2008年11月05日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「あなたの集中力が続く時間は?」


こんにちは。水口です。
今日は「集中力」の話です。


■ あなたの集中力が続く時間は?

こんなアンケートがありました↓

Yahoo!ニュース - 意識調査 - あなたの集中力が続く時間は?

 (『』内は引用です)
 
『生徒の集中力を保つことなどを目的に、一部授業を1コマ25分の短時間授業
にしている中学校があります。あなたが勉強や仕事をしている時、平均して集中
力はどれくらい続く?』


という質問です。

回答の結果は・・・
 
『〜5分   6%    2520 票
〜10分   7%    2873 票
〜20分   11%   4825 票
〜30分   27%   11783 票
〜40分   9%    3846 票
〜50分   7%    2820 票
〜60分   19%   7986 票
〜70分   2%    472 票
〜80分   1%    324 票
〜90分   5%     2165 票
もっと続く  11%   4455 票 』


となっています。

30分以下という回答が思ったよりも多いなという印象です。そういう意味
では、上記の「25分」という短時間授業という試みは正しいということに
なるかもしれません。

ただ、学校では、「集中して授業を受けてもらう」ことも大事ですが、それと
同時に「集中できる力を養成する」という効果も期待されているはずです。

生徒に合わせて授業を短時間化することが、必ずしも正しいとは言えない
のではないでしょうか・・・? 個人的には、小学生ならともかく、中学生に
は授業の50分を集中するという経験を積んでほしいように思います。


■ 集中力は環境にも左右される

話は変わって、仕事の場では・・・

「仕事」に限定して、「集中力が続く時間」を考えてみた場合、自分の集中力
が続く時間がどれくらいなのか、あまりピンとこない人もいるかもしれません。

というのは、多くの職場では、「30分」たりとも、集中させてもらえない環境
が当たり前になっているからです。自分の集中力の持続時間に達する前に
電話や人などによるジャマ(というと言葉が悪いですが・・・)が入ってしまい
ます。

また、現在は、プライベートな時間も含め、「メール」による中断も多くなって
いますから、全体に「集中する機会」が少ない環境になっています。
(上記の「授業」は、その数少ない場でもあります)


集中力の持続時間は、こういった環境の影響も大きいかもしれません。

経験的には、「集中する機会が多いほど、集中力の持続時間も延びる」と
感じます。そして、その逆もあるのではないでしょうか。(集中する機会が
少ないと、集中力の持続時間が延びない、または短くなるということです)


これはちょっと怖い話で・・・、意識して「集中できる状況」を作っている人と、
そうでない人は、年数が経つにつれ大きな差が生じるということになるの
かもしれません。この説が正しいかどうかはまだ分かりませんが、できる範囲
で「集中する」環境は意識した方がいいと思います。


■ すぐできる「集中する環境作り」

集中する環境を作るために、すぐできることもあります。

たとえば、職場では・・・

  2時間メールを見ないで仕事をする

というのが、その1つです。

パソコンに「メールを受信しました」という表示が出ると、つい気になってしまう
ものですから、その表示を切るか、メールソフトを開かずに、2時間仕事をして
みます。普段よくメールを見ている人は、これだけでも格段に集中しやすくなり
ますし、仕事の能率も上がります。

「メールを見ない」ことに抵抗のある方もいるかもしれませんが、2時間くらい
なら、会議に出ていると思えば、許容できる時間のはずです。


また、家では・・・

  テレビをつけっぱなしにしない

というのが、最もお手軽で効果のある環境作りです。


■ 集中力の持続時間は延びる?

集中力の持続時間に話を戻しまして・・・、

集中力の持続時間は対象や、状況によって変わるものですから、単純に
「○分」と言い切れるものではありませんが、個人的には「90分1セット」
という感覚が割としっくりくるように感じています。


こういう持続時間のペースを守った方がいいという人もいます。たとえば、
「50分集中して10分休憩」のようなペースを決めて、それを守るという
話です。「人間の注意力には限りがあるから、長時間集中しすぎるのは
あまり良くない」という主旨ですが・・・、私はこういう意味でのペース作り
はまったくしていません。

集中できていて、「まだいける」と感じるときには2時間を超えて作業する
こともありますし、それも集中力を延ばすトレーニングになる気がします。

※ 実際、昔よりも長時間集中できるようになったと感じます。ただし、
   これは仕事の内容が変わったことも影響しているかもしれません。



やや、とりとめのない話でしたが・・・、強引にまとめを。

面白い映画を見ている時などは、2時間以上集中していることを
思えば、人間の集中力は本来結構長く持続するはずです。

集中力が続かない・・・という人もあきらめずに、できる範囲で
「集中できる(集中を持続できる)環境」を作ることが、大事では
ないでしょうか。


(集中力に関する最近の記事です↓)
「集中力を高めるために何をしますか?」アンケート + 私のおすすめ

「子供の(自分も)集中力を高めるための、ちょっとした習慣



今日の記事作成時間は62分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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