「残業ゼロ」の人生力: タイトルにこだわらず、ぜひ一読を!
こんにちは。水口です。
今日は本の話です。
■ 「残業ゼロ」の人生力
今月出た本です。↓

「残業ゼロ」の人生力
トリンプの前社長であり、『デッドライン仕事術』 『残業ゼロ」の仕事力』
等々の著者でもある吉越浩一郎さんの新刊です。
同じ「残業ゼロ」でも、今度は「人生」についての話、
「ワーク・ライフ・バランス」で言う「ライフ」の部分の話です。
初めに言っておきますと・・・
この本はすべてのビジネスパーソンにとって「必読」と言っても
いいかもしれません。考えさせられることが多いですよ。
・・・というのが、私の率直な感想です。
でも、ちょっと抵抗がある人もいると思います。特にタイトルに
ある「残業ゼロ」という言葉に抵抗を感じる人は結構多いのでは
ないでしょうか。
「残業ゼロ」を推奨する人には共通するロジックがあります。
・ 残業をなくして、その分、仕事への集中力を上げよう
・ 逆にいえば、残業しているようでは、仕事の時間に
100パーセントの集中をすることはできない
・ 「残業しない」ことと「仕事に集中する」ことの両方に
取り組めば、仕事のアウトプットは決して減らないし、
人生も充実する
と、こんな感じです。
私も基本的にこのロジックには賛成です。
※ ただし、そういった「集中して仕事をする」「生産性の高い仕事をする」
という意味での「いい見本」になる人が企業の中に不足している
問題があり、これは結構深刻なことだと考えています。
しかし、「がんばって仕事をしているけれど、残業がゼロにはならない」と
いう人もいるでしょうし、「ゼロ」にすることにばかりこだわるのは何か違う
と感じる人もいると思います。この気持ちは私もよくわかります。
しかし、そういう人も、「仕事だけで人生終わっていいのか?」 という
疑問がどこかにあるのではないでしょうか。
この本(「残業ゼロ」の人生力)を読むことによって、それを少し考えて
みるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
■ 人生の価値は「本生期」にある?
著者の主張は、基本的にシンプルです。
・ 人の一生は「学生期」「仕事期」「本生期」の3つに分けられる。
・ いくら仕事で成功しても、定年後の本生期が充実しなければ
成功した人生とはいえない
(実際、仕事で成功しても定年後に寂しい人生を送る人もいる)
・ 定年後から何かを始めようと思っても遅い(夫婦の関係も含めて)
だから「仕事期」にも「本生期」の準備に使う時間が必要だ
というものです。
※ 定年後を「本生(ほんなま)期」と呼ぶのは、
「本当の人生、本番の人生、本来歩むべき人生」と
いう思いを込めたネーミングだそうです。
こうまとめてしまうと、「当たり前だ」と思われるかもしれませんが、
実際自分自身が「本生」のために何をしているか(できているか)、
この本を読むと考えさせられることが多いですよ。
「定年」とは、ある意味恐ろしいものです。私自身は「定年」のない仕事に
変わるという戦略を取りましたから、今はちょっと違うのですが・・・、
サラリーマンを続けていたとしたら、定年後に充実した人生を送るべく、
「仕事期」に何ができただろうか? と思うことはあります。
(『』内は引用です)
『 これまでは、マスコミが積極的にアナウンスしてこなかったこともあって、
そうも日本のサラリーマンは、定年後に控えている現実を正しく理解して
いないような気がします。定年後の生活を甘く考えすぎているといっても
いいかもしれません。
どんなに仕事が好きで、愛社精神にあふれている人でも、定年は来ます。
仕事が生きがいという人も、そこでその生きがいは終わりなのです。』
(62ページより引用)
こう聞くと、ちょっとドキッとしませんか?
「定年後はなんとかなるだろう」と甘く見ていたり、
「今はそんな余裕ない」と考えることを拒否している
自分がいるのではないでしょうか?
実は、私も(定年がないとはいえ)考えさせられるところがありました。
■ 「リタイア後の人生」についてのとらえ方
また、本書は、日本と海外(特に欧州)のリタイア後の人生に
ついての考え方の違いにも触れられています。
これ↓は私の体験談ですが・・・
昔、アメリカでショッピングモール内をお土産探しを兼ねて、
1人でうろうろしていたときの話です。
その中に「グリーティングカード専門店」みたいなお店がありました。
たくさんのカード(誕生祝い等々)があるので面白がって見ていたら、
かなりな数の「Happy Retirement !」カードがあることに気づきました。
見てみると、結構ほのぼの、のほほんとした絵柄のカードが多いです。
「これって・・・日本の定年退職のイメージとは合わないなあ・・・」 と
思ったのを覚えています(それくらい印象的でした)。
日本で「定年」というと、どうしても少し寂しいイメージがつきまといます。
「お疲れ様でした」という言葉はあったとしても、「うらやましいですね」と
いう言葉はあまりないような・・・。
本書は、そういう日本の「定年」のイメージに異論を唱えています。
あまり私が言うよりも・・・ぜひご一読ください。
ちなみに私は、「リタイア」した後にもできる趣味として、
スクーバダイビングがあるのですが、他にもやりたいことが
あるのじゃないの?(やってみたら?) という気がしてきました。
私にとってスクーバは一時は「本業」にしようかと思ったことも
あるくらいハマったものです(だからインストラクターにもなりました)
今は本業にするつもりはないのですが、趣味としても、年齢に
あまり関係なくできる、いい趣味だと思いますよ。
今日の記事作成時間は51でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 21:03│Comments(2)│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
「ほんなま」って。。ほんせい?
Posted by jk at 2008年08月16日 06:18
水口です。
jkさん、ありがとうございます。
「ほんなまって・・・」って、確かに思いますよね(私も思いました)。
ただ、著者はこう呼んでいるんです(ふりがな付きで書いてあります)。
「ほんせい」だと耳で聞いたときにイメージしにくいから
かもしれませんね。
jkさん、ありがとうございます。
「ほんなまって・・・」って、確かに思いますよね(私も思いました)。
ただ、著者はこう呼んでいるんです(ふりがな付きで書いてあります)。
「ほんせい」だと耳で聞いたときにイメージしにくいから
かもしれませんね。
Posted by 水口和彦 at 2008年08月16日 16:17
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