「段取り」と「頭」と「ツール」の関係
こんにちは。水口です。
昨日、「段取り」の話をしたので、今日も続いて「段取り」の話を。
昨日の話はこちら↓
「複雑な段取り」をラクラクこなすために
(私が最近使っている段取りツールの話です)
■ 「仕事の段取り」をうまくやるには?
「仕事の段取り」をうまくやるにはどうしたらいいか?
という質問は、実は究極の質問・・・かもしれません。
というのは、「仕事の段取り」は仕事の数だけあるわけで、画一的な「段取り」と
いうものは、実は存在しないからです。
そんな「段取り」を、うまくやり遂げるのは、人の「頭」の力です。
たとえば、 「こういうものを作りたい」という、「求める結果」があったとして、
その結果を得るためには何が必要か? さらにその前には何が必要か? と
いうことを考えることは、間違いなく人の「頭のなか」で行われています。
どんなツールでも、求める結果をインプットするだけで「自動的に段取りが組み
立てられる」ということはできません。
※ もちろん、いろいろな「段取り」を学習させることで、人工知能的な
「自動段取りシステム」というものをつくることは不可能ではない
でしょうし、「業務のシステム化」も一種の「自動段取り」です。
しかしこれらは、もともと人が行っていた「段取り」を元にしているわけで、
「システム」が段取りを考えたわけではありません。
そんなふうに「段取り」は、人の頭のなかで行われるものです。そこは間違い
ありません・・・ しかし、どんなツールを使うかによって「段取り」の仕方が
変わるのが人の頭の面白いところです。
たとえば、「紙に書く」か、「頭のなかだけで考える」かで、段取りのやりやすさ
や、正確さ、もれ抜けのなさは、大きく変わってきます。
これは、人の頭が「短期記憶」という点においては、とても貧弱な構成をしている
ことと関係があるわけです。
人の頭は、「こんなときにはどうしたらいいか?」といった判断力や発想力は、
とても高度なものを持っています(「直感」のレベルの判断も含めて)。しかし、
その一方で、「まずあれをやって、次にこれ、その次は・・・」と考える項目の数が
増えてくると、頭のなかは、たちまちゴチャゴチャになってしまいます。
たとえば、数学でいえば、証明問題を「ひらめき」だけで解けることもある反面、
単純な足し算ですら、(桁が多いと)頭のなかだけではできません。これと少し
似ています。
■ 「書く」ことは重要、そして、「ツール」もやっぱり重要
そんなわけで、「仕事の段取り」を行うためには、「書く」ことがとても重要になって
くるわけです。それに、書いて考えたほうが楽ですし(考えるのも思い出すのも)、
時間の節約にもなります。
ただし、「書く」といっても、いろいろな書き方がありますし、昨日紹介したように
パソコンを使う方法もあります。
いずれにしても、「高度なツールを使えば、(考えなくても)高度な段取りができる」と
いうことは、絶対にありません。考えるのは基本的に「頭」ですから。
むしろ、『自分が「考える」ために使いやすいツールを使う』 という観点が重要です。
※ この点は、「時間管理」でも、まったく同じです。
私は「理想の時間管理ツール」は、「思考の型」を押しつけるものではなく、
「考える」ために使いやすいことが重要だと考えています。
(次に、手間をかけない・習慣化しやすい仕組みになっていることが重要です)
ですから、「ツール」を過信してもいけませんが、「ツール」を軽視してもいけない。
というのが、「段取り上手」になるためには大事なことだと私は思います。
■ 仕事の種類と段取り
また、「段取り」は、仕事の内容によっても、大きく変わってきます。
・ 長期的な仕事が多い / 短期的な仕事が多い
・ 並行して走るプロジェクトが 多い/少ない
・・・等々で変わってきます (他にもあります)。
ですから、理想の「段取り上手」の姿は、
自分(と「自分の仕事」)にあったツールを選べる(または作れる)
という人ではないでしょうか。そして、
仕事の内容が変われば、それに応じて自分のツールを変えられる
ということも重要です。
来週の講座は、できるだけそこまでお伝えできるような講座にしようと
考えています。
・・・「段取り」って、実は奥が深いです。
たとえば、あんまり考えていなさそうなのに段取り上手な人がいると思えば、
「とにかく段取りが苦手」、という人もいますし。段取りするのがうまいのに
「段取りを教える」のは下手な人もいますし・・・。
最近増えつつある「段取り本」でも、「段取り」を誰でもわかりやすいように
伝えてきれているものは見当たらないように思います。「段取りを教える」と
いうのも、なかなか難しいテーマだと思いますね(私もがんばります)。
お、「段取り」を追求するための 「段取り講座」 もよろしくお願い致します。
今日の記事作成時間は55分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:58
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