iMindMap日本語版スタンダード・エディション

↑amazonの商品ページの写真のところで記入例も見ることができます。
かなり、「本流」のマインドマップという感じに仕上がるようですね。
トニー・ブザン氏が推奨する、ヴィジュアル性の強い(芸術的な?)、マップが
書けるソフトになっているようです。


「・・・いるようです」 と言っているくらいですから、私はこのソフトはまだ使用して
いません。昨年から別のマインドマップ(的な)ソフトを使っているので、今は換える
つもりはないんです。

(↓この記事で紹介しました)
直感的でサクサク使える、マインドマップ(的な)ソフトウェア

この記事で紹介した「マインドピース」というソフトウェアは、「iMindMap」ほど
ビジュアル性は強くなく、でも、「マインドマネージャー」よりはマインドマップ風に
書けるソフトです。

小さな(日本の)ソフトハウスが制作しているソフトですから、機能の数では、
上記2つのソフトに見劣りするところがあります。しかし、とにかく動作が直感
的に分かりやすいところが気に入って、現在も使っています。


■ なんでもマインドマップ?

先ほどのご質問では、

  「何から何までマインドマップ」というすすめがあったりするが、
  どんな場合に使うのがいちばん効果的でしょうか?

という内容のご質問も頂いています。


これは私の考えですが、
「何から何までマインドマップ」というのは、明らかに無理があります。

そういう、ムリヤリな盛り上げ方をすると、逆に、「マインドマップ不信」になる
人が多くなるような気がするんですけどね・・・。

私は、用途によって使い分けは絶対必要だと感じています。


たとえば、「タスク管理にマインドマップ」という記事もありました。
 ↓
達人の仕事術:マインドマップ式メモ術で流れと量のある仕事を管理

この記事にある書き方は、「マインドマップ」とはちょっと違う感じですね・・・。
「チャート」と言ったほうがいいんじゃないでしょうか。

ちなみに、タスクをこうやって分解していくやり方は、プロジェクトマネジメントでいう
ところの「WBS(Work Breakdown Structure)」 です。

こういうメモの書き方が悪いわけではないのですが、これを「マインドマップ」と
いってしまうと、何でもマインドマップになってしまい、誤解を招きます。


そういう意味では、「マインドマップ」以前に(プレゼンなどに使う)図解関係の技術
を知っておいたほうがいいように思います。「マップ」以外にも、チャートやテーブル
(マトリックス)で表したほうが分かりやすい事象もあります。

「マップを知っている」のは、もちろんいいことですが、
「マップしか知らない」のは、あまりよくないかと思います。



さて、私はマインドマップ歴は一応かなり長い(7年)のですが・・・
使ってみて思うのは、

・マップ形式は、「自分の頭のなかにあるもの」を整理するためには特に有効。
 たとえばこの2つです。

 「アイディア出し」   (書きながら出していく)
 「アイディアの整理」 (すでに出ているアイディアをマップに整理する)


・「議事録」をマインドマップでまとめるのは、基本的に反対です。
 (理由は↓こちらに)
 「マインドマップ」は議事録には使うな!?

・ただ、セミナーのように、あらかじめまとめられている話を聞く場合は、
 マインドマップもいいと思います(マップじゃなくてもいいかもしれないけど・・)


・スケジュール管理やタスク管理にマップを使うのは反対・・・無理がありすぎます。

・しかし、たとえば目標設定の前段階でマップを使って頭を整理するのは、
 効果的だと考えています。


・通常のメモのなかで、小さな「マップ」的メモ(連想メモ)を書くのは、よくやります。


という感じです。ご参考になれば。



結論をまとめると

 ・「マインドマップ」は使える (特にアイディア系の整理に)
 ・でも「何でもマインドマップ」というわけにはいかない。おすすめできない。
 ・「マインドマップ」以外の図解方法も、(もし知らないなら)知っておいたほうがいい

となります。

この結論だけ見ると、当たり前すぎて面白くないですね・・・(笑)。





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今日の記事作成時間は78分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55 │Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
マインドマップの件、さっそく明快なアドバイスを有難うございました。メルマガ最新号のテーマは「考える」ことの効率化、でしたね。まさに、これを実践するためにマインドマップは有効かなと思い実践し始めていた矢先、昨今の「マインドマップは万能」との声に疑問が生じ、水口様の一刀両断が欲しいなと思って(笑)質問させて頂きました。私も「頭に腕組み」し、思考グルグルしてしまうのですが、思いを紙に落としていく事を日々実践していきたいと思います。金曜日のセミナーは都合が悪く残念ながら参加できないのですが、次回を楽しみにしています。
Posted by めいすけ at 2008年04月08日 12:16
水口です。

めいすけさん、ありがとうございます。

今回のセミナーは、2回目も開催する予定ですので、またそのときにご参加頂けるとうれしいです。


『昨今の「マインドマップは万能」との声に疑問が生じ』というのは、
私もまさに同じことを感じておりました。

個人的には「紙とペンで考える」ことの重要さが一番、
形式うんぬんは二番目かなと思っています。
(「形式にとらわれる」デメリットもあるのかも?という気もしています)

実は、もともとは前の仕事で忙しい時期を乗り切るために、マメにメモするようになった
(メモしないと頭が整理できなくて、やってられなかった)
というのが発端なのですが、「メモ」の習慣が身について、本当に良かったと思います。

数々のメモ用紙がなければ、私はおそらく本も、このブログも書けなかったのではないか。
という気もするくらいです。もちろん、今もメモはかなり活用しています!
Posted by 水口和彦 at 2008年04月08日 20:14
 

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