2009年01月16日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「オンとオフの切り替え上手」になるために、「オンの終わり」を大事にする


こんにちは。水口です。

今日は「オンとオフの切り替え上手になるには?」という話です。


■ 切り替え上手になるには、「オンの終わり」を大事に

本日、電話による取材を受けました。

あるサイトに載せる記事のために、「オンとオフの切り替えが上手くなるには?」
という一言アドバイスを求められたので、私の考えをお伝えしました。


オン(仕事)とオフ(プライベート)の切り替えが上手くなるにはどうしたらいいか?
その答は人それぞれ色々あると思いますが、私は、

  切り替え上手になるには、「オンの終わり」を大事にする

ことが、とても重要だと感じています。

もう少し具体的に言うと、

  オンの終わりの時間(仕事が終わって帰る直前)に、
  明日の仕事を確認すること

が、とても効果的です。

タスクを書き出した時間管理(特に「日付別リスト」でタスク管理をしている場合)
は、特に「明日の仕事を確認」しなくても構わないのですが・・・、それでも今一度、


  「今日やるつもりだったことは終わった」ことを確認する

  (できなかったものがある場合は、明日の計画を修正しておく)

  「明日はどんな仕事がある?」かを確認する

  (仕事量的にも「やれる」計画になっていることが確認できるとベストです)

これをやっておくのが効果的です。

※ 普段、タスクを管理していない人は、「明日やるべきこと」をメモに書き出す
   と、これと近い効果が得られます。


なぜ、こうすることが「オンとオフの切り替え」に影響するかというと・・・、

  「明日の仕事のことが心配にならないため」

です。

「明日は、色々仕事がある・・・」、「今週は忙しいから、明日からも大変だ・・・」等、
私たちは、意識的にも無意識にも、明日以降の仕事のことが気になってしまう
ものです。

そこで、あえて明日の仕事を見て(または書いて)、「明日も大丈夫!」と確認する
わけです。こうした方が、かえって「明日の仕事」をスッキリ忘れることができます。
忙しいとき、プレッシャーがきついときほど、これは本当に効きます(経験談です)。


「オンとオフの切り替え」というと、「オフの始まり」に注目しがちですが、私は経験
上、それよりも「オンの終わり方」の方が大事だと感じています。


  切り替え上手になるには、「オンの終わり」を大事にする


「切り替え上手」になるためのポイントを1つだけ選ぶとすれば、私は迷わず
これを選びます。



■ 前日に書き出す(確認する)ことと、当日に書き出すことの違い

さて、先のように明日の仕事を確認したり、書き出したりすることは、よく言われる
アドバイスの 『朝一番にやるべきことを書き出せ』 と、少し似ています。しかし、
私は朝ではなく、前日(あるいはもっと前)にやっておくことを強くおすすめします。


もちろん、朝一番に書き出すのも「頭を整理する」という意味ではいいです。
(何もやらないより、ずっといいと思います)

しかし、「朝に頭を整理する」というのは、言い換えれば、「前日の夜には
頭の中が未整理」
だということです。


これが「明日の仕事が心配」という気持ちにつながりやすく、そのせいでオンと
オフの切り替えがうまくできない(オフの時間に仕事を引きずる)ことがあります。

ですから、前日のうちに(あるいはそれよりも前に)仕事を書き出しておく。そして
それを確認する。翌日の朝一番は、それを「見る・確認する」だけでいいように
するのがおすすめです。

実際、私は(時間管理をやりながら)この方法を使うことで、朝の出勤時の気分
が大分違うことを感じました(本当に気分が軽くなりましたよ)。


■ 月曜日の朝(日曜日の夜)のためにもおすすめ

また、「月曜日の朝(または日曜の夜)は、さらに気分が重い・・」と感じる方も
おられると思います。特に、日曜日の夜に(月曜のことを考えて)気が重くなる
のは、多くの人が感じるようで、別名「サザエさん症候群」とも呼ばれています。

「日曜の夜(サザエさん症候群)」は、「仕事が始まる」ことだけでなく、「休みが
終わってしまったことの寂しさ」という少し違う要素もあるとはいえ、先の方法
は、やはり効果があります (どちらかと言えば、「月曜の朝」の気分の方が
より効果的ですが)。

これは、先ほどと同様に、「金曜日の帰る前に月曜の仕事を確認しておく」こと
が鍵となります。ただし、このときは月曜日だけでなく、翌週全体としても見て
おくと、さらに安心です。



これらの、帰る前の確認作業は、普段から時間管理ができていれば、すぐに
終わることです(「明日」だけなら30秒もかからないこともありますし、「来週」
を考えるときも、長くて2,3分もあれば充分です。

この数十秒、あるいは2,3分で、オフタイムの気分が違ってきますから、この
時間を惜しまずにやってみることは、とてもお得なことだと思いますよ。



今日の記事作成時間は45分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
「オンの終わり」を大事にする

これって当たり前のことのようですが、
当たり前にできていないキモの部分かもしれませんね。
Posted by makoto at 2009年01月22日 01:39
水口です。
makotoさん、ありがとうございます。

これは、私の経験談が色濃く出た話でもあります・・・(涙)
本当に、時間管理を行うこと、オンの終わりを大事にすることって
大きな違いを生むと思います。
Posted by 水口和彦 at 2009年01月26日 20:15
 

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