個人が「長時間労働」という戦略を取るためには?
こんにちは。水口です。
一昨日、こんな記事を書きました。
「長時間労働」がいけない、いくつかの理由
『休みたいならやめればいい』発言に関する記事でした。
■ 訂正文がアップされました
上記発言については、各所で反論が過熱していたのですが、
それを受けて・・・発言内容を否定する文章がアップされています。
日本電産社長 「休みたいなら辞めろ」発言を否定(J-CASTニュース)
- Yahoo!ニュース
ニュースの元ネタの日本電産のサイト上の文章はこちら↓
日本電産株式会社(4/28トピックス)
(このページ、HTMLを見ると「title」タグの中身がありません・・・
そんなに慌てて作ったのか? )
このページを見ると、 「休みたいならやめればいい」 という発言はなかったと
いうことだそうです。
(『』内は引用です)
『社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり
休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」』
という発言はあったが、「休みたいならやめればいい」 とは言ってないとのこと。
(朝日新聞がこう書いただけ、ということですね)
カギ括弧付きで書かれていたので、私もご本人の発言かと思いましたが、
そうではないのなら、朝日新聞はちょっとやり過ぎの感がありますね。
『社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり
休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」』
『休みたいならやめればいい』
この2つは、内容は似ていますが、ニュアンスはだいぶ違ってきます。
とはいえ、『社員全員が休日返上で働く』という状況が当然のことのように
発言するのは、社長の立場としては、言うべきでないのは変わりありませんが。
■ 『社員全員が休日返上で働く』はノスタルジーのなかに?
さて、この 『社員全員が休日返上で働く』 という状況について、
少し考えておきます。
たとえば、「社員が自主的に休日返上で働く」、「思わずそうしたくなるような
やる気にあふれた職場である」 ことは、魅力的なものでもあります。
(もちろん、社長はそれに感謝することはあっても、そうするよう奨励しては
いけない(=いさめる側に回るべき) わけです。)
しかし、そういった姿は、すでに過去のものになりつつある・・・というか、
過去のものにしなければいけないのが今の状況です。この流れは
(ある程度の猶予はあったとしても)、変えられないように思います。
特に大きな企業では。
私は、『休日返上で働く』 こと自体を全面否定するつもりはありません。
なにかの分野で突出した業績を上げるために、人よりも多くの時間を
投入するという戦略もあっていいと思います。
(もちろん、ムダに時間を長くするのではなく、効率化も必要ですが)
しかし、それは(大きな)会社のなかではできないことになりつつあるのです。
「長時間働いて、自分のスキルを向上させたい」という人、特に20代や
30代には、そう思う人もいると思います。
しかし、そのために長時間「会社を使う」ことは難しくなっています。
ですから、これからは会社(メインの仕事)以外に、自分を磨いたり、
勉強したりする場を見つけることが重要になるのではないでしょうか。
(あるいは、ベンチャーや個人事業主になるという選択もありますが、
今の会社でやりたいことがある場合には、そういうわけにもいきませんし)
■ 副業のススメ?
私は、そういう意味で、「副業」という選択肢は結構いいんじゃないかと
思っています。
本業の仕事は、適度な残業時間内で集中して片付ける。そして、その後の
時間や、休日は副業(またはそのための勉強)に当てる。というやり方です。
ただし、「副業」といっても、本業にいい影響をもたらす(いい方向にスキルを
高められる)仕事を選ぶべきだと思います。
この数年、「副業のすすめ」的な雑誌記事や、サイトなどで、どうも怪しげな
アフィリエイトや、「○○だけで○○万円」という怪しげな情報販売ばかりが
目立つような気がします。こういう副業は、本業との相乗効果はあまり・・・
いや、ほとんど無いのではないでしょうか。
たとえば、他のブログ記事の引用「だけ」で、記事を大量に生成し、
他のブログに無差別にトラックバックを送りつけて・・・
それでいくらかの収入が得られたとしても、本人のスキルは向上
しませんし、本業のほうにいい影響があるとも思えません。
それよりも、収入的には大したことはなくても(あるいは無報酬でも)、
自分のスキルの向上のために、あるいは自分が本当にやりたいから、
というものに取り組んだほうが、結果として将来のためになるのでは
ないかと思います。(・・・そうあってほしいと思います)
私がブログを始めた頃も、ネット上には「○○だけで○○万円」的な
情報はあふれていましたが、今思えば、そういう情報に踊らされなくて
本当に良かったと思います。
本業で無収入は困りますが、副業で無収入はOK。それでもやりたい
からやる。という気概を持った人が増えてくれるといいですね。
そして、そういう人がいろいろなスキルを(経営スキルを含めて)身に
つけた頃には、その分野で本業としてやっていけるという状況を作り
出せるようになっていくのではないでしょうか。
最近少し話題の「社会起業家(または社会企業家)」は、これに
近いイメージがありますね。
※ 「社会起業家」と「ボランティア」の違いは・・・、
社会起業家は、社会のために必要だと思う活動を、
「収益も両立させながら」実現する人です。
(だからビジネスモデル作りや経営の能力も必要です)
いきなり「社会起業家」になるのは、普通の勤め人には難易度が
高いです。しかし、自分がやりたいと思う分野で、副業とはいえ
「仕事」としてがんばっていれば、いずれ立派な「社会起業家」に
なるのは不可能ではありません。
ちなみに、弊社の業態は「社会起業」といえるものではないのですが、
そういうマインドは持ち続けていたいと思っています。
だいぶ話がそれてしまいましたが・・・、
これからは、「長時間労働してでもスキルアップしたい」という人は、
自分でその戦略を考えていかなければいけない時代になっている。
ということでした。
もちろん、「長時間労働しなきゃいけない」というわけではありません。
長時間バリバリやるのも、プライベートを重視するのも自由です。
とは付け加えておきます。
今日の記事作成時間は54分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55
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