「ジャパネットたかた」が「堅実、かつ合理的な会社」だと思う理由
こんにちは。水口です。
今日は、ちょっと変わった本の話です。
■ 「ジャパネットたかた」の秘密?
今日、(別の本が目的で)立ち寄った駅中の書店で、
こんな本を見つけました。

テレビではわからない ジャパネットたかたのすべて
「ジャパネットたかたのすべて」・・・これちゃんと本です。決して通販の
パンフレットではありません。
A4版形のムック本(雑誌っぽい装丁の本)です。
中見がすべてフルカラーで1143円+税 は高いのか、安いのか・・・?
普通ならスルーするところですが、「ジャパネットたかた」には、ある興味を
持っていたので買って読んでみました。
この本は、「すべて」かどうかはわかりませんが、「ジャパネットたかた」に
かなりの取材をして作られた本です。取材日数は30日にのぼるそうです。
ジャパネットたかたは、7年ほど前から通販番組を制作するためのスタジオ、
スタッフ、出演者等々、をすべて自前で(社員が)行っていることで有名です。
この本も、その観点を中心に取材されています。
スタジオ(地上波向け・CS放送向け・インターネットライブ向け)での収録風景
写真が多く、「ファンの人にはたまらない」本になっています・・・というのは冗談
で書いたつもりなのですが、実際に番組を録画保存しているコアなファンの方
もいるそうですから・・・恐れ入りました。
ちょっと変わった企画の面白い本です。
■ この本を買った理由
さて、私はこの本を買ったのですが、別にこの番組のファンではありません。
(高田社長の人となりやトーク術についての興味はありますが)
この本を買ったのは、社員さん達へのインタビュー記事が多かったからなんです。
「ジャパネットたかた」の番組の出演者は、高田社長をはじめとして、タレントでは
なく、社員が担当しています。それも、「司会者」を募集して採用したわけではなく、
普通の社員として採用された方たちです。
そういう、「まるで未経験の分野」に踏み出す社員を育てたり、サポートするため
にどんなことをしているのか? というところに、前々から興味があったんです。
(社員教育、人材育成的な観点です)
結論をいうと・・・、そういう意味での「秘密」「秘訣」のようなものは、
この本からは読み取れませんでした。
面白いと思ったのは、現在番組のMC(司会者)を担当している人は、
(Web配信担当の方を入れると、高田社長以外に7名おられます)
どうも、ほとんどが社長から、「やってみないか?」と声をかけられて、
MCをやるようになったようなんです。
そういう意味では、人柄、適性、チャレンジ精神のようなものを見抜く
高田社長の「眼」がポイントなのかもしれません。
■ 「ジャパネットたかた」の魅力
「ジャパネットたかた」は、「たまたま上手い具合にテレビ通販で当たって、
成長した会社」とお思いの方もいるかもしれませんが、高田社長のイン
タビューを読むと、決してそういうわけではないことがわかります。
テレビスタジオを自前で作ったり、番組制作のすべてを社員で運営したり
というのも、「思いつき」でやったわけではなさそうです。
(『』内は引用です)
『わたしは、「何かをしなければと思ってやる」のではなく、「やるだけの必然性が
あるからやる」というタイプ。最初から、ラジオの次はテレビと計画していたわけ
ではありません。テレビをはじめて、毎日発信する必要があったから、自分たち
で自由に使える自前のスタジオをつくったわけです 』
『確かに無謀なことかもしれません。でも「やる!」と決めたらできるんです。
決めてしまえば、次に何をすべきかが自然と見えてくるものですよ 』
インタビューの他の部分も含めたイメージとして、
・ 「必然性がある」からやる
(番組制作コストや出演社員の移動等を考慮すると、番組数が
増えれば自社スタジオを持つほうが合理的なのは確かでしょう)
・ 「できない理由をあげる」のではなく、
やる方法を考えて実行する
という、とてもシンプルな方法論がベースにあるのがうかがえます。
長期的に見て「そのほうが合理的」だと思える選択肢は、困難が
あってもやり遂げる。ということです。
私が受ける印象は、
・ 「堅実な(地に足のついた)」 しかし、「合理的な」経営
というイメージです。面白い会社です。
こう言うと、(両方の)ファンの方に怒られるかもしれませんが、
なんとなく「はてな」と共通する匂いがあるような気がしました。
「堅実な、地に足のついた経営」や、「合理的な経営」の例は、
たくさんありますが、その両方を兼ね備えた例は、それほど多く
ありません。ジャパネットたかたのやり方は、会社組織の運営と
しても、個人のキャリア戦略という観点でも、参考になる部分
があると思います。
冒頭のほうにある、高田社長の6ページのインタビュー部分は、
一読の価値があると思います。
「この本は必読です」とはいいませんが、書店で見かけたら、
スルーせずに、ちょっと見てみたらいかがでしょうか。
今日の記事作成時間は44分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55
│Comments(2)
│TrackBack(1)
時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2007 BizARK Inc. All rights reserved.
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/k_minakuchi/51597747
この記事へのトラックバック
テレビではわからない ジャパネットたかたのすべて(2008/04)不明商品詳細を見る
【 目 次 】 (アマゾンより引用)
●通販業界では矮..
テレビではわからない ジャパネットたかたのすべて モーターマガジン社【Makeup Life! メイクアップ・ライフ!】at 2008年04月24日 01:26
この記事へのコメント
はじめまして、水口様
ケイエムと申します。
この記事でこの本(雑誌?)を知り楽しくよませていただきました。
私が、高田社長が非常に好きなのですが、ぎっちり書かれたものが無かったので面白かったですね。
ジャパネットさんの事や社員の方もでてきており、よかったですね。
ケイエムと申します。
この記事でこの本(雑誌?)を知り楽しくよませていただきました。
私が、高田社長が非常に好きなのですが、ぎっちり書かれたものが無かったので面白かったですね。
ジャパネットさんの事や社員の方もでてきており、よかったですね。
Posted by
ケイエム
at 2008年04月22日 23:51
水口です。
ケイエムさん、この本ブログでも取り上げられたんですね。
なかなかいい本ですよね。元気が出るというか。
私も「社員がみんな若い。でもしっかりしてる」という
ところに驚きました。
若いうちから、いろいろ仕事を任されるという経験が
人を育てるのかもしれませんね。
地方で目立っている会社というと、思う浮かぶのはメーカーが
多いですから、ジャパネットさんにはがんばってほしいですね。
一度何か買ってみたいな・・(←テレビショッピング未経験者です)
ケイエムさん、この本ブログでも取り上げられたんですね。
なかなかいい本ですよね。元気が出るというか。
私も「社員がみんな若い。でもしっかりしてる」という
ところに驚きました。
若いうちから、いろいろ仕事を任されるという経験が
人を育てるのかもしれませんね。
地方で目立っている会社というと、思う浮かぶのはメーカーが
多いですから、ジャパネットさんにはがんばってほしいですね。
一度何か買ってみたいな・・(←テレビショッピング未経験者です)
Posted by 水口和彦
at 2008年04月23日 07:40
※ スパムコメント対策として、半角の「!」は使用不可の設定にしています。
申し訳ありませんが「!」は、全角文字を使用していただけますよう、
お願いいたします。




(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)