2008年05月26日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「新入社員」の人へ ・ 「新入社員を受け入れる」人へ


こんにちは。水口です。
今日は「新入社員」の話です。


■ こんな研修・・・ どうなんでしょう?

こんな記事がありました。

asahi.com:プロレス研修で新入社員をシメる 厳しく鍛え直せ
- 週刊朝日・AERAから - 就職・転職


AERAに掲載された記事なので読んだ人が多いかもしれませんね。

「プロレス研修」というのは、プロレスのリングを作ったり、スクワットなどの
練習をしたり、という研修のようです。「体験型研修」ということでしょうか。

こういう「体験型研修」も、あっていいとは思うのですが、記事中のコメントは
・・・どうでしょうね(↓)。

 (『』内は引用です)
 
『 「手を替え品を替え、なんとか社会人にしようとしているが、20年以上も
競争を否定されて育ってきたんだからちょっとやそっとじゃ変わらない。
『教育』なんて甘いことをいっていられるレベルじゃない。もはや必要なのは
『訓練』です」』


と上記の記事にあります(上記研修を主催する企業CEOのコメント)。

また、記事コメント(編集者の)には、
 
『 大量にやってきて、問題を起こし、泡と消え去る新「バブル社員」。
甘やかす必要はない、訓練あるのみ! そんな境地の会社も出てきた。』


なんて書かれていたり・・・。
なんとなく、「おじさんの憂さ晴らし」の匂いが漂う記事になっています・・・。
(・・・もちろん、私も「おじさん」ですが、こんなに偏見を持ってないです)

少し前に『シュガー社員』や『ヘリコプターペアレント』という言葉が話題に
なったりするなど、「困った新入社員」についての話題には事欠きませんが、
私はそういう意見にはちょっと懐疑的な見方をしています。


■ 今の「新入社員」の意識の高さ

たとえば、私が前の会社に入社した頃(バブル直後)は、まだ終身雇用が
前提の時代でした。

それもあって「自分のスキルを磨く」という意識は薄かったですし、
自分のキャリア形成に自覚的な人は、いまよりもずっと少なかったと感じます。
(↑たとえば、給与よりもスキルアップできるか否かを重視する傾向など)

そういう面(環境が厳しくなったこと)の影響もあって、いまの新入社員の
方が、危機感や向上心を持っているように私には見えます。


実は、今日もある企業の新入社員研修として「タイムマネジメント」に
ついての1日研修を行ってきました。

まだ実地での仕事の経験が無い人に、「時間管理」「タイムマネジメント」に
ついて学んでもらうのは難しいところもあります(切迫感がまだないので)。
しかし、今日は皆さんちゃんと取り組んでくれていて、感心しました。

(もちろん、それはあくまでもその企業の話であって、全体がそうだとは
 限らないのはいうまでもありませんが・・・)


■ 「二極化している」ように感じるのはなぜ?

これは私が個人的に感じていることなのですが・・・、

現在の「新入社員」に近い世代(学生含む)は、先のスキルやキャリアなど
に対する意識の高い人と、そうでない人の二極化が進んでいる

ような・・・そんな気がすることがあります。

本当に二極化しているのか、それとももともとあった分布が顕在化した
(見えやすくなった)だけなのかは分からないので、簡単に結論は出せない
ということを前提しつつ・・・、こんな仮説を考えています。


たとえば、インターネットの普及等により、情報が入手しやすくなったという
環境の変化は、

 ・「情報を求める人」に数多くの機会を提供する

ことにつながるのは、間違いないでしょう。

その一方で、「情報化社会」(←この呼び方あまり好きではないですけど・・)
では、

 ・「情報に流される人」をたくさん生み出してしまう

という状況も生む可能性があります。
(もちろん、現在は趣味や嗜好に関する情報などは「多様化」していますが、
 多様化しても「流される」という意味ではあまり変わりはないのでは・・・?)

その結果、今の「新入社員」前後の世代は、意識の高い人、そうでない人の
差が激しくなっている(二極化している)のではないでしょうか・・・?
(危機感を持っている/持っていない という分け方でもいいかもしれません)


もし、この仮説が正しいとすれば、「意識の低い人たち」だけをやり玉にあげて、
先の記事のように、「いまの若いもんは・・・」と小言をいうのは、ちょっと違う
ような気もします(片面しか見ていないということ)。


■ 「経営マインド」を持った社員が育つ可能性も

若いうちから、自分のキャリア形成やスキルアップを意識したり、将来の
起業・独立も視野に入れることは、自分自身についての「経営マインド」を
持つことにつながります。

(たとえば、「将来のためのスキルアップ」に労力を投ずるのは、会社が
 設備投資や研究開発費を投ずるのと基本は同じです)

そういう意識を持っている人たちは、「将来の経営者」として有望なの
ではないでしょうか。

少なくとも、「終身雇用で会社におんぶにだっこ」的な考え方が強かった
「バブル入社世代」よりも、いいかもしれませんよ。
(↑私もこの世代にかぶっているので、厳しく見すぎかもしれません(汗) )



少なくとも、「いまの若いもんは・・・」 とひとくくりにしてしまうと、大事な
ものを見落としてしまう、ということを上の世代の者は意識しておくべき
ではないでしょうか。




「いまの若いもんは・・・」というのは、世代がうつりかわるたびに
常にいわれ続けてきたことです。だから、あまり真剣に考えるべき
ことではないかもしれませんけどね・・・。


今日の記事作成時間は53分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:54│Comments(0)TrackBack(0)

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