2008年11月07日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「夢」や「目標」を持つよりも、もっと効果的なこと


こんにちは。水口です。

今日は昨日の手帳の使い方の話の続きをしようかと思っていたのですが、
その前にしなければいけない話がありました。(手帳の話の続きは明日します)



■ 葛飾区で講演を行います

まず、今週のメールマガジンの編集後記でもちらっと紹介した話です。

※ そういえば・・・
   このメールマガジンは「まぐまぐ」さんから発行させて頂いているのですが、
   今週号で、晴れて「殿堂入り」となりました。

   「殿堂入り」というのは、「まぐまぐ」で発行されているメールマガジンのうち、
   一定の基準(発行2年以上、読者数3000人以上)を満たすと認定される
   ものです。これも読者の皆様のおかげです。ありがとうございます!

   ちなみに・・・このブログとは別の内容で発行していますので、登録がまだの
   方は、ぜひこちらも合わせてお読みください。

   (登録はこちらでできます↓)
   カンタン!効果的な!時間管理術!メールマガジン - まぐまぐ!



・・・話を戻しまして、

明日(11/8(土))、参加費無料の講演会で講演致します。


「ビジネス支援講演会 夢をかなえる時間管理術」
日時: 11/8(土) 14:00〜16:00
場所: 葛飾区立葛飾図書館2階会議室

主催は葛飾区立葛飾図書館。市役所等の自治体で講演することは時々ある
のですが、図書館からのご依頼は初めてです。1年に1度ほど、ご利用者の方
向けに無料講演会を開催しておられるそうで、その役に選んで頂きました。

ちなみに、参加費は無料ですが、私は講演料を頂いております。
参加費無料だからといって、手を抜くことはありません(←当たり前ですが)


葛飾区民の方なら、予約は特に必要なくご参加できます。

先着方式(60名様)となっています。先日聞いた話では、例年の講演会では
入場できないということはないそうですので、ご安心ください。

※ 葛飾区内の図書館はいくつかありますので、「葛飾図書館ってどこ?」と
   思われた方はこちら↓でご確認を。(下の方に地図があります)

   葛飾図書館案内(葛飾区立図書館)



■ 「夢」や「目標」についての私の考え方

明日の講演のタイトルは、

  「ビジネス支援講演会 夢をかなえる時間管理術」

というものです。


「夢をかなえる」というフレーズ、私は普段はあまり使いませんが、今回は
「起業」を視野に入れた方も対象にした講演ですので、このタイトルで
いきます(珍しく「起業」の話も少しします)。

さて、その明日の講演の導入でする話ですが・・・、
今日は、この「夢」「目標」についての話をひとつ。



「夢」や「目標」という言葉は、いわゆる「成功」のために必要なもののよう
に言われることが多いですが、私は必ずしもそうとは思いません。

もちろん、「夢」や「目標」を持つことは良いことだと思います。たとえば私の
場合、現在のように独立してやっていけるようになることも、かつては「夢」と
して考えていたことでした。夢として考えることすら無ければ、実現しなかった
かもしれません。そういう意味では「夢」は大事です。


しかし、「夢」や「目標」を持つだけでは、それはかないませんし、
「夢」や「目標」がなくても、できることはあります。

これは時間管理と深く関連した話です。


■ 2つの感情

「夢」や「目標」を持つことには、2つの感情がともないます。

  「こうなれたらいいな」 「こうなりたい」 という期待

  「でも、やれないかも」 「失敗したらどうしよう」 という不安

この2つです。

期待と不安のバランスは、人によって違うと思いますが、両方の感情が
伴うことに違いはありません。


たとえば、「目標を持たなきゃ!」と強く思っていたとしても、毎日目の前の
仕事に追われてストレス満載の日々を送っているとしたら、新たに目標を
設定することは難しいものです。これはまさに過去の私の姿です。

先の「期待」と「不安」でいうと、「不安」が強いわけです。

実際、日々プレッシャーやストレスを感じている中で、さらに新しい目標を
追加することには心理的な抵抗が伴います。「これ以上無理」という意識
がどこかにあるんでしょうね・・・。

ですから、なかなか目標を現実的なものとして考えられませんし、場合に
よっては「現実逃避」のための目標になってしまったりします。
(「いつかやるぜ」と言いながら、いつまでも実行しないというパターンです)


私の場合、そんな状況を打開するために、時間管理が役に立ったわけです。

・・・というのは、仕事であれ、生活の中であれ、時間管理を行うことは、

  「○○をやる(いつやる)」 か決めて
            ↓
        それを実行する

というサイクルのくり返しになります。このサイクルの中で、

  (自分は)計画したことができる

という実感(「自分に対する信頼)を感じてこそ、夢を具体的に考えたり、
目標を設定したりできるようになる、というのが私の経験談です。


つまり、必ずしも「夢」「目標」が先行する必要はなく、

・ 毎日の(特に仕事の中での)時間管理を行う

  計画したことができる (=小さな成功体験)をくり返す
              ↓
・ 「計画を実行できる」という実感が持てる
(=自分に対する信頼)
  実際にそのための時間も作りやすくなってくる
              ↓
・ より自然な形で、「夢」や「目標」が思い浮かぶ
  より現実的なものとして考えることができるようになる


という流れもありだと思います。私の場合、漠然とした「夢」が、こういう
流れで、より具体的なものになっていったわけです。


だから・・・、

・ 現在特に「夢」が無い人にも時間管理をやってほしい

  (時間管理をやることで夢や目標が見つかることがあるから)

・ すでに「夢」がある人にも時間管理をやってほしい

  (夢や目標がより具体的になると同時に、時間を作れるようになるから)

というのが私の考え方です。

こういうと、時間管理を推奨するために無理にまとめた話っぽく
聞こえるかもしれませんが、本当に実感したことです。



一般的に、

 「夢」 → ロマンを感じる?  楽しそう  高尚なもの
 「時間管理」 → 現実的  仕方ないからやるもの  仕事中心

というイメージですが、私の感覚では両者は連続的につながっています。
「トップダウン的」と「ボトムアップ的」の違いと言ってもいいと思います。
(「夢」や「目標」を持つことを否定しているわけではなく、アプローチの
 方向は2つあるということです)

私の場合、「トップダウン」では結局うまくいかなくて、「ボトムアップ」で
変化を起こすことができました。そして、そのやり方の方が合う人は、
私以外にも大勢いるのではないかと思っているのですが・・・


というわけで、思い当たるところのある方は、時間管理をお試しください。
すでに時間管理を継続中の方は、あらためて「夢」や「目標」を考えてみると
以前とは違う感じ方ができるかもしれませんね。



今日の記事作成時間は87分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 21:57│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
本日は葛飾図書館で講演ありがとうございました。『夢をかなえる』というタイトルに心惹かれ、仕事の合間でしたが参加させて頂きました。(途中から入りましてすみません)会社に帰り、さっそく来年の3ヶ月計画設定シートをプリントアウトさせていただきました。来年は『夢』に期限を決めて必ず『目標』にします。具体的な手帳の整理の仕方はとても参考になりました。
Posted by ヤマさん at 2008年11月08日 23:41
水口です。
ヤマさん、土曜日はご参加ありがとうございました!

さっそくご使用頂きましてうれしいです。ぜひ、ご活用ください。

使ってみてのご質問などございましたら、ご遠慮なくメール、コメント等頂けますと幸いです。
(主にこのブログの中で回答されて頂いております)

では、今後ともよろしくお願い致します。
Posted by 水口和彦 at 2008年11月10日 19:45
 

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