2008年08月07日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「4S」・「5S」の意味をもっと分かりやすく


こんにちは。水口です。
今日は昨日の話の続きです。


■ 4Sと5S

昨日は「トヨタ生産方式」に関する本を紹介しましたが、
その中に「4Sと5S」という記述がありました。

(ちなみにその本がこれ↓)
amazon
ポケット図解 トヨタ方式の基本がわかる本
(Shuwasystem Business Guide Book)


4Sや5Sというのは、トヨタ生産方式に限らず使われている略語です。
会社によって4Sを使う場合と5Sを使う場合があって、その意味は・・・
上記の本から引用すると、
『』内は引用です)
 
『・整理  必要なものと不必要なものを区別する
 ・整頓  必要なものを、いつでも使えるようにしておく
 ・清掃  点検清掃を心掛ける
 ・清潔  整理、整頓、清掃を維持する』


↑ここまでが4Sです。  ↓これを加えると5Sになります。
 
『・躾   4Sを守るようにしつける』
 


私が以前勤めていた会社では、「5S」が使われていました。
最後の「躾(しつけ)」という言葉が、なんだか「上から目線」でちょっと
やだな・・・なんて思っていましたが、これは「習慣化」と解釈すればいい
と思います。
(・・・というのは私の解釈ですが、実際に最後のSを「習慣」と
 している企業もあるようです。おそらく同じ考えなのでしょう)


さて、この5Sですが、よく言われる割に、ちょっと意味が分かりにくい
言葉のように思えることもあります。

私は最初聞いたときに、「整理と整頓はどう違うのか?」
「清掃と清潔は同じじゃないの?」なんて疑問に思ったものでした。


■ デスクワーク・パソコン仕事版の5S

私は整理整頓が得意な方ではありませんが、その分、仕事に使うもの
については特に、心掛けていることがあります。

それが、意外にも? 5Sに当てはまることに気づきました。

ちょっと紹介してみます。

□ 整理 : 必要なものと不必要なものを区別する
  特に重要なのが「処理済み」と「未処理」の書類やメールを
  はっきり区別することです。

  仕事に使うデータ(ファイル)などは、最新版と旧版の区別を
  確実にすることも重要です。
  (※ ただし、余分な手間はかけない方向で)

  主に作業の対象となるもの(書類やメール、データなど)に
  ついて心掛けています。


□ 整頓 : 必要なものを、いつでも使えるようにしておく
  こちらは、「仕事の道具」になるものについて特に心掛けて
  いることです。

  私が割とこだわっているのは、必要なアプリケーションや、
  よく使うフォルダをすぐ開けるように工夫していることです。


□ 清掃 : 点検清掃を心掛ける
  これは未整理物を置かないことに相当します。

  たとえば・・・、パソコンのデスクトップにファイルを置くかどうか
  は意見の分かれるところですが、私は「置かない派」です。
  ショートカットの類もほとんど置きません。
  (いま確認したら、デスクトップ上のアイコンは4個だけでした)

  もちろん、「デスクトップ」を使わないことで作業効率が落ちる
  ようでは本末転倒ですが・・・色々工夫した結果、かえって
  作業効率が上がりました。 (この詳しい話はまた別の機会に)


□ 清潔 : 整理、整頓、清掃を維持する』
  清掃と清潔がどう違うのか? というと・・・、
  「清掃」の方は動詞  (= 行動)
  「清潔」の方は形容動詞 (= 状態)
  と考えればわかりやすいのではないでしょうか。

  こう考えると、「清潔」は、「良い状態をキープする」ことや、
  「時々見直してみる(その機会を持つ)」 ことだと考えられます。

  (この解釈、今回初めて気がついたのですが、わかりやすくて
   良いように感じています)


□ 躾   4Sを守るようにしつける
  これは、いかに「習慣にする」か、というもの。

  決めたやり方を守れないのなら、そこには何らかの「やりにくさ」が
  あるはずです。その「やりにくさ」を気合いで乗り越えるもよし、
  やり方を工夫するのもよし・・・ですが、私はどちらかというと
  後者のアプローチを取ることが多いです。

  (メールなどがその典型ですね。処理/未処理をフォルダ分けすると
   いう方法も一理ありますが、手間がかかりすぎてなかなか実行が
   伴わないので、もっと簡単に(でも確実に)区別する方法を編み
   出したというわけです)



■ 「5S」の解釈の仕方

先に述べた、私が昔感じた疑問については、こんな解釈をすれば
いいかなと考えています。

※ これは私の解釈なので、絶対的なものではありません。
   各職場で違う解釈がある場合は、そちらを優先してください。

「整理と整頓はどう違うのか?」 という疑問には・・・

  整理 → 書類やデータなどが対象
         (主に「流れている」もの)
  整頓 → 仕事に使う道具・備品などが対象
         (定位置に置いておくべきもの)

「清掃と清潔は同じじゃないの?」 という疑問には・・・

  清掃 → 片付けたり、散らかさないための「行動」のこと
  清潔 → 良い「状態」がキープできていること
         (チェックしたり、時に視点を変えて見直すこと)


こう考えると、説明しやすいですね。
よろしければ、使ってみてください。

私は、昔の自分に教えてあげたいです・・(笑)


今日の記事作成時間は48分でした。
では、また明日!



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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
作法、スマイル、セーフティなど5Sに何かもう一つ付け加え、6S活動とされている会社様もあるようです。
Posted by ウッチャン at 2008年08月09日 13:37
水口です。
ウッチャンさん、こんにちは。

6Sというのは知りませんでした。ありがとうございます。
そういうのもいいですよね。
「セーフティ」は工場での最優先事項ですし、当然大事なのですが・・・、
私は「スマイル」がすごくいいと思います。つい忘れがちなことですが、
これ1つで雰囲気が大きく変わりますよね。

うん・・・本当にいいですね。私もおぼえておきます。
Posted by 水口和彦 at 2008年08月11日 19:45
職場の衛生・健康クイズで5Sのことがありました。
5Sを実施することは働きやすい職場作りにもつながります。5Sのうち整頓とは「定位・定品・定量」の実践ですとありますがこれは、○×ですか。教えてください
Posted by みっちゃん at 2009年09月15日 16:43
水口です。
みっちゃんさん、ありがとうございます。

定位・定品・定量 (←通称「3定」)は、在庫管理に必要な項目として、
5Sとは別に述べられることも多いようですが、
(※「5Sと3定」のように、5Sと並立して述べられることもある)

・・・それはそれとして、

正しい場所に、正しい物が、正しい数量置かれていることは、
「整頓」の範疇に入ると思います。

「○」でいいんじゃないですかね・・・というか、私なら○にします。

「整頓」には「素早く取り出せるようにする」という意味合いもあるので、
整頓=3定ではない(整頓⊃3定である)という、ある種の意地悪問題で
ないことを祈ります・・・。
Posted by 水口和彦 at 2009年09月15日 22:09
 

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