時間管理を始めたい人へ−3 : 目標を達成するには足元から
こんにちは。水口です。
今日は、昨日の続きで、「時間管理を始めたい人へ」 の続きです。
■ 時間管理を行う、もう1つの目的
昨日は、
「時間管理を行う目的」
について、大きく2つのタイプに分かれる↓という話をしましたが、
現在の仕事や生活を改善したい
(仕事の効率を上げる・バタバタ感を減らす・残業を減らす)
達成したい目標がある
(新しい目標に挑戦するための時間を作りたい・計画的に進めたい)
今日は、この後者の「目標を達成する」ことについてです。
■ 遠くの目標よりも、足元から改善する
何か新しい目標に挑戦するために時間管理を始めたい、というのは時間管理
を始めるきっかけとして良いことだと思うのですが・・・・、実際始めてみても、
なかなか続かないこともあります。
特に、「時間が足りない」と感じる現状を抱えている人はそうです。
(↑私の体験談でもあります)
そういう場合は、その「新しい目標」ができないことに焦ってしまいがちですが、
そちらばかりに注目していても、事態はあまり改善しません。
現状(現在の仕事や生活)の方を改善することで、時間を作る必要があります。
そういう理由で、「目標を達成したい」という場合には、
遠くの目標よりも、まずは足元から改善する
ことに取り組んだ方が、かえって近道になる。というのが私の実感です。
そして、まずは足元(現状)から改善することが重要な、
もう1つの理由があります。
■ 「目標を設定する力」は「小さな成功体験」から
一般的に、 「目標」はあった方がいいし、無いなら目標を立てた方がいい
と思う方が多いと思います。ただ、やみくもに目標を立てても達成できるわけ
ではありません。
たとえば、現実離れした目標を立て、しかもその目標に関して大した努力も
していない・・・なんてことになると、目標は達成できないことが多いわけです。
何となく、「現実逃避」のために立てている目標、ちょっと悪い意味での「夢」の
ようなものです。私もそういう目標を立てて、達成できなかったことは多々あり
ました。
その逆に、自分に自信が持てず、目標を設定することに不安がある。だから、
小さすぎる目標しか立てられない、という人もいると思います。
そんな状況を変えていくためには・・・、私は1つしか方法は無いと考えています。
それは、
小さなことでもいいから「成功体験」を積み重ねること
です。
「成功体験」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、ここで言っているのは、
計画を立て、その計画を実行すること
のことです。
計画を立て、その計画を実行することを積み重ねることによって、自分自身が
「どれくらいやれるのか」がわかってきますし、逆に無茶な(現実離れした)計画を
立てても達成できないものだと実感します。
こういう経験を積み重ねることによって、人の計画力や目標達成力は上がって
くると感じます。
■ 「小さな成功体験」は日常の時間管理で得られる
とは言っても、特別なことをするのではなく、日常的な仕事や生活の中で、
「時間管理」を行うことが、この「小さな成功体験」になります。
私の経験談としても、結局は「目の前の仕事(当時の仕事)」の中で時間管理
を続けたことで、もっと大きな(将来の)目標のために行動できるようになったと
感じています。
これは、「計画したことを実行できた」という経験の積み重ねが、
少しずつ「自信」を作っていく、ということです。
つまり、日常の(目の前の仕事を含めた)時間管理を行うことが、実は将来の
目標に向かう力をつけることにつながっている・・・というわけです。
「自信」とか「目標に向かう力」というと、ちょっと大げさに聞こえるかもしれない
ですが、私はそう感じています。
現在、時間管理を実行している方は、少しずつですが着実に、そういう変化が
起こっていると思います。普段、自覚することはあまりないかもしれませんが。
また、↓これは、異論のある方もおられるかもしれませんが・・・、。
私はこの部分(小さな成功体験が自信につながるという部分)だけは、
いくら本を読んで勉強しても身につかないような気がしています。実際に
やってみることが必要です。(別に大それたことをする必要はなく、日常
(特に仕事)の中で、時間管理を行うことが、それに相当するわけです)
■ まとめ
遠くの目標よりも、まずは足元から改善する
というのは、「小さなことをコツコツやるのが偉い」といった意味ではなく
(それも大事ですけどね)、もっと実用的な2つの意味、
・ 日常(特に仕事)を改善しないと、なかなか時間は作れない
・ 日常の時間管理は「小さな成功体験」であり、その積み重ねが
もっと大きな目標に挑戦する自信の素になる
があるという話でした。
※ 現在は「目標」が無かったとしても、時間管理をすること自体が
(将来見つかるであろう)目標の下準備になるということでもあります
というわけで、現在「目標」がある人も、「目標」が無い人も、あせらずに、
まず足元(日常の時間管理)からやってみることが、とてもおすすめできると
思っております。
今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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