2008年09月04日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「前向き」だけでは、「ムダ」は減らせない!?


こんにちは。水口です。

一昨日昨日に続いて、今日も「ムダな仕事」についての話です。


■ 「ムダな仕事」に気づかない人、気づく人

「ムダな仕事」のなかには、

   ふだん意識している「ムダな仕事」

   ふだんあまり意識しない「ムダな仕事」


の2種類があるという話を、昨日しました。その仕事が「ムダじゃないか」
と気づくのは、簡単なようで案外難しい場合があります。

特に、毎日、あるいは毎週やっているような仕事は、すっかり慣れて
しまっていますから、あらためて「ムダ」に気づかないこともあります。
特に、真面目な人、前向きな人ほど、その傾向が強いように思います。


逆に、普段文句が多かったり、ネガティブなことばかり言っていたり、
「この仕事嫌い・・」という雰囲気をかもしだしているような人が、
ときには鋭い「ムダ」の指摘をすることはないでしょうか?

経験的に感じるのですが・・・、
「この仕事が好き」「仕事が楽しい」と感じている「前向き派」の人よりも、
「こんな仕事イヤだ」「仕事が楽しくない」という「後ろ向き派」の人の方が、
鋭い「ムダ」の指摘をすることがあります。
(「鋭い指摘」以外の、「単なる文句」も多いですけどね・・・(汗) )


■ ムダな仕事を変える人、変えない人

では、そういう「後ろ向き派」の人が、「ムダな仕事」を削減してくれるかと
いえば、そんなことはほとんどありません。

昨日紹介した↓このステップで言えば、

  □ ムダな仕事に気づく
       ↓
  □ ムダな仕事を無くそうと決意する
       ↓
  □ 改善する


「後ろ向き派」の人は、最初の「ムダな仕事に気づく」ところまで達しても、
その後、「変えていこう」とはなかなか考えないですし、積極的に改善しよう
とすることも、ほとんどありません。

上記の3ステップで言えば、最初のステップはクリアするのですが、2番目
以降には至らないわけです。


逆に、「前向き派」の人は、「気づいたことは変えていきたい」とは思って
いるのですが、「ムダな仕事に気づく」という点においては、「後ろ向き派」
の人ほど、鋭く見通せないところがあります。

3つのステップで言えば、最初のステップが弱いわけです。


■ 「前向き」と「後ろ向き」の組み合わせ

つまり・・・、「ムダな仕事」を減らすためには、「後ろ向き(現状否定的)」な
ものの見方と、「前向き(現状肯定的・かつ積極的)」なものの見方や行動力
の組み合わせが最強だということです。

たとえば・・・、

「前向き派」を自認する人は、「後ろ向き派」の人のことを「文句ばかりで
何もしないやつ」と捕らえがちです。それはその通りなのですが・・・(笑)。
だからといって、「後ろ向き派」の意見を全否定してばかりというのも
もったいない話です。ときには鋭い指摘もありますから、耳を傾けてみる
価値はあります。


あるいは、「前向き派」的な人ばかりのチーム、グループでは、「これって
ムダじゃないの?」という、思い切った指摘をする人がぜんぜんいない
場合もあります。そんな場合は、誰かが、現状批判的なものの見方を
したり、それを言ったりする役割を担うべきなのかもしれません。

これは微妙に「悪役」的な役回りですが、そういうことを思い切って言う
人がいない組織は、現状維持傾向が強く、長期的にはダメになっていく
傾向があるように感じます。



「後ろ向き」思考を全否定しないこと、ときには「後ろ向き」思考に耳を
傾けることは、意外に大事なことではないでしょうか。

もちろん、「後ろ向き」が多数派になってしまうと、まずいですけどね・・・(笑)



この「前向き」と「後ろ向き」、一般的に「前向き(ポジティブ)」はよくて、
「後ろ向き(ネガティブ)」は悪いというイメージがあります。

私も個人的には、基本「前向き」のほうがいいと思っていますが、
いくらかは「後ろ向き」な要素も必要だと考えています。
(組織も個人も同じだと思います)


今日の記事作成時間は49分でした。

では、また明日!


このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦 at 23:55 │Comments(2)TrackBack(0)

時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2007 BizARK Inc. All rights reserved.
この記事へのトラックバックURL
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/k_minakuchi/51725678
この記事へのコメント
こんばんわ。

「前向き(ポジティブ)」と「後ろ向き(ネガティブ)」という色分けはよく見られますね。
これは通常、仕事へのスタンスに対する分類でしょうが、仕事を車の運転に置き換えてみれば、「前向き派」と「後ろ向き派」の対立というのは急に滑稽に感じるようになります。

車の運転では、「前ばっかり見てる運転」も「後ろばっかり見てる運転」も事故の元です。
そして、仕事へのスタンスもまた、車の運転のようなものなのかと私は考えています。

つまり、自分の視点が前後のどちらに偏りがちだというクセは理解しつつも、仕事の仕方自体が自分の個人的な性質にむやみに支配されてはいけないと思うわけです。

簡単なことではないんですが(汗
Posted by ☆shinchan☆ at 2008年09月07日 00:07
水口です。

shinchanさん、こんばんは。

『車の運転では、「前ばっかり見てる運転」も「後ろばっかり見てる運転」も事故の元です。』
というコメント、まさに言い得て妙ですね。

「後ろばっかり見る」よりは、「前ばっかり見る」方が相当安全ですが、
「前を見る」ことが「かたくなに後ろを見ない」ことになってしまっていては、
ちょっと困りますよね。

こういうのは「思考のクセ」のようなものでもあり、知らず知らずのうちに周りの人
(やメディアなど)に影響されるものでもあり、簡単にコントロールできるものでは
ありませんが・・・私の理想は、8:2くらいですかね(←感覚的ですみません(笑))




Posted by 水口和彦 at 2008年09月10日 18:10
 

※ スパムコメント対策として、半角の「!」は使用不可の設定にしています。
  申し訳ありませんが「!」は、全角文字を使用していただけますよう、
  お願いいたします。