「理系の人は文章を書くのが苦手」 は本当か?
こんにちは。水口です。
今日は、いつもとちょっとちがう系統の話で・・・
「文章術」について考えてみたいと思います。
■ 「理系」の人は文章が苦手?
私は現在はこうしてブログを書いていたりしますし、本や他の媒体
(雑誌やWeb媒体など)でも文章を書いています。
後者は印税や原稿料を頂いていますので、「ある分野において」と
いう限定付きで、「プロ」として文章を書いているわけです。
(専業のライターの方のように、色んな分野で幅広くは書けませんが)
現在はそんな感じですが、元々は文章を書くのはとても苦手でした。
そもそも、中学高校の頃は「国語」が苦手でしたし、「作文」も苦手でした。
大学受験の時も、二次試験に国語や小論文がある学部は、最初から
選択肢にまったく入らなかったくらいです。
一方、数学や物理は得意だったので、根っからの「理系」タイプと言って
いいと思います。就職した以降も、短い文章はともかくとして、長い文章
を書くのは苦手でした。
そんな私も、現在はいろいろ文章を書くようになってきましたし、「うまい
文章」とはまだまだ言えないものの、昔ほどは「書く」ことに苦労しなく
なりました。
そうなってきて思うのですが、「理系だから文章を書けない」ということは
決してないように感じます。
■ 「文章」は「プログラミング」と同じ?
「理系」の人がすべてコンピュータのプログラミングができるかと言えば、
決してそういうわけではないのですが、比較的得意な人が多いとは思い
ます。
私の場合、大学は「理学部」でしたので、大学ではあまりプログラミング
関係は学びませんでした(そういうのは工学部の方がよく学びます)。
現在のIT業界や「プログラミング」の世界もあまり詳しいわけではないの
ですが、昔のプログラミング言語の「BASIC」には結構親しんでいました
し、大学の研究室では、制御やデータ解析用のプログラムを組んだりする
ことは割と当たり前に行っていました。
(現在は、ExcelのVBAや、Web用のPHPを少しさわる程度です)
ですから、ある程度は、コンピュータの「プログラミング」については知って
いるわけですが・・・最近、
文章(特に長い文章)を書くことは、
プログラムを書くときと「頭の使い方」が似ている
と、よく思います。
漠然とした言い方で申し訳ありませんが・・・、感覚として、「頭の使い方」
が似ているように感じます。
考えてみれば、「プログラム言語」を使うのか、「日本語」を使うのかという
違いはあれど、どちらも「言語」を使って何らかの論理を構成していくもの
である以上、共通点があっても不思議ではありません。
■ 理系の人も、文章がうまくなる方法がある?
そう考えると、「理系だから、文章を書くのが苦手」と決めつけるのは、
ちょっと違うのではないかという気がしてきます。
(私は、長い間そう感じていました)
私の場合は、どちらかと言えば「数をこなす」ことを通じて「書く力」を
高めてきましたが、もっと効率良く「書く力」を高めることはできそうな
気がします。
たとえば、
・ 自分の言いたいことを論理立てて構成していく技術
・ 言語としての特性
(特に接続詞の使い方)
などをちゃんと押さえていけば、理系の人も、もっと文章を書きやすく
なるのではないか? そう感じています。
特に、接続詞の使い方は、学校であまりちゃんと習っていないような
気もします。プログラミング言語のように、論理的に明確に学ばす、
どこか感覚的なものとして学んできたので、かえって使いこなすのが
難しくなってしまったのではないか? という気がします。
たとえば、私もよくあったのですが、普通に書いていると、
○○は□□である。・・・・
しかし、○○は・・・
しかし、・・・
と、一段落中に逆接の「しかし」が二回でてきてしまって困ることが
あります。こうなると、その段落で何が言いたいのか分かりにくくなり
ますから、あまり良くありません。
こういう場合、「一方」とか「その反面」という言葉を使って書き換える
方法もありますし、私も使ったことがあります。ですが、できれば、段落
構成そのものを見直した方が、読みやすい文章になります。
こういう「作文の技術」的なものって、学校でもあまり教わってこなかった
ですし、自分でもなかなか勉強しにくいものだと感じます。
もう少し、こういった部分が充実してくると、「理系」の人にとって、(それ
だけでなく文系の人にとっても)文章を学びやすくなるのではないか?
