イライラしないで!・・・ 「時間にルーズな人」への対処法
こんにちは。水口です。
今日は先日の講演で頂いたご質問に関連した話です。
■ 「時間にルーズな人」にはどう対処したらいい?
先日の講演で頂いたご質問の1つに
時間にルーズな人(時間を守らない人)にどう対処したらいいか?
というものがありました。
これ、なかなか頭の痛い問題です。「時間にルーズな人とは仕事をしない」と
いうわけにもいきませんから、自分が時間を意識するようになるほど、他の人
のルーズさにイライラいしてしまう・・・なんて場合もあります。
たとえば、会議の始まる時間になってもメンバーが集まらない、なんて話も
よくあるものです。また、相手が上司だと言いにくい・・・という、困った状況
もあると思います。
■ 対処法 その1: 時間が来たら始めてしまう
会議などの場合、対処法の1つは
とにかく、時間が来たら始めてしまう
ことです。
「時間になっても始まらない」ことは、必ず次回以降にも影響してしまいます。
「時間通りに始まらない」会議だと、時間通りに行こうとは思わない人が増える
のは無理もないことですよね・・・。ですから、とにかく始めることが大事です。
これは、前にもこのブログで書きました↓ 未読の方は、よろしければご参照を。
会議を定刻通り始めるための「キーワード」 (と、その他の作戦)
■ 対処法 その2: あえて半端な時刻を設定する
会議に限らず、待ち合わせなどでも、時間にルーズな人はいるものです。
そんな人への対処法として、
あえて半端な時間を設定する
という方法もあります。
たとえば、待ち合わせや会議などの時刻を「13時」ではなく、「13時15分」
にするというやり方です。
細かく時刻を指定された方が、より細かい時刻を意識するようになるという
心理的な効果を利用している・・・というと大げさですが、この方法にはそれ
なりの効果はあるようです。
■ 対処法 その3: 終了時刻も決めておく
また、当日の回答では、思いつかなかったことですが・・・、
終了時刻を決めておく
のも、時間にルーズな人に引きずられないために有効な場合もあります。
「終了時刻を決めておく」ことは、アポイントメントに使う時間を明確にする
という意味がありますので、元々おすすめしていることです。そして、これは
打ち合わせ等がダラダラ長くなってしまう状況を防ぐ効果もあります。
予定を決める段階で、「○時から」とだけ決めるのではなく、
「13:15〜14:15」のように決めておくわけです。
■ 部下が「時間にルーズ」な場合は?
ご自分の部下が「時間にルーズ」な人の場合、どう指導すればいいのかと、
頭を悩ませることもあるかと思います。
この場合、時間管理の鉄則の1つでもある、
「いつまで」よりも「いつから(いつやる)」
を意識した指導をすることが重要です。
ゴール時点の結果を問うよりも、スタート時点を意識させることが重要だと
いうことです。
たとえば、会議が10時に始まる場合、「10時」とだけ意識していると、
「10時になってから行動する」ことがよくあります。これだと、いつも少し
遅れてしまう「5分後行動」になってしまいます。
ですから、10時の会議なら、「9時55分に席を立つ」というように、行動を
開始する時間(スタートする時刻)を意識することが大事です。
そのためには、本人に時間管理を行ってもらうのが一番ですが、そこまで
できてない場合は、周りの人が見本となるのが効果的です。
会議室に向かうときに、「5分前だから、行くぞ」と声をかけるといった、
単純なことから、やってみてはいかがでしょうか。もちろん、自らも見本と
ならなければいけません。
最初は嫌がられるかもしれませんが・・・、「スタート」を意識してもらうためには
必要なことです。ちょっとしつこいくらいに続けてやってみると、相手も変わって
くると思いますよ。(「遅れた」あとでガミガミ言っても直らない人は直りません。
それよりも、こちらのやり方の方がかえって効果的なことも多いものです)
■ 「仕事の期限」に対するルーズさへの対処法は?
と、ここまでは「時間」に対するルーズさの話ですが、これに関連して、
「仕事の期限」に対してルーズな人もいます。
これは、「時間」のときとは、少し違う対処法が必要です。
・・・という話は、また明日にでも。
今日の記事作成時間は45分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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