これからの「ブログの役割」とは?
こんにちは。水口です。
今日は「ブログ」について考えてみたいと思います。
■ 「ブログ」は終わったのか?
こんな記事がありました。
J-CASTニュース : 読んでもつまらない 「ブログ」はもう終わったのか
井上トシユキさんに聞く(上)
J-CASTニュース : ブログは基本スキルが学べる だからチャレンジしてほしい
井上トシユキさんに聞く(下)
「ブログ」という言葉が特に注目を集め始めたのは、5年ほど前でしょうか・・・
一時、盛り上がりを見せつつ、現在は結構落ち着いていますよね。
一時に比べて話題にならなくなってきたのは、「ブログ」がそれだけ「当たり前」の
ものになってきたということでもあると思います。
たとえば私の場合、最近ではパソコン関係の情報を探しているときに、
いくつかのブログにお世話になりました。
(パソコンのトラブルの話や、Excel VBA関係の調べ物などです)
そういう感じで役に立っている一方、「ブログ」は期待したほどじゃなかった、
と感じている人も多いのではないでしょうか。
■ 「ブログ終結論」の理由
なぜ「ブログが終わった」と言われてしまうのでしょうか?
私は自分もブログを書いていることもあって、今ではすっかり「当たり前」の
ものになってしまっているのですが、ちょっと以前を振り返ってみると・・・、
「ブログ」が注目を浴びていた当時、こんな期待があったことを思い出します。
それは、
「ブログ」によって、いままで無名だった「すごい人」が脚光を浴びる
(発掘される)のではないか?
という期待です。
また、実際に「アルファブロガー(影響力の大きなブロガーのこと)」と呼ばれる
人達が現れるなど、そういう時代の変化を期待させるものがありました。
その頃のことを思い出した上で現状を見ると、確かにその頃の期待感ほど
現在の「ブログ」は盛り上がっていないようにも思えますね。
もちろん、「アルファブロガー」の多くは健在ですが、次々と新しいアルファ
ブロガーが誕生してくるわけでもありません・・・。
※ これにはいろいろ理由があるとは思いますが・・・、
ブログの絶対数が増えている状況で、新しいブログを立ち上げた場合、
なかなか大きな注目を集めにくい(内容が面白くても)、という状況も
影響していると思います。それで「アルファブロガー」は新しく生まれにくい
というわけです。
というわけで、「ブログ」を通じての「スター待望論」的な見方からいえば、
現在の状況は「期待はずれ」ということになるのかもしれません。
それが「ブログ終結論」の一番の理由ではないでしょうか。
特に、ジャーナリズムの分野では、密かに「ブログ」に期待している人は
多かったと思います。すごい「書き手」や「独自の取材による記事」が現れる
のではないかという期待です。
実際のところ、どうなんでしょうか? ブログからスタートして、ジャーナリストと
してプロになった人は、どのくらいいるんでしょうね・・・。
私が詳しくないせいかもしれませんが、私は知りません。
「ジャーナリスト」がブログを活用している事例や、「ジャーナリスト」以外の
分野で、ブログからスタートして出版に結びついた事例はありますが。
■ でもブログの役割は大きい
とはいえ、私は先の「スター待望論」的なものは、あまり気にしていません。
爆発的な盛り上がりはなくても、自分が書くべきことを書いている人は、
継続していけばそれなりに注目を集めるようになってくるでしょうし、
そういう小さい変化はこれからもあちこちで起こると思います。
割とゆっくりとした変化ですが。
※ 僭越ながら・・・私もそのパターンの1人かもしれません。
私の場合は「ある分野の専門家になる」ことを目標として、そのための
一手段としてブログを始めたわけですが、そういうタイプのブログは、
今後も一定の効果は期待できると思います。
これに似た話が、先のニュースにもありました。
(『』内は引用です)
『 いまも読まれているブログは、実名や正体を露出しているか、現実社会での
専門性が読んでいてハッキリとわかる人のもの。現実社会で通用している人は、
ブログ社会でも通用しているわけです。趣味を追究した内容や、実体験に基づ
いたことを書いたものならともかく、よくわからない人による「オレが、オレが」の
論評ばかりでは読むほうもツライでしょう。』 (上記記事(上)より引用)
なるほど・・・わかります。
たとえば、「専門家ブログ」や「広報ブログ」であるなら実名露出は必須ですね。
そして、そういうブログは現在も一定の効力を持っているように思います。
ただ、すべてのブログで「実名露出」が必要であるとは思いません。
たとえば、「404 Blog Not Found」の「Dan Kogai」氏は実名ですが、仮に
「Dan Kogai」というハンドルネームだったとしても、その影響力が大きいこと
にあまり変わりはないような気がします。
(リアルの活動には差が出ますから、まったく変わらないわけではありませんが)
それよりも、むしろ「書き方」や「立ち位置」のほうが重要なような気がします。
■ ブログの役割とは?
先の記事にはこうあります。
(『』内は引用です)
『 言いたいことをきちんと言える人は、どんどん出てこなければいけない。
いろんな人がいろんな意見を相手にわかるように表現する、というのは
非常に大切。会社でも政治でも通用するスキルだからです。その最初の
一歩としてブログにチャレンジする。 (中略)
ゲリラメディアであるブログで腕を上げ、既存メディアで活躍するような人
がどんどん出てくれば、新しい視点が社会に反映されるという意味でも
良いですよね。』 (上記記事(下)より引用)
これには、私も同意します。
表現する(書く)技術が、仕事の上でも重要なことであるというのは
間違いありません。
私の場合、元が理系なこともあり、文章で表現するのはあまり得意では
ありませんでした。現在は、文章を書くのも以前よりは慣れてきましたが、
そうなってみると、「書く」ことの重要さを強く実感します。
また、後半もそう思います。既存メディアはどうしても1つの見方に
偏りがちになるものです。
たとえば、私の専門分野で言えば・・・
昔は「時間管理」といえば、「仕事に優先順位をつけること」とよく言われ
ていました。しかし、「優先順位」だけでは、実際のスケジューリングで
いろいろ問題や矛盾が出てきてしまいます。
一方、「GTD」が関心を集めて一般誌などに掲載されると、今度は
「やることを書き出す」ことの重要性ばかりが強調されてしまいます。
これはこれで問題があります。本来なら「書き出す」ことだけではなく、
それをどうスケジュール化していくか?というところが重要なのに、
その点がほとんど触れられていなかったからです。
(なので、挫折する人が多いというわけです)
私のブログや本は、そういう記事を読んで矛盾を感じたり、実際に
苦労をしてきた人から支持される傾向があります。それは既存メディア
がフォローできていない部分を、いくらかは担うことができているという
証しだと考えています。 (←少しカッコつけすぎですね )
他にも、いろいろな分野で同じようなことがあると思います・・・。
たとえば、私が詳しい分野の「品質管理」の話で言えば、本になっている
ものの中には、あまり現場を知らない人が書いていると思えるものが
結構あります。本来なら、現場をよく知っている人、実践してきた人の
情報がもっと必要だと思うのですが、そういう人はなかなか表に出て
こないわけです。今までは。
もちろん、これに限らず、いろいろな分野で同じ状況はあると思います。
というわけで、「言いたいこと」がある人は、今からでも遅くありません。
ぜひ、書いてみてください。
今日の記事作成時間は65分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:52│Comments(0)│TrackBack(0)
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