2008年09月02日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「ワーク・ライフ・バランス」の特効薬は「無駄な仕事を減らす」こと?


こんにちは。水口です。
今日は、「ワーク・ライフ・バランス」の話です。


■ 「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する意識調査」

こんな記事がありました。

仕事優先、望むのは2%=現実は半数近く−内閣府調査
(時事通信) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)
 
『 内閣府は2日、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)に関する
意識調査結果を公表した。「仕事優先」を望む人は2.0%しかいない
のに、現実は半数近くの48.6%が仕事優先になっているとの実態が
分かった。内閣府は「企業トップや役員への働き掛けを強化したい」と
している。』


とあります。

詳しい調査結果はこちら↓のpdfファイルにあります。
http://www8.cao.go.jp/wlb/research/pdf/wlb-net-svy.pdf

ちなみに、内閣府は「カエル!ジャパン」というキャンペーンを
実施しています。ご存じでした?
(上記pdfもこのHP内にあります)
仕事と生活の調和推進(ワーク・ライフ・バランス)ホームページ


さて、この調査、上記記事にもありますが、
「仕事」、「家庭生活」、「地域・個人の生活」という3項目に分けて、
どれを優先したいかか?(単独または複数選択)という質問に対する
「仕事優先」の回答は2%。現実は48.6%という結果になっています。

※ 「仕事優先希望が2%とは、少なすぎるんじゃない?」 と思う方も
   おられると思いますが、これは「仕事」を単独で優先したい人が2%と
   いう意味です。「仕事と家庭」「仕事と家庭と地域・個人」の選択肢を
   合わせると半数以上になります。


■ 「あなたのワーク・ライフ・バランス度を点数とすると何点か?」

上記の記事にはありませんが、同調査(上記pdf)の中には、
「あなたのワーク・ライフ・バランス度を点数とすると何点か」という
質問があります。その結果は・・・

  ワーク・ライフ・バランス度は、平均51.2 点

という結果になっています。

なかなか、低いです・・・。

これは、「仕事の時間が長い」ことも原因でしょうし、それ以外に
「学習・趣味・スポーツ」、「地域活動」などのために「時間を作れない」
「機会があまりない」ことも原因かと思います。

※ この2つの項目については、非就業者でもあまり満足度が高くない
   という結果が得られています。
   (pdf内のページ数で9ページ(=ファイル全体の10ページ)にあります)

「仕事の時間が長すぎる」ということが一番の問題でしょうけど、それ以外に
「時間の使い方がうまくコントロールできていない」ことが原因としてありそう
です。


■ 「ワーク・ライフ・バランスが実現された社会」に近づくためには?

さらに・・・ 「ワーク・ライフ・バランスが実現された社会」に近づくため、
どのような企業の取組が必要か」 という質問に関して、

「仕事のやり方」という項目の中で
・無駄な業務・作業をなくす            : 77.0%
・取引先や下請企業に無理な要求をしない   : 62.1%
・年休の取得計画をつくる             : 58.9%
・仕事の量を減らす                 : 36.6%
・もうからない仕事をやめる             : 25.8%

となっています。
(数値は「非常に重要」と「重要」の回答の合計です)

この結果、ちょっと面白いです。

「仕事の量を減らす」「もうからない仕事をやめる」という回答に比べて、
「無駄な業務・作業をなくす」という回答が突出して多いです。つまり、

  「もうからない仕事をやめる」とまでは言わないけれど、
  「無駄な仕事」はやめようよ

ということですね。言い換えれば、それだけ「無駄な仕事が多い」と
感じている人が多いということではないでしょうか。


また、「経営者の意思決定・施策」という項目の中の「社員を増やす」の
回答は36.8%と、あまり多くありません。

つまり、働いている人の感覚として、

 ・「社員を増やせ」とまでは言わない
  (そこまでやるのが大変なのは理解できる)

 ・でも、「無駄な仕事」は結構あるし、それを無くすだけでも
  ワーク・ライフ・バランスは、かなり改善するはず

という感覚があるように読み取れます。

面白い結果ですし、私も元大企業勤めの経験から、納得できるものが
あります。(一般的に大企業の方が「無駄な仕事」は多い傾向があります)


また、同じ質問で「トップの責任」という項目は
・管理職の意識改革を行う           : 82.9%
・社長や取締役がリーダーシップを発揮して : 82.4%
 ワーク・ライフ・バランスに取り組む     
・管理職以外の社員の意識改革を行う    : 75.7%

といった項目が多くなっています。「無駄な仕事を減らす」という意味でも
「管理職の意識改革」に期待するところが大きいのかもしれません。


■ 「無駄な仕事を減らす」ためには?

この結果を見ると、「無駄な仕事を減らすためには、どうしたらいいのか?」
ということを考え、実行することがワーク・ライフ・バランスのために重要だと
いうことになります。(トップや管理職も、担当者レベルでも)


これについては、またあらためて書いてみます。「無駄な仕事を減らす」こと
は、古い言い方では「BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング」であり、
最近話題になるのは「ERPパッケージ」という業務システムの導入による
効率化ですね。

「時間管理」は、これらと直結はしてないのですが、個人個人の「無駄な仕事
減らし」や、「無駄な仕事を洗い出す」ためのきっかけとして役に立つものです。



今日の記事作成時間は49分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 20:15 │Comments(0)TrackBack(0)

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