2008年04月30日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「時間管理」と「時間術」を定義するなら?


こんにちは。水口です。
今日は、雑誌の話から。


■ 月間ビジネスデータ5月号

雑誌といっても定期購読誌なので、書店には置いていないものなのですが、
会社で定期購読されているところもあると思います。

月間「ビジネスデータ」という雑誌です。

「ビジネスデータ」といっても、データばっかり載っているわけではなく・・・
マネージャー向けのビジネス誌という感じです。

(↓ビジネスデータの目次です)
ビジネスデータ - 経営幹部・管理者向けの月刊誌「ビジネスデータ」定期購読

 ↑今は4月号の目次が載っていますが、もうすぐ5月号の目次に
   差し換わると思います。


その5月号の『著者インタビュー:話題の書』コーナーに、
この本↓の著者が登場しています。

amazon
たったこれだけのことで!仕事力が3倍アップする時間活用法
―やるべきタスクをらくらくこなすシンプルな原則


この本の著者というのは、恐縮ですが・・・私のことです。

少し前に出た『仕事力が3倍アップする時間活用法』について取材を
受けました。(2ページの記事です)


■ 「時間管理のスタンダード」は、まだない?

インタビューの内容を少し紹介しておくと・・・
『』内は引用です)
 
『ほかのビジネススキルとは異なり、時間管理の分野ではまだスタンダードが
確立していない点がたくさんあります。(中略)

時間管理でも仕事に優先順位をつけよう、ムダな時間を削ろうという、考え方
についてのある程度の枠組みはあります。しかしながらそれを実現するために
どういった形でスケジュールを管理するか、仕事をどう整理し、実行するかと
いった点について、スタンダードたり得る手法がないのです。

おそらく、それは業種や職種、立場などによって事情が大きく異なるため、
普遍的な手法が確立しにくいからでしょう。』

『いくら見映えのいい方法でも、実践できなければ意味がない。私もいろんな本を
読んで試行錯誤を繰りかえしましたが、結局、どれもうまくいきませんでした。そう
いうなかで、必要のない要素を削ぎ落とし、最低限、何をすればいいのかを追求
した結論が、この本に盛り込めたと思います。』


といった感じです。


これらの発言は、このブログをよくお読みの方は、理解して頂けるのではないかと
思います。

時間管理の手法は人それぞれであり、『スタンダードたり得る手法がない』 という
のは、当たり前のようでもあります。しかし、1つのビジネススキルとして見た場合
には、少し異様でもあります。ここが時間管理の不思議なところです。


「スタンダードがない」というのは事実です。

もちろん、「スケジュールを管理する」「ダブルブッキングを起こさない」といったレベル
での時間管理は定番のものになっていますし、今ならグループウェアを使うことでも
そういった管理ができるようになっています。

そこまではいいとして、自分の「タスク」(時間が決まってない、自分1人でやる仕事)
をどう管理するか、というところが問題なんです。

タスクの管理は、様々な判断要素が絡みますから、実は複雑なものです。


たとえば、「7つの習慣」で非常に有名になった「重要性・緊急性のマトリックス」も、
有名な割に、日常の時間管理のなかで使えている人はほとんどいません。
(これは結果を評価するためには使えても、計画を立てる時点での指針には
 なりにくいものなんです。)

あるいは、「「やること」を書き出すと、頭がスッキリしていいぞ!」 と話題になった
「GTD」は、効果のあるものの・・・継続するのが難しいというネックもあるため、
普及するには至っていません。

他の時間管理手法も、なかなか定番化しないですね・・・。



もちろん、時間管理については今もたくさんの本が出ていますし、数多くの著者が
それについて述べています。しかし、スタンダードになり得る手法は、まだありません。

まるで、「アイディアの出し方」のように、「色々なやり方があるけど、実際どれが
正解なのかは何ともいえない」 といった様相を呈しているようにも思えます。


私の手法がいい線いっているのではないかと思うところは(自画自賛ですが・・・)、
ボトムアップ的に、簡単な行動(習慣)によって、「仕事」と「時間」を整理できるように
したところだと考えています。

時間管理は、「アイディアの出し方」のように「人それぞれ」「個人の能力に依存する」
部分があります。たとえば、あるタスクを「やるか?やらないか?」と判断に迷うとき
は、様々な要素を考慮しつつ判断しますが、それには直感的な要素も含まれます。

そんなふうに、実は(場合によっては)複雑な判断をしているのが時間管理ですから、
その思考の中身には「型」はないのかもしれません。

しかし、そのために必要となる、仕事と時間の情報の「整理法」や、「無理のない
維持管理の仕組み」といったことには、合理的かつ効率のいい「型」は存在する。

というのが、私の考えです。



また、「アイディアの出し方」と同じように、思考パターンについて、人のマネをする
ことは難しいことですし、効果的とも限りません。しかし、いろいろなやり方を参考
にすることは、直接的・間接的に少しずつ役に立つことも多いものです。


時間管理は「整理法」と「思考法」の2つの要素があるということですね。

きちんと定義された言葉ではありませんが、あえていうなら、

 「時間管理」 = 「整理法」 
  (11日にやる「基礎講座」↓がこれに近い)
  「あなたの「時間管理の仕組み」作りのために


 「時間術」  = 「思考法」 
  (その後、16日にやる「上級編(応用編)はこちらに近いです)


という分類ができるわけです。


一般に「時間術」と「時間管理」という言葉の使い分けは
はっきりしていませんが、こう考えると割とスッキリしますね。




今日の記事作成時間は60分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:53 │Comments(0)TrackBack(0)

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