2008年05月12日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「時間」と「成果」は比例しない・・・はずなのに


こんにちは。水口です。


  「時間」と「成果」は比例するとは限らない

というのは、「時間の使い方」を高めるための重要な概念の1つです。


今日はそれに関連した話です。


■ 「5分ルール」って何?

こんなニュースがありました。

中日新聞:診察「5分ルール」に反発 大幅減収に、と医師ら
:社会(CHUNICHI Web)



このタイトルを見ると、「5分ルールって何だろ?」 って思いますよね。

私は、「5分前には集合場所に集まりなさい」という「5分前ルール」のことかと
思ってしまいましたが、違いました・・・(汗)


『』内は引用です)
 
『 4月から実施された診療報酬改定で、再診の際に医師が診察や説明に
5分以上かけないと報酬の一部が支払われない「5分ルール」について、
医師らが反発。厚生労働省は「丁寧に診てもらうため」と説明するが、医師
からは「診療内容を時間で評価するなんて」「医師への報酬が減る」との声
が聞かれる。』

 
『 厚労省によると、5分要件は「患者が診察室に入って出るまでの時間」。
そのまま適用すると診察できる患者数は1時間当たり最大で12人までしか
算定できない計算になる。

 こうした状況について、横浜市のある小児科医は「診療の質は時間で
はかれない。ばかにされている気分で、やる気を失ってしまう」と憤る。』


「5分ルール」というのは、こういう意味だったんですね。

診察や説明に、5分以上かける場合と、かけない場合で、報酬が異なると
いうことだそうです。

※ これは何にでも適用されるというわけではなく、リハビリや処置等がない、
   再診時の話だそうです。経過を見るために診察して、薬を出す、といった
   内容の場合に適用されるということなのでしょう。
   (正確な情報を知りたい方は「5分ルール」で、検索してみてください)


この「5分ルール」、私は知らなかったのですが、少し検索してみると、
いろいろな情報が上がってきます。

3月の別の記事には、こんな実例が載っていました。
 
『  長崎市で内科医院を開業する本田孝也医師は、ある日の診察時間を
計ってみた。午前中の患者29人中、5分以上は2人で、平均は2分29秒
だった。「長ければいいわけじゃない。必要なやりとりを、手を抜かずに早く
終えるのも熟練した技術だ」と本田医師。』


 ↓こちらの記事からの引用です。
4月から診療報酬改定、再診料「5分ルール」 : ニュース : 医療と介護
: YOMIURI ONLINE(読売新聞)


なるほど、この言い分はわかります。

手抜きした結果、短時間になるのなら困りますが、手を抜かず、効率よくやる、と
いう選択肢も考えられる以上、変なところで規制しないほうがいいのではないで
しょうか。


たとえば、普通の会社で、「短時間で報告書が書けるようになった」と喜んでいる
ビジネスパーソンに対し、「短時間で書くのはけしからん」と言うようなものです。
(あるいは、短時間でやった仕事なら評価を下げる、と言うようなもの)

これでは、「質を落とさずに効率を上げよう」という努力をする気にはならない
かもしれません。


「いや、患者第一だから」という考えもあるかもしれませんが・・・、そもそも、
患者の立場である、自分の感覚では、そんなに長くは必要ないという場合も
あるでしょう。

外科でも内科でも、通院しながら良くなっていく過程では、それほど説明を
聞くことがたくさんあるとも思えません。場合によっては、「あと○日くらいで
完治しますよ」ということがわかるだけで構わない場合もあるはずです。

その判断は、医師の裁量に任せてほしい、というのが医師の言い分なの
でしょう。私はそちらの考え方を支持したいと思います。

でなければ、他の患者を待たせないように効率よく診察をこなす医師は
報酬が減るということになりますし、報酬が減るのが嫌なら、必要がない
場合にも5分以上かけなさい、ということになってしまいます。
(もちろん、必要な場合には5分以上かけるというのが前提ですが)


■ 「時間」と「成果」の関係


  「時間」と「成果」は比例するとは限らない

というのは、どんな仕事にも共通する原則だと思います。しかし、この原則は
医師以外の世界でも、変なジレンマを生むことがあります。

たとえば、

  ・ 同じ時間内にできるだけ多くの成果、高い成果を上げたい、あるいは、
    同じ成果ならより短時間で終わらせたい、と思う人

  ・ とにかく時間内は会社にいれば、給料がもらえると思っている人


この2人が、同じ給料だったりすると、納得できないですよね。
しかし、そういうことは、あり得ない話ではありません。

だからといって、後者のようになりたくもないですし。

(このブログの読者のなかには、後者のような人はいないと
思います。そういう人はこのブログ読みませんから・・・。)



「時間の切り売り」感覚で仕事をするのではなく、成果に着目する。
いまさら言うまでもないことかもしれませんが、「時間の使い方」を
改善するためには重要なことですね。



今日の記事作成時間は33分でした。
では、また明日!


このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:55 │Comments(0)TrackBack(0)

時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2007 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバックURL
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)
http://app.blog.livedoor.jp/k_minakuchi/tb.cgi/51621554
 

※ スパムコメント対策として、半角の「!」は使用不可の設定にしています。
  申し訳ありませんが「!」は、全角文字を使用していただけますよう、
  お願いいたします。