2008年07月21日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

いまは「時間を売買する」時代?


こんにちは。水口です。
今日は時間を買う話?です。


■ 「空き時間を売買する」というサービス

こんな記事↓がありました。
「知識を売りませんか」ピーポーズが“空き時間”の売買サービス

こう聞くと、「空き時間の売買」って何? と思いますよね。

「空き時間の売買」に近いものとして実用化されているサービスに、短期
アルバイトを仲介するサービスがあります。働き手は学生さんなどで、空き
時間があれば携帯でアクセスして「○時から○時」という短期(超短期?)
アルバイトするという使い方です。雇う側は飲食店などだそうです。

確か・・・「ガイアの夜明け」(という番組)だったと思いますが、飲食業界が
人手不足で、実際にこういう超短期アルバイトの手を借りている様子が
紹介されていました。


上記の記事にある「ピーポーズ」というサイトでは、これとは少し違う形での、
「空き時間の売買」を仲介しようとしています。


『』内は引用です)
 
『 pepozでは、他人に提供できるサービスを持つユーザーが、「キャスト」と
して自らの空き時間を登録。15分/30分/60分単位のいずれかで、
自らが設定した対価で空き時間を販売できる。』
 

とあります。携帯やSkype(インターネット電話の一種)などを利用して、
やりとりをするというものです。
 
『サービス内容は、「公序良俗に反していなければ単なるトーク、相談や
問い合わせの対応、朗読、ギャグでも構わない」(ピーポーズ代表取締役
の今泉大輔氏)が、登録前にピーポーズが審査を行う。 』
 

とありますが、実際にはアドバイザーやコンサルティング、コーチング的な
用途が多くなるのではないでしょうか。専門的な知識と時間を、伝えたい
人が売り、聞きたい人が買うというシステムになるのでしょう。


なぜ、こういうシステムを作ったのかという理由はこちら↓。
 
『 今泉氏は、pepozでインターネットの常識に挑戦すると語る。「知識の
流通は無料が当たり前になっている。Googleで検索できるテキスト情報
には価値があると言われているが、本当の価値はGoogle検索に載らない
『暗黙知』。例えば、20年以上の業務経験を持つ技術者は、一言二言を
伝えるだけで技術を伝授できることもある。こうした暗黙知をpepozでカバー
していきたい。また、専門知識を持つブログ運営者が、アフィリエイト以外の
副収入が得られるようにしていきたい」。 』
 

「ブログ運営者」うんぬんという記述があるのは、上記の「キャスト」に
なる人として、ブログの運営者を主な対象としているからです。

確かに、相手がどういう人かわからなければ、依頼しようという気に
なりませんから、ブログ運営者をターゲットにするのはいいと思います。

また、「Googleで探せない情報」に実は大きな価値があるということは
私も実感するところです。不特定多数の方が読むことを考慮して発信する
情報と、具体的な問題解決のために行うアドバイスは、その質が違うのは
当然です。


■ ネットと電話を介した「時間の売買」は成立するか?

ちなみに、私は仕事が立て込み気味なこともあって、このシステムに登録
するつもりはありません。しかし、興味深い試みだと思います。1、2年後に
どうなっているか、興味がありますね。


ちなみに、上記のサービスは15分、30分、60分という時間が選択できます。
実際には、そのうちの8分が接続と精算に使われますので、一番短いのは
7分ということになります。

7分で何ができるのか・・・ですが、その7分間をアドバイザー側が一方的に
情報を伝えるのであれば、それはブログやHP上でもできることです。そのため
にこのサービスを使うのはあまり意味がありません。
(厳しく言えば、情報発信者側の怠慢ともいえます)。

しかし、たとえば、「この問題がわからない」といった勉強についての相談
などなら、7分間でも充分にできるかもしれません。

また、ビジネス系の軽い相談、あるいはコーチング系のものならば、
60分あれば、それなりには話ができると思います。

ですから、使いようによっては、役に立つサービスになる可能性があります。



もちろん、お金を払ってまで依頼する人がどれだけいるか? というところが
未知数で、今後広がっていくかどうかはわかりません・・・。

というか・・・、「結局うまくいかないんじゃないの?」と思う理由はいくつも
考えられるのですが・・・、それをクリアしてうまくいってほしいなと思います。

※ この手のサービスでは、上でいう「キャスト」(アドバイザー)側に対して
   登録するだけで課金しようとするものが多いです。それは手っ取り早く
   お金を集めるためにはいいかもしれませんが、「キャスト」側からの信頼
   はなかなか得られないと思います。
   それと違って、上記のサービスは依頼が成立した場合にのみ、課金が
   発生するようになっています。この点は評価できますね。


■ 「時間の売り買い」的な仕事の仕方

さて、上記のサービスの話は置いておいて・・・、

「時間を売り買いする」と言ってしまうと、なんだか味気ない気もしますが、
今後は「時間の売り買い」的な働き方は増えてくるのではないかと、私は
考えています。なぜなら、現在一般的になりつつある「アウトソーシング」を
追求していくと、「時間の売り買い」に近い形になっていくはずだからです。

現在の「アウトソーシング(社外への業務委託)」は、ある程度まとまった
量の仕事を委託することを前提にしていますが、それをもっと細かく分けて
いけば、必然的に時間単位に近い、仕事の受発注になってきます。


また、この流れはもっと幅が広がってくると考えています。たとえば、
コンサルティングや企画などの知識産業的な仕事も、細かくアウトソー
シングすることが増えてくるかもしれません。

「必要なときに、必要なだけ社外の知恵を借りる」という感じです。

いわゆる「コンサルタント」には、「社長の話し相手・相談相手」的な
イメージもありますが、費用対効果にこだわっていくと、そういうあり方は
見直されていくのではないでしょうか。


もちろん、細切れに仕事を振られるのは、仕事をうける側としては大変です
から、抵抗も大きいと思います。しかし、大きな流れとしてそういう方向に
進むのは避けられないような気がします。

考えてみれば、昔と比べていろんな面で「時間の売り買い」は進んでいます。
「短期アルバイト」の話もそうですし、派遣で働くこともそれに近い面を持って
います。そういう流れが他の仕事に波及しないほうがおかしいと考えるべき
ですし、「自分の仕事だけはそうならない」とは考えないほうがいいのでは
ないでしょうか。

(なんだかせわしない話でもありますが、これは実力次第で評価されるという
 自由競争に近い面もありますから、決して悪いことばかりではないはずです)


そういう変化に対応するために一番必要なことは・・・、
結局、自分の実力を高めることが最も近道なのかもしれません。



今日の記事作成時間は90分でした。
(今日は結構書き直ししました・・・)

では、また明日!



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Posted by 水口和彦 at 23:53 │Comments(0)TrackBack(0)

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