会議として「あえて人が集まる」目的はどこにある?
こんにちは。水口です。
昨日は、会議についての話(↓)を書きました。
『ムダな会議』を減らすための説得方法
それで思い出したのですが・・・会議関係で最近読んだ本を紹介します。
■ 「早朝会議」の真髄はどこに?
こんな本です。

早朝会議革命~元気企業トリンプの「即断即決」経営
最近、「デッドライン仕事術」などで話題の吉越浩一郎さんは、
トリンプの社長を勤めていた頃、「早朝会議」を行っていました。
(正確には、社長になる前から行っていたそうです)
※ 「デッドライン仕事術」については、このブログでも触れました。
「デッドライン仕事術」 ・・・ 形だけマネしたら、ヤケドする本です
「デッドライン仕事術」 に関する話の続き
吉越さんの著書や、当時のトリンプについて書かれた本は、他にもいくつか
読んだのですが、まだ読んでいなかったのが上の本でした。
(2003年に刊行された本です)
この本は、「第三者が見た早朝会議」という内容の本になっています。それだけに、
「吉越さんのやり方のどこに特異性があるのか」という点に興味のある、私のような
者にとっては、面白い本でした。
ちなみに、「早朝会議」+「デッドライン管理」というスタイルは、簡単に真似できる
ものではありません。特にトップの力量が求められるやり方ですし、負担も大きい
はずです。ですから、このやり方をそのまま人におすすめしたいとは思いません。
しかし、「どうやって運営していたのか?」 「カギとなるポイントは何か?」
「社長は別として、社員はどう感じていたのか?」 等々、興味は尽きません。
というわけで、過去の本も探して読んでみているところなんです。
■ 「会議の効用」を見直すために
この本は、「早朝会議」にテーマを絞って取材がされているだけあって、
「(トリンプの)早朝会議」についての情報量は多いです。
面白いのは、90ページ弱に渡って、早朝会議の内容をそのまま
書き起こしたページがあることです。そのまま書き起こしただけだから、
そんなに面白くはないだろうと思ったのですが・・・会議のスピード感が
感じられたりで、意外に面白く読めました。
この本のなかで、会議を始めたいきさつについて、吉越さんのコメントが
載っています。 (『』内は引用です)
(吉越さんがトリンプのマーケティング本部長に就任した頃の話として)
『 最初に気がついたことは何かっていうと、人の和が全然できていない。お互い
話し合ってもいない。おまけに部門ごとの対立が非常に強かったことです。
出発点はそれです。(中略)日本人というのは一緒の方向にベクトルを合わせて
働き始めたら、すごい仕事ができるのに、派閥や組織の対立や摩擦などで会社が
おかしくなっている。しかし、会議で毎日集まり、同じ方向を目指して互いに話し合
うとベクトルは必ずあってきます。』
そもそもは、部門間の対立を無くすために、組織横断的な会議体を持とうと
いうところから、始まったものなんですね。
それを「毎朝」やろうというのが、吉越さんのエキセントリックさ、徹底している
ところを表しているようにも思えますが・・・それは置いておいて。
会議には「ベクトルを合わせる」という効果もありますね。それは会議の大きな
効用かもしれません。
しかし、普通は、会議をしても、なかなかベクトルは揃わないこともあります。
・・・というのは、形式ばった会議では、なかなか「ベクトルを合わせる効果」は
生まれないのですし、本音が上がってこない会議もそうです。
私の経験では、「ベクトルが揃った感」のあった会議は、そう多くありません。
ですから・・・、
「その会議は、参加者のベクトルを合わせるために役に立っていますか?」
という目で会議を見直してみると、いいかもしれませんね。
さて、この本を読んでいると、「早朝会議」の効果は、吉越さんの「人望」
的があってこそ得られたのかもしれない・・・そんな気もしてきます。
ちなみに、吉越さんが会議を社内に定着させたのは、「強権発動」では
なく、むしろ「草の根」的な説得の積み重ねによるものだったそうです。
これは少し意外でした。
そういう部分も含めて、「厳しいことも言うけど、部下から強く信頼されて
いる社長」だったのかもしれませんね。それが会議がうまくいく一番の
秘訣だったりして・・・。
今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55
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