「タイムコンシャスな人」 とは、どんな人? その2
こんにちは。水口です。
昨日は「タイムコンシャス」について書きましたが、
今日はその補足的な話です。
■ 「タイムコンシャス」=「時間に対する意識が高い」の真意
「タイムコンシャス」という言葉は、昨日も書いたように、
文字通り解釈すると、
「時間に対する意識が高い」
ということになります。
しかし、同じ「時間を意識する」のでも、いろいろあります。
■ 「結果」だけでなく「プロセス」を
たとえば、「結果」としての時間を意識すること、つまり、
「期限が迫っている」ことを意識してドタバタすることも、
「時間を意識している」ことには違いありません。
でも、できればこういう状況には、なりたくないですよね。
そうならないようにするためには、そこに至るまでのプロセスの
なかで時間の使い方を考えていかなければいけません。
(それがまさに「時間管理」です)
というように、「結果としての時間」だけでなく、「時間を使うプロセス」に
注目していこう、という意味での「意識」が大事ですよね。
「タイムコンシャス」の「コンシャス(意識)」は、そういう意識であって
ほしいと考えています。
■ 「節約」ばかりじゃない!
また、「時間を意識する」ことは、「時間を有効に使う」「ムダにしない」
ということにも、つながってきます。
かといって、「節約」ばかりに意識を向けるのも、あまり良くない
場合があります。これをお金の例で考えてみます。
たとえば、お金の「ムダ使い」をしないことは大事なことです。
誰だってムダに使いたいとは思いませんし、「節約」できる部分は
節約しようと考えるものです。
ただ、お金というものは不思議なもので・・・
日頃、お金を「節約」している人が、その節約のストレスのせいか(?)、
反動のように大きな衝動買いをしてしまうこともあります。
(これに近い経験をしたことある人は多いのでは?: 私もあります・・・)
あるいは・・・、
かなりの「節約家」の人(節約より「ケチ」というほうが似合う)が、
異性関係になると、歯止めがかからなくなってしまう・・・という
ケースもあります(これは私の話ではなく、ある後輩の話です・・・)。
時間についても、これと似たようなことがあります。
「時間をムダにしちゃいけない!」 とがんばっていたと思えば、
ある日突然、「やる気が出ない・・・」と気が抜けてしまったように
ダラダラしてしまうとか・・・。
仕事ではしっかりしてるのに、彼女がらみのことになると、いつも
(時間的にも)振り回されっぱなしの人とか・・・。
※ もちろん、何にどう時間を使うかは個人の自由ですし、他人が
見ると「時間のムダ」に思えることも、当人にとってはとても大事な
ことである場合もあります。それは尊重すべきだと思いますが、
自分自身がいまひとつ納得できないのなら、改善したいですよね。
つまり、ある領域で、上手に時間(やお金)を使える人も、
別の領域では使い方が下手だったりする・・・ということも
あるわけです。
「節約」ばかりに気をとられると、全体の観点を見失ってしまう
場合もあります。だから「節約」だけじゃいけないということです。
※ たとえば、スーパーでの買い物では、10円20円の違いにも
うるさい人が、大きな買い物(たとえば自動車とか)になると、
急に財布のヒモがゆるんで、ウン万円のオプション品をいくつも
つけてしまったりする・・・なんて話もありますよね。
ですから、一部の節約だけにとらわれすぎてもいけないのです。
(節約する心がけ自体は、もちろん悪いことではありません)
■ 「タイムコンシャス」=「ライフコンシャス」?
こんなふうに、「時間」に対する見方を広げていくと、だんだん
「人生論」的なものになっていきます。
「人生」も「時間」の積み重ねでできているわけですから、
これは当たり前といえば当たり前のことです。
ただ、あまり「精神論」的なことや、「きれいごと」的なことに寄りすぎて
しまって、現実(実践)とかけはなれてしまうのは本意ではありませんので、
「タイムコンシャス」という概念は、「地に足のついた」ものにしたいと考えて
おります。
「タイムコンシャス」の話は、メールマガジンの方でも
展開していきますので、ぜひお読みになってみてください。
(週1回、日曜日発行です)
今日の記事作成時間は43分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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