「課長」が病んでいる? 「課長」が危ない?
こんにちは。水口です。
こんなニュースがありました。
ニッポンの「課長」が危ない!(日刊ゲンダイ) - Yahoo!ニュース
■ 「課長」は病んでいる?
(『』内は引用です)
『「課長になりたくない」という若手社員は増えている。昨年の日経のネット
調査でも、半数近くの45%がそう答えた。』
『 管理職の最下位である課長はどこでもコキ使われるだけ。心を病んでいって
いる。社会経済生産性本部が06年に上場企業2150社を対象に実施した
調査によると、過去3年、6割以上の企業で「心の病」を抱える人が増加。年齢
別で一番多かったのが30代(61%)で、次いで40代(19%)だった。』
『 日本経営協会の「日本の中間管理職白書07」によると、管理職が抱える問題
・悩みは「業務量が過大」(41%)がトップ。「業務目標のハードルが高い」(21%)、
「他部署との連携が不調」(20%)と続く。』
『 課長は疲れ切っている。バタバタ倒れていったら、それこそ会社の“危機”だ。
(中略)
部長がふんぞり返っている会社の課長は危ない。』 (上記記事より引用)
どこでも、課長はさんざんな目にあっている・・・ということでしょうか。
「課長」は、プレイングマネージャーでもあることが多いですから、仕事量としての
負担は多くなりがちです。組織によっては、「人員減のしわ寄せが課長に集中」と
いう状況も珍しくないと思います。
特に、「仕事を自分で抱え込んでしまう課長」 は、要注意です。
定常的に「プレイヤー」としての仕事を抱え込んでしまっていると、何か問題が
起こったりして「マネージャー」業務が増えたときに、大変な状況になります。
責任感の強い課長さんは、何でも自分で抱え込んでしまいがちですが、
本来なら課長は、普段は時間の余裕があるくらいでなければいけません。
たとえば、
「課長の指示を仰ぎたい問題があるが、課長がつかまらない」
「課長に相談したくても、なかなか相談できない」
「部下では手に負えない突発的なトラブルが起こっても、
課長をはじめ、誰も指揮が取れない」
といった状況になると、部下は困りますよね・・・。こういう状況は、
「課長が部下の仕事のボトルネックになっている」とも言えます。
本来やるべきことをやるためには、「課長は普段は余力を残しておく」
ぐらいがちょうどいいのです。
課長の方、そろそろ課長になる方は、気をつけてください。
■ 課長は仕事をどうやって割り振るべきか?
「プレイングマネージャー」であることも多い課長の仕事をうまく行うには、
そのなかの「プレイヤー」業務を、必要に応じてうまく部下に割り振れるか
どうかが、重要なポイントの1つになると思います。
この点がうまくいかないと感じている課長さんは多いのではないでしょうか。
少なくとも、「なんでも自分で抱え込もうとするな!」 ということは、肝に
銘じておいたほうがいいと思います。
↑
これは、本当に重要だと思います。
課長は「人に振れない」仕事も抱え込んでいるはずですから、
「人に振れる」仕事は(自分でやれそうな気がしても)、全部人に振れ
というつもりで行動するくらいのほうがいいと思います。
課長と部下の人数比にもよるので、一概には言えないところもありますが、
そういう気持ちは持っておいたほうがいいと思います。
基本的にほとんどの課長は、「(人に仕事を)振り足りない」ことが多いものです。
それは気持ち的には立派なことですが、「チームの長」としては立派じゃありません。
(第三者の視点で考えてみてください。自分でもきっとそう思うはずです)
さらに、少し長期的な戦略として、
「部下を育てる(=部下がやれる仕事の幅を広げる)」
ことにも着目していければ、さらに事態は好転します。
全国の課長さん、がんばってください!
先の記事(↓)では・・・、
ニッポンの「課長」が危ない!(日刊ゲンダイ) - Yahoo!ニュース
後半に「はじめての課長の教科書」著者の酒井穣さんのコメントも続いています。
興味のある課長さんは読んでみてください。
「はじめての課長の教科書」は、このブログでも紹介した(↓) 良書です。
(これがその記事です)
はじめての「課長の教科書」: 時間管理術研究所
今日の記事作成時間は44分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55
│Comments(2)
│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
水口先生こんにちは!また拙著を取り上げていただき、ありがとうございます。
「なんでも自分で抱え込もうとするな!」というのは、本当にその通りだと思います。ある意味でそれは部下を信じて仕事を任せてしまうということであり、そこを突破できると、さらに上を目指せるようになるのですが・・・。
何分、優秀な中間管理職というのは、やはり完ぺき主義者が多いんですよね。どうしても「俺じゃなくっちゃ」という気持ちも解ります。
だからこそ、社外のコンサルタントなどの力が必要だったりしますね。
「なんでも自分で抱え込もうとするな!」というのは、本当にその通りだと思います。ある意味でそれは部下を信じて仕事を任せてしまうということであり、そこを突破できると、さらに上を目指せるようになるのですが・・・。
何分、優秀な中間管理職というのは、やはり完ぺき主義者が多いんですよね。どうしても「俺じゃなくっちゃ」という気持ちも解ります。
だからこそ、社外のコンサルタントなどの力が必要だったりしますね。
Posted by
酒井穣
at 2008年04月15日 04:23
水口です。
酒井さん、コメントありがとうございます。
(「著者降臨」というやつですね)
『何分、優秀な中間管理職というのは、やはり完ぺき主義者が多いんですよね。
どうしても「俺じゃなくっちゃ」という気持ちも解ります。』
これ、わかります。実例も結構見てきました。担当者として実績を上げた人が中間管理職
のポジションにつくと、そうなってしまうことが多い気がします。
本来は「考え方の切り替え」が必要なのですが・・・、
それが上手な人は少ないですね。
そういえば、私も受けた「管理職研修」では、そういう話はあまり出なかったように
思います。それって・・・まずいことですね。
酒井さん、コメントありがとうございます。
(「著者降臨」というやつですね)
『何分、優秀な中間管理職というのは、やはり完ぺき主義者が多いんですよね。
どうしても「俺じゃなくっちゃ」という気持ちも解ります。』
これ、わかります。実例も結構見てきました。担当者として実績を上げた人が中間管理職
のポジションにつくと、そうなってしまうことが多い気がします。
本来は「考え方の切り替え」が必要なのですが・・・、
それが上手な人は少ないですね。
そういえば、私も受けた「管理職研修」では、そういう話はあまり出なかったように
思います。それって・・・まずいことですね。
Posted by 水口和彦
at 2008年04月15日 21:56
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