と感じます。
「本」で言えば、私の場合、樋口 裕一さんの本が参考になりましたが、
(何冊か読みました。内容は少しかぶっていましたが・・・)
もっと「技術」的なアプローチをしてもいいような気がしています。
樋口 裕一さんは↓この本で話題になりましたが、文章術の分野で
良書を出しておられます。たくさんありすぎて、どれを読めばいいのか
わかりにくいのですが・・・(汗)

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)
「文章術」については、今後も私なりにできる情報発信やノウハウの開示を
していけたらいいなと考えています。
というのは、これだけ本(ビジネス書)がたくさん出ている割に、「理系の人」が
書いた本がまだまだ少なすぎると感じているからでもあります。
特に、日本の製造業の中には、まだまだ公開されていない知恵やノウハウは
たくさんあるはずです。「文章を書く」分野で、理系の人にもっと活躍してほしい
と、強く感じます。
今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)│TrackBack(0)
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この記事へのコメント
こんばんは。
「文系なので数字は苦手…」「理系なので文章は苦手…」というのはたまに耳にする言葉ですね。
しかしながら、広大な知の世界はほぼ全て、文系な側面と理系な側面を併せ持っていて、それを活用するビジネスの世界もまた、「文系」「理系」の区別をする意味を持たない分野がほとんどだと思います。
「文章で何かを伝える」ことは、社会に出るまでにどんな分野にいようとも、共通して求められるスキルであるはずなんですが…。
何を研究しようが、最後にはその結果を文章としてアウトプットしないといけないんですから…。
「文系なので数字は苦手…」「理系なので文章は苦手…」というのはたまに耳にする言葉ですね。
しかしながら、広大な知の世界はほぼ全て、文系な側面と理系な側面を併せ持っていて、それを活用するビジネスの世界もまた、「文系」「理系」の区別をする意味を持たない分野がほとんどだと思います。
「文章で何かを伝える」ことは、社会に出るまでにどんな分野にいようとも、共通して求められるスキルであるはずなんですが…。
何を研究しようが、最後にはその結果を文章としてアウトプットしないといけないんですから…。
Posted by ☆shinchan☆ at 2008年12月30日 20:50
過去を振り返ると「『漢字を覚える事』に重きをおいた(と思われる)授業」が多くて、「文章作成のテクニックを(体系的に)学校で習わなかった」様に記憶しています。
「文法」とか「文章の書き方」は、「ペーパーテストの点数upにあまり関係が無い」ので「生徒や親から苦情が来る」可能性もあるかもしれません。
中学時代の国語の先生に「それらしき話」を聞いた事もありますが。
文章の師と仰いでいた方(故人)は、文章作成のテクニックの1つとして「『アウトラインプロセッサー』の利用」を常々話しておられました。
>・ 自分の言いたいことを論理立てて構成していく技術
これなぞ、まさに「アウトラインプロセッサーを使う事で改善が見込まれる点」では無いかと思われます。
また、"とりあえず"アウトラインプロセッサに書き出しておく事でいつでも文章に加工出来ますから、便利に感じます。
最近、新聞記事でも接続詞を省く文章が多いせいか、文章や会話で接続詞を使うと「接続詞が気になる」と言われる事があります。
もしかしたら、「接続詞」って嫌われモノ?
「文法」とか「文章の書き方」は、「ペーパーテストの点数upにあまり関係が無い」ので「生徒や親から苦情が来る」可能性もあるかもしれません。
中学時代の国語の先生に「それらしき話」を聞いた事もありますが。
文章の師と仰いでいた方(故人)は、文章作成のテクニックの1つとして「『アウトラインプロセッサー』の利用」を常々話しておられました。
>・ 自分の言いたいことを論理立てて構成していく技術
これなぞ、まさに「アウトラインプロセッサーを使う事で改善が見込まれる点」では無いかと思われます。
また、"とりあえず"アウトラインプロセッサに書き出しておく事でいつでも文章に加工出来ますから、便利に感じます。
最近、新聞記事でも接続詞を省く文章が多いせいか、文章や会話で接続詞を使うと「接続詞が気になる」と言われる事があります。
もしかしたら、「接続詞」って嫌われモノ?
Posted by yume at 2008年12月30日 21:13
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