「大人×仕事」の時間管理と「子供×勉強」の時間管理の違い
こんにちは。水口です。
今日は、ある取材を受けました。
それに関連した話を少し。
■ 「親ゼミ」 ご存知ですか?
今日受けた取材(インタビュー)というのは、ベネッセコーポーレーションが
発行する「親ゼミ」です。
・・・と言ってもわからない人が多いと思います。
進研ゼミを受講しているお子さんの親御さん向けに発行されている情報誌
のことなんです。それの「中一」版です。
私は結婚暦はありますが子供はおりませんので、「親ゼミ」の存在は当然
知らなかったのですが・・・学年別に発行されているというのは驚きました。
それはともかく、今日の取材は、中学生が勉強するために時間管理の
ノウハウを活用するという観点での取材でした。
■ 勉強と仕事の違い
私は、「勉強」と「仕事」、それぞれの時間管理や長期スケジュール管理は、
基本的には同じ考えで構わないと考えています。ただ、それは特に「社会人
の勉強」について言えることです。
それ以前に「社会人」と「学生」の違いもありますから、学生さんの時間管理
は、なかなか社会人と同じにはなりにくいものです。ノウハウやテクニックの
面ではなく、それ以前の部分が違うからです。
というのは、大きく2つの理由があります。
1つは、やはり「切迫感」が違うことです。
社会人の仕事の場合、「計画的にやれない・・・」という場合でも、納期が
迫ってくると、なんとかがんばってやり遂げたりします。それはそれで長時間
残業などの問題がありますが、それはちょっと置いておいて・・・、
社会人の仕事には、それだけ「これをやらないとまずい」という切迫感が
あるということです。
学生の場合、特に中学生や小学生にそれと同じ切迫感を持てというのは、
難しいことです。
もう1つの理由は、「勉強」には終わりがないことです。
「仕事」の場合、具体的なゴールがあることがほとんどです。また、資格取得
を目的とした勉強の場合もゴールは明確です。しかし、学生の場合、特に
志望校が決まっていない時期などは、はっきりとしたゴールはありません。
そもそも勉強は「やれるだけやった方がいい」と考えるのが普通です。です
から、「とにかくここまでやろう」という目標を見定めにくいものになりがち
です。
(もちろん、勉強とはそういうものでも構わないのですが、「目標設定」が
あいまいになりやすい分、「仕事」の管理よりも難しいということです)
つまり、「時間を管理して、計画的に勉強を進めなさい」と言うのは
簡単ですが、実際にはむしろ「仕事」よりも難しい場合もあるという
ことです。
■ 子供の「時間管理」について
基本的に勉強というものは、(自分の興味に従って突っ走る場合には、
それ自体が楽しくて止まらないものになったする面もありますが、)「全般
的に成績を上げてほしい」という期待を背負ってしまうと、仕事以上に
難しい面があるわけです。
ですから、親御さんは、「お父さんは(お母さんは)仕事でがんばってるん
だから、お前が勉強でがんばるのは当たり前だ」・・・なんて簡単に思わ
ないほうがいいと思います。
まして、「計画的にやれないのはお前が悪い」なんて思っちゃダメです。
もしそれが、過去に自分ができもしなかったことだったらなおさら、
子供に押し付けるのはどうかと思います。
だからといって、甘やかせばいいというものでもありませんし、あきらめる
のも違うと思います。たとえば、「勉強時間をもう少し増やしたい」とか、
「もう少し計画的に進めたい」といった課題があるならば、アドバイスを
したほうがいいですし、やり方を一緒に考えるともっといいでしょう。
また、仕事と違って勉強の場合にあいまいになりがちな「目標設定」や
「目標達成のうれしさ」を、何らかの形で共有する工夫をしてみるのも
有効だと思います。
・・・ということを前提に置けば、「仕事の時間管理」で有効なやり方は、
「勉強の時間管理」にも使えるものが多いと考えます。
現在、学校では「時間管理」的なノウハウ、やり方を学ぶことは、ほぼ
ありません。もちろん、「時間を守る」ということについては、学校の中で
身につけていく部分が多いのですが、それはあくまでも「アポイントメント」
の管理に関するものであり、「タスク」を実行するための計画の立て方や
実行の仕方について教わることはありません。
これを、学生の段階で教えることは、将来のために必ず役に立ちます。
私はいつかそれを「当たり前に」学校で学ぶ時代が来ると思っています。
と、ここまでを前置きのつもりで書いていたら・・・、長くなってしまいました。
今日、本題として書こうと思っていたことは、また明日に書くことにします。
ちなみに、今日のインタビューが掲載されるのは、
「新しい学びのかたち」というコーナーです。
「親ゼミ」(中一版)の読者の方がおられましたら、
ちょっと見てやってください(10月号に掲載予定)。
今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:54│Comments(0)│TrackBack(0)
